森本世代(もりもとせだい)とは、TBS『SASUKE』に挑戦している有力選手たちを指す。SASUKEオールスターズやSASUKE新世代と同様に、メンバー達が結成したのではなく、番組側によって定義されたものである。
概要
史上4人目の完全制覇者である森本裕介を中心としたSASUKEの有力選手たちの総称である。メンバーの中では、2015年の第31回で完全制覇を成し遂げた森本と、高校生時代に3大会連続で1st STAGEを突破した経験を持つ佐藤惇が、既にSASUKE新世代として扱われていたが、第36回大会で多田竜也と荒木直之が自身初の1st STAGEクリアを果たしたタイミングで、番組内における森本と同世代の有力選手集団に対する呼称として「森本世代」「サスケくん世代」という用語が用いられるようになった[1][2]。
歴史
森本世代という言葉はSASUKE新世代よりも後に出来た言葉なのだが、荒木以外の4人は10代での出場経験があり、一部の新世代メンバーよりも初出場が早い。
2018年、第36回大会で森本裕介・佐藤惇・多田竜也・山本桂太朗・荒木直之の5人全員が1st STAGEをクリア。山本は2nd、佐藤・多田・荒木は3rd、森本は大会出場者100人の中で唯一FINAL STAGEに進出した[動画 1]。
2019年、第37回大会で多田が初めてFINALに進出[動画 2]。
2020年、第38回大会で森本が史上2人目の2度目の完全制覇を達成した[動画 3]。
2021年、佐藤が同年5月にアキレス腱を断裂した影響で6年ぶりに欠場。山本が自身初の3rd進出[動画 4]。多田が自身初の最優秀成績に輝いた[動画 5]。
2022年、第40回記念大会で5人全員が3rdまで進出。多田・森本はFINALに進出した(多田は3大会ぶり2回目・森本は2大会ぶり5回目)。
2023年、第41回大会で山本が自身初の最優秀成績に輝き、森本も歴代最多タイとなる8度目の最優秀成績となった。森本は7年ぶりに3rdでリタイアを喫した[動画 6]。それと同時に初めて出場した宮岡良丞が3rdのバーティカルリミット.BURSTまで進出し、森本世代を脅かす存在となる。
2024年、8月21日放送の『SASUKEワールドカップ2024』で、JAPAN Redとして森本・多田・山本が選出された[動画 7]。12月25日の第42回大会では、多田と森本が3rdのバーティカルリミット.BURSTでリタイアした挙句にライバルの宮岡がバーティカルリミット.BURSTを初めて突破したと共にFINALへ進出、最優秀成績を逃す。
メンバ―
詳細は個人ページなどを参照。
氏名 |
メンバーカラー[注 1] |
初出場 |
最終出場 |
出場数 |
2nd進出 |
3rd進出 |
Final進出 |
完全制覇 |
最優秀成績
|
森本裕介 |
水色 |
第18回大会 |
第42回大会 |
18回 |
12回 |
10回 |
5回 |
2回 |
8回
|
佐藤惇 |
黒 白 |
第21回大会 |
14回 |
13回 |
9回 |
0回 |
0回 |
0回
|
山本桂太朗 |
緑 |
第20回記念大会 |
11回 |
9回 |
4回 |
0回 |
0回 |
1回
|
多田竜也 |
黄色 |
第17回大会 |
11回 |
7回 |
7回 |
2回 |
0回 |
1回
|
荒木直之 |
ピンク |
第29回大会 |
10回 |
5回 |
4回 |
0回 |
0回 |
0回
|
一時期は宇賀神翔悟が「森本世代」と称されていた時期があったというが、本人は一切言及していない[動画 8]。
山本と荒木は慶応義塾大学山岳部の先輩後輩の関係(山本が1年先輩)。
戦歴
詳細は個人ページなどを参照。※18回はゼッケン争奪マラソン、25回は抽選でゼッケンを決定した。
第17回大会~第27回大会
大会 |
選手 |
ゼッケン |
STAGE |
結果 |
備考
|
第17回大会 |
多田竜也 |
39 |
1st |
ロープクライム |
タイムアップ、全カット
|
第18回大会 |
森本裕介 |
91(※) |
ジャンピングスパイダー |
張り付き失敗
|
第19回大会 |
森本裕介 |
71 |
ハーフパイプアタック |
ロープを掴めず
|
多田竜也 |
31 |
ジャンピングスパイダー |
張り付き失敗
|
第20回記念大会 |
山本桂太朗 |
1942
|
第21回大会 |
森本裕介 |
52 |
張り付き失敗、全カット
|
佐藤惇 |
44 |
ロッググリップ |
終盤
|
第22回大会 |
森本裕介 |
27 |
そり立つ壁 |
タイムアップ、全カット
|
第23回大会 |
佐藤惇 |
50 |
2nd |
サーモンラダー |
1→2段目
|
第24回大会 |
佐藤惇 |
78 |
3→4段目
|
第25回大会 |
佐藤惇 |
18(※) |
アンステーブルブリッジ |
1→2枚目
