富樫 敬真(とがし けいまん、1993年8月10日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身のプロサッカー選手。メジャーリーグサッカー・アトランタ・ユナイテッドFC所属。ポジションはフォワード(FW)。
ミドルネームはグレイビル[2]。
来歴
プロ入り前
ニューヨーク州生。小学校の頃から横浜市に移住し、横浜市立駒林小学校に通う。横浜市立日吉台西中学校時代に、J1リーグ・横浜F・マリノスジュニアユースに入団[3]。しかし、ユースには昇級することができず[4]、日本大学高等学校を経て、関東学院大学に進学した。
2015年、練習人数が足りない時の練習生として、横浜FMの練習に参加していたが、8月に横浜FMの特別指定選手に登録される[5]。9月19日、FC東京戦に後半27分から途中出場でJ1デビューを果たし[6]、後半43分にデビュー戦初ゴールを飾った[7]。
横浜F・マリノス
2016年シーズンよりマリノスに正式に加入。3月12日、公式戦初スタメンとなった第1ステージ第3節のアルビレックス新潟戦にて先制点を挙げ、プロとしての初ゴールを記録した[8][9]。4月4日、静岡合宿に挑むU-23日本代表に初召集された。5月11日、ガーナ代表戦でU-23日本代表の初出場初得点を挙げたが[10]、リオデジャネイロオリンピックのメンバーからは外れた。
FC東京
2018年1月5日、FC東京への期限付き移籍が発表された[11]。4月18日、ルヴァンカップ第4節の横浜F・マリノス戦で古巣相手に移籍後初得点あげた[12]。リーグ戦では、ディエゴ・オリヴェイラや永井謙佑らとのポジション争いに敗れ、ゴールはわずか1に終わった。
FC町田ゼルビア
2018年12月21日、FC町田ゼルビアへの完全移籍が発表された[13]。2月24日、開幕戦の東京ヴェルディ戦で得点をきめて勝利に貢献した[14]。同年は30試合に出場。チーム2位の5得点を上げるなどと活躍を果たした。
V・ファーレン長崎
2019年12月27日、FC町田ゼルビアからV・ファーレン長崎への完全移籍が発表された。背番号は同じく9を背負う[15]。同年はチーム最多・自己最多の7ゴールを決め、チームのエースとして活躍した。
ベガルタ仙台
2021年8月12日、ベガルタ仙台への完全移籍が発表された[16]。
サガン鳥栖
2022年11月29日、サガン鳥栖への完全移籍が発表された[17]。
アトランタ・ユナイテッドFC
2025年1月8日、 MLS・アトランタ・ユナイテッドFCへの完全移籍が発表された。アメリカ国籍を保有するため、国内選手扱いとなる[18]。
人物
所属クラブ
個人成績
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2015 |
横浜FM |
37 |
J1 |
4 |
1 |
- |
- |
4 |
1
|
2016 |
17 |
18 |
5 |
3 |
1 |
4 |
0 |
25 |
6
|
2017 |
16 |
2 |
2 |
0 |
4 |
1 |
22 |
3
|
2018 |
FC東京 |
19 |
1 |
6 |
2 |
3 |
0 |
28 |
3
|
2019 |
町田 |
9 |
J2 |
30 |
5 |
- |
1 |
0 |
31 |
5
|
2020 |
長崎 |
34 |
7 |
- |
- |
34 |
7
|
2021 |
15 |
1 |
- |
2 |
0 |
17 |
1
|
仙台 |
42 |
J1 |
12 |
3 |
- |
- |
12 |
3
|
2022 |
J2 |
37 |
11 |
- |
1 |
0 |
38 |
11
|
2023 |
鳥栖 |
22 |
J1 |
22 |
5 |
0 |
0 |
1 |
0 |
23 |
5
|
2024 |
37 |
2 |
1 |
0 |
1 |
0 |
39 |
2
|
通算 |
日本 |
J1
|
128 |
19 |
12 |
3 |
13 |
1 |
153 |
23
|
日本 |
J2
|
116 |
24 |
- |
4 |
0 |
120 |
24
|
総通算
|
244 |
43 |
12 |
3 |
17 |
1 |
273 |
47
|
その他の公式戦
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本
| リーグ戦 |
期間通算
|
2018 |
F東23 |
17 |
J3 |
9 |
2 |
9 |
2
|
通算 |
日本 |
J3
|
9 |
2 |
9 |
