案山子とラケット 〜亜季と珠子の夏休み〜
『案山子とラケット 〜亜季と珠子の夏休み〜』(かかしとラケット あきとたまこのなつやすみ)は、日本で生まれ育ったソフトテニスの誕生130周年を記念して製作[1][2][3]された映画。主演は平祐奈と大友花恋[4]。監督・井上春生、脚本・村川康敏。 ストーリー心に傷を負った小田切亜季は、中学3年生の夏に家族を置いて、父・雅也(小市慢太郎)が暮らす島へと単身引っ越して来る。亜季は、そこで同じ中学三年生の松丘珠子と出会う。 珠子は関東で開催されるインターハイ見学を口実に、亜季と共に東京へ出る。試合を観てソフトテニスの魅力を知った珠子は、強豪校のソフトテニス部にいた亜季に、「ソフトテニスを教えて欲しい」と頼む。一度はソフトテニスを諦めた亜季だったが、珠子の懇願に負けてコーチをする破目になる。村にはテニスコートがなく、亜季と珠子は瓦礫が山積みになった廃校の校庭をテニスコートにしようと、草むしりを始めた。しかし、役場職員の林田育夫が、2人の計画をやめさせようとする。廃校は売却し、記念碑を作る事になっていた。 亜季と珠子の奮闘を知った鏡八重は、覇気無く害獣駆除をしている村役場の臨時職員・青木真人を焚き付け、村長の渡辺忠太郎に直談判して、村を挙げて廃校の校庭にソフトテニスコートを作るよう要請する。 一方、亜季と珠子は夏の練習試合に出場すべくコーチを探していた。そして、インターハイ出場経験のある亜季の姉・美里(関めぐみ)を村に呼び、2人のコーチを頼んだ。その晩、美里が母を置いて農業を始めた父を責めて口論になり、小田切家が抱える問題が浮き彫りになる。その後、夏の練習試合で大敗した亜季と珠子は、実業団のコーチ・西園寺馨の指導を受け、更にソフトテニスでインターハイ出場経験のあった青木がコーチを買って出て、ソフトテニスに打ち込むことになる。その様子を珠子の父・修造や母・松子、兄の大樹らが離れて見守っていた。 亜季と珠子の奮闘に感化された青木は、村役場の仕事にも精を出すようになる。また、亜季も皆の助けによってトラウマを克服して成長して行く。やがて、村人たちに活気が戻り、廃校の校庭にソフトテニスコートが完成した。そして、亜季と珠子は、テニスコート完成記念試合に出場する事になる。 キャスト
スタッフ
脚注
外部リンク
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