|
第27回大会 |
森本裕介 |
84 |
メタルスピン |
|
第29回大会~第33回大会
大会 |
選手 |
ゼッケン |
STAGE |
結果 |
備考
|
第29回大会 |
森本裕介 |
79 |
3rd |
パイプスライダー |
着地失敗、最優秀成績
|
山本桂太朗 |
91 |
2nd |
バックストリーム |
タイムアップ
|
荒木直之 |
92 |
1st |
ヘッジホッグ |
中盤、全カット
|
第30回記念大会 |
森本裕介 |
3000 |
2nd |
ウォールリフティング |
3枚目、タイムアップ
|
第31回大会 |
森本裕介 |
91 |
FINAL |
完全制覇 |
残り2.59秒、最優秀成績
|
第32回大会
|
佐藤惇 |
76 |
3rd |
ウルトラクレイジークリフハンガー |
1→2本目
|
荒木直之 |
72 |
1st |
ダブルペンダラム |
サンドバッグへの移行失敗、全カット
|
第33回大会 |
森本裕介 |
100 |
3rd |
フライングバー |
1→2皿目
|
佐藤惇 |
97
|
第34回大会
選手 |
ゼッケン |
STAGE |
結果 |
備考
|
森本裕介 |
100 |
3rd |
バーティカルリミット改 |
1本目中盤、最優秀成績
|
佐藤惇 |
96 |
ウルトラクレイジークリフハンガー |
1→2本目
|
山本桂太朗 |
74 |
2nd |
リバースコンベアー |
突入直後、タイムアップ
|
多田竜也 |
56 |
1st |
フィッシュボーン |
中盤、全カット
|
第35回大会
選手 |
ゼッケン |
STAGE |
結果 |
備考
|
森本裕介 |
100 |
FINAL |
綱登り |
残り約4m、最優秀成績
|
佐藤惇 |
97 |
3rd |
ウルトラクレイジークリフハンガー |
1→2本目
|
山本桂太朗 |
89 |
2nd |
スパイダードロップ |
|
多田竜也 |
68 |
1st |
ドラゴングライダー |
バーに届かず
|
荒木直之 |
67 |
跳躍失敗
|
第36回大会
選手 |
ゼッケン |
STAGE |
結果 |
備考
|
森本裕介 |
100 |
FINAL |
綱登り |
残り約50cm、最優秀成績
|
多田竜也 |
73 |
3rd |
バーティカルリミット |
2→3本目
|
佐藤惇 |
96 |
ウルトラクレイジークリフハンガー |
2→3本目
|
荒木直之 |
63
|
山本桂太朗 |
93 |
2nd |
ウォールリフティング |
3枚目、タイムアップ
|
第37回大会
選手 |
ゼッケン |
STAGE |
結果 |
備考
|
多田竜也 |
49 |
FINAL |
サーモンラダー15段 |
8→9段目、タイムアップ
|
佐藤惇 |
94 |
3rd |
クリフハンガーディメンション |
2→3本目
|
森本裕介 |
100 |
1st |
そり立つ壁 |
タイムアップ
|
山本桂太朗 |
90
|
荒木直之 |
57 |
フィッシュボーン |
逆回転地点
|
第38回大会
選手 |
ゼッケン |
STAGE |
結果 |
備考
|
森本裕介 |
100 |
FINAL |
完全制覇 |
残り2.52秒、最優秀成績
|
多田竜也 |
95 |
3rd |
クリフハンガーディメンション |
2→3本目
|
佐藤惇 |
94
|
荒木直之 |
82 |
2nd |
リバースコンベアー |
挑戦前にタイムアップ
|
山本桂太朗 |
90 |
ローリングログ |
転落
|
第39回大会
選手 |
ゼッケン |
STAGE |
結果 |
備考
|
多田竜也 |
91 |
3rd |
バーティカルリミット |
3本目中盤、最優秀成績
|
山本桂太朗 |
90 |
サイドワインダー |
2→3本目
|
森本裕介 |
100 |
1st |
2連そり立つ壁 |
2つ目、タイムアップ
|
荒木直之 |
86 |
2つ目、タイムアップ、全カット
|
第40回記念大会
選手 |
ゼッケン |
STAGE |
結果 |
備考
|
森本裕介 |
4000 |
FINAL |
綱登り |
ゴール地点、最優秀成績
|
多田竜也 |
3973 |
サーモンラダー15段 |
6→7段目、タイムアップ
|
山本桂太朗 |
3975 |
3rd |
パイプスライダー |
着地失敗
|
荒木直之 |
3974 |
クリフディメンション |
2→3本目
|
佐藤惇 |
3972 |
1→2本目
|
第41回大会
選手 |
ゼッケン |
STAGE |
結果 |
備考
|
森本裕介 |
100 |
3rd |
バーティカルリミット.BURST |
第5→第6突起、最優秀成績タイ
|
山本桂太朗 |
80
|
多田竜也 |
98 |
第1→第2突起
|
佐藤惇 |
76 |
クリフディメンション |