2
|
総通算
|
9 |
2 |
9 |
2
|
代表歴
脚注
出典
- ^ @Graybil0810 (2020年9月24日). "僕本名は富樫敬真グレイビルっていうんですけど、". X(旧Twitter)より2020年9月25日閲覧。
- ^ “メクル第480号<旬感 V・ファーレン>FW富樫敬真選手(背番号9) チームのため献身的に”. 長崎新聞 (2020年8月22日). 2020年9月25日閲覧。
- ^ “富樫敬真選手 JFA・Jリーグ特別指定選手承認のお知らせ”. 横浜F・マリノス (2015年8月5日). 2015年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月14日閲覧。
- ^ 五輪世代の“新星”富樫ケイマン、途中出場デビュー戦で千金V弾(スポーツニッポン2015年9月20日 当日閲覧)
- ^ 富樫は、いまのところ一介の大学生に過ぎない(ザ・ヨコハマ・エクスプレス2015年9月20日)
- ^ 公式記録 2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第11節第1日・横浜F・マリノス1-0FC東京(J.League Data Site 2015年9月19日 2015年9月20日閲覧)
- ^ 【J1 2nd第11節】横浜FM、富樫デビュー弾で競り勝つ。大久保はJ1通算152得点(フットボールチャンネル2015年9月19日 2015年9月20日閲覧)
- ^ “【J1】終了間際の齋藤弾で横浜が今季初勝利! セットプレーから10人で守る新潟を攻略”. サッカーダイジェストWeb (2016年3月12日). 2016年3月12日閲覧。
- ^ “【横浜M】富樫プロ初先発1号!遠藤もデビューで初勝利に若手躍動”. スポーツ報知 (2016年3月12日). 2016年3月12日閲覧。
- ^ “富樫がループでデビュー戦弾「珍しく冷静になれた」”. 日刊スポーツ (2016年5月12日). 2016年5月13日閲覧。
- ^ FC東京、横浜FMからFW富樫敬真を期限付き移籍で獲得「覚悟を持って…」サッカーキング(2018年1月5日)
- ^ 富樫がFC東京史上最速12秒弾!古巣・横浜M相手に移籍後初ゴールデイリースポーツ(2018年4月19日)
- ^ 富樫敬真選手 加入のお知らせ, FC町田ゼルビア, (2018-12-21), http://www.zelvia.co.jp/news/news-133599/ 2018年12月21日閲覧。
- ^ 悲願のJ1昇格へ! サイバーエージェント元年の町田、“東京クラシック”制して開幕白星ゲキサカ(2019年2月24日)
- ^ 富樫 敬真選手 完全移籍加入のお知らせ, V・ファーレン長崎, (2019-12-27), https://www.v-varen.com/news/107677.html 2021年8月14日閲覧。
- ^ V・ファーレン長崎 富樫敬真選手 完全移籍加入のお知らせ, ベガルタ仙台, (2021-08-12), https://www.vegalta.co.jp/news-team/2021/08/post-524.html 2021年8月13日閲覧。
- ^ 富樫敬真選手 完全移籍加入のお知らせ, サガン鳥栖, (2022-11-29), https://www.sagan-tosu.net/news/p/6809/ 2022年11月29日閲覧。
- ^ atlutd. “Atlanta United signs forward Cayman Togashi | Atlanta United FC” (英語). atlutd. 2025年1月8日閲覧。
- ^ a b 【横浜M】イケメン大学生・富樫デビューV弾!(スポーツ報知2015年9月20日 当日閲覧)
- ^ “ゼルビアFW富樫敬真がFlowerの中島美央との結婚&妊娠を報告。「新たな命を授かっております」”. フットボールチャンネル. (2019年9月20日). https://www.footballchannel.jp/2019/09/20/post339284/ 2019年9月21日閲覧。
- ^ “長崎FW富樫敬真に第一子誕生、昨年9月に入籍「すべてを捧げて産んでくれた妻」”. ゲキサカ (2020年1月28日). 2020年2月4日閲覧。
- ^ “元アーティストの妻も登場! 鳥栖FW富樫敬真の記録達成セレモニーに反響「やば! 娘さん可愛すぎ」”. ゲキサカ (2023年7月4日). 2023年7月4日閲覧。
関連項目
外部リンク