手をとりあって
「手をとりあって」(てをとりあって、英語: Teo Torriatte (Let Us Cling Together)[注釈 1])は、イギリスのロックバンド・クイーンの楽曲。作詞・作曲はブライアン・メイ。1976年に発売されたアルバム『華麗なるレース』の結びの曲として収録されている。 曲中の日本語詞![]() 曲中では、同じ意味の歌詞が、英語と日本語の両方で歌われている。 英語
日本語
この部分は、来日時に通訳を担当していた鯨岡ちかが、ブライアン・メイの依頼を受け、英語の歌詞を翻訳して完成した[2]。 なお、本作の正式なレコーディングが行われる前の1976年9月18日にハイド・パークにて開催されたフリーコンサートでの東郷かおる子[注釈 2]の取材では、ロジャー・テイラーが「まだ内緒だけど、次に出すアルバムには、歌詞に日本語を交えた曲を入れる予定なんだ」と答えている[3]。 リリース本楽曲は、1976年12月18日に発売された5thアルバム『華麗なるレース』のB面5曲目に収録された。1977年3月25日に日本限定でシングルカットされ、B面には「懐かしのラヴァー・ボーイ」を収録。本シングルは、オリコンで49位を獲得した。 本アルバムの翌々年に発売した7thアルバム『ジャズ』に収録されている楽曲「レット・ミー・エンターテイン・ユー」の中で、"We'll sing to you in Japanese"(俺達は日本語でも歌う)という歌詞がある。 2005年・2008年にそれぞれ発売された日本限定で発売されたベスト・アルバム『ジュエルズII』『クイーン・イン・ヴィジョン 2008 〜グレイテストTV&ムーヴィー・ヒッツ〜』には、ハイデフィニションミックスされた音源が収録された。 2011年には、東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティーアルバム『ソングス・フォー・ジャパン』にも収録された[2]。2020年1月15日に日本限定で発売されたベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパン』の収録曲を決める投票では、3位にランクインした[4]。 ライブでの演奏日本公演でも演奏されており、クイーン + ポール・ロジャースのライブ映像作品『スーパー・ライヴ・イン・ジャパン』には、2005年10月27日にさいたまスーパーアリーナで演奏したときの映像が収録されている。 クイーン + アダム・ランバートのライブでは、ブライアンがギターの弾き語りで、本楽曲を演奏している[5]。2024年に日本で開催された「The Rhapsody Tour」では、アダム・ランバートも本楽曲を披露した[6]。 収録曲1977年版
プロモーションCD(2005年版)[7]
演奏
楽曲が使用された作品
収録アルバム
カバー本楽曲は、多くのアーティストにカバーされている。
備考
脚注注釈
出典
外部リンク |
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