森野美咲 (ソプラノ歌手)
森野 美咲 (もりの みさき、英: Misaki Morino、10月24日 - ) は、岡山県岡山市出身[1]のソプラノ歌手。東京藝術大学音楽学部声楽科ソプラノ専攻卒業。 経歴5歳からピアノを習いはじめ、音楽に合わせて体を動かすことが好きな子供だった。中学時代はテニス部に所属。岡山城東高校に進学し、同校で合唱部の顧問をしていた父の勧めもあり入部して音楽活動を継続。ピアニストの木口雄人は高校の同級生である[2]。 東京藝術大学 声楽科へ進学し、上京して上野で学生生活を送る[3]。大学での同級生に宮里直樹(テノール)、池内響(バリトン)、對馬佳祐(ヴァイオリン)。 2011年に渡欧し留学、ウィーンを拠点とする。2014年にウィーン国立音楽大学修士課程を首席修了、ガルス音楽祭に出演しヨーロッパでの公演デビュー。しかし渡欧後しばらくは年間数十のオーディションを受けるも落選が続き、厳しい期間だったと自身で述懐している[1]。以後研鑽を続け、第87回(2018年度)日本音楽コンクール・声楽部門第1位、2019年五島記念文化賞 オペラ新人賞を受賞など評価を高める[4]。2020年には第27回ヨハネス・ブラームス国際コンクール声楽部門で日本人初の第1位受賞[5]、ヨーロッパの音楽界に足跡を刻む。バロック、オペラ、現代音楽、日本の楽曲などレパートリーが幅広く新進ソプラノ歌手として音楽文化の振興に寄与していると評された。自身で作詞も手掛けることもある[6]。 各国を公演で回るため旅が多く、ウィーンに滞在しているのは年の4分の1くらいと述べている。2022年には故郷・岡山での凱旋公演が実現。2023年にNHKニューイヤーオペラコンサート初出演、2024年東急ジルベスターコンサート初出演など実績を重ねている[7]。 受賞歴
人物
脚注
外部リンク
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