2→3本目
|
荒木直之 |
79 |
サイドワインダー |
2→3本目
|
第42回大会
選手 |
ゼッケン |
STAGE |
結果 |
備考
|
森本裕介 |
100 |
3rd |
バーティカルリミット.BURST |
第5→第6突起
|
多田竜也 |
77 |
第4突起
|
荒木直之 |
76 |
クリフディメンション |
2→3本目
|
山本桂太朗 |
79 |
スイングエッジ |
2→3基目
|
佐藤惇 |
75 |
2nd |
ローリングログ |
|
脚注
注釈
- ^ 第37回大会以降の服の色であり、第40回大会からこれらのカラーで定着し、「ゴレンジャー」と称されることもある。
動画
- ^ SASUKE Ninja Warrior【TBS公式】SASUKEチャンネル (2022-12-20), 【歴代大会36/39】2018年大晦日・横浜赤レンガ倉庫で初生放送のFINAL!サスケくん2度目の完全制覇へ大観衆から声援が…【SASUKE40回大会 記念プレイバック】, https://www.youtube.com/watch?si=e-22NlOUAepJpIQY&v=kcXUtcEGgVM&feature=youtu.be 2024年10月25日閲覧。
- ^ SASUKE Ninja Warrior【TBS公式】SASUKEチャンネル (2022-12-22), 【歴代大会37/39】2大会連続FINAL生中継!山田勝己率いる黒虎が大躍進!【SASUKE40回大会 記念プレイバック】, https://www.youtube.com/watch?si=fZfy3lt6oyq4WrbI&v=SDgCYtnMcSw&feature=youtu.be 2024年10月25日閲覧。
- ^ SASUKE Ninja Warrior【TBS公式】SASUKEチャンネル (2022-12-24), 【歴代大会38/39】史上2人目! 2度目の完全制覇!! 雨の“鋼鉄の魔城”制圧【SASUKE40回大会 記念プレイバック】, https://www.youtube.com/watch?si=QtYLJcC3iSHfZ856&v=hIBI9tq7Tdo&feature=youtu.be 2024年10月25日閲覧。
- ^ SASUKE Ninja Warrior【TBS公式】SASUKEチャンネル (2022-03-02), 【8年半越しの悲願】最強の塾講師 魂の2ndステージクリア, https://www.youtube.com/watch?si=_qCx7RfSothy6bUt&v=ZbK1Wd3pUxs&feature=youtu.be 2024年10月25日閲覧。
- ^ SASUKE Ninja Warrior【TBS公式】SASUKEチャンネル (2022-04-23), 【SASUKE2021最後の挑戦者】山形県庁の星・多田竜也3rdステージ舞台裏!【裏側密着】, https://www.youtube.com/watch?si=ygDXPjjFNZzisYiB&v=VFgDQQQHNGo&feature=youtu.be 2024年10月25日閲覧。
- ^ SASUKE Ninja Warrior【TBS公式】SASUKEチャンネル (2024-01-27), 【100番の使命】仲間が散った最恐新エリアvsサスケくん!森本裕介 SASUKE第41回大会3rdステージ完全版, https://www.youtube.com/watch?si=oJ7ujGF7FF6GwM81&v=-11egoGrmlY&feature=youtu.be 2024年10月25日閲覧。
- ^ SASUKE Ninja Warrior【TBS公式】SASUKEチャンネル (2024-07-11), 【出場チーム紹介①JAPAN Red】日本が誇る現役最強集団!チームの目標は優勝のみ!【SASUKEワールドカップ2024 放送は8月21日(水)夜6時30分】, https://www.youtube.com/watch?si=2FG89_u5M9RHKxdR&v=I9t4rUBZ3WA&feature=youtu.be 2024年10月25日閲覧。
- ^ 漆原裕治 Channel (2024-02-16), 第41回SASUKE反省会 【予選会】編, https://www.youtube.com/watch?si=JAFlG8Wi5WEOMcJd&v=mMOFHwobheM&feature=youtu.be 2024年10月25日閲覧。
出典
- ^ “SASUKE TBS公式 on Twitter”. Twitter. 2022年11月10日閲覧。
- ^ “SASUKE TBS公式 on Twitter”. Twitter. 2022年11月10日閲覧。
関連項目
外部リンク