浮気町
浮気町(ふけちょう)は、滋賀県守山市にある町である。郵便番号は524-0033。浮気、グランドメゾン守山、レックス弐番館の3自治会に分かれている。「うわき」と誤読されやすい珍地名・難読地名として有名。 地理守山市南東部に位置し、栗東市と接する。北で吉身、北東で岡町、南東で栗東市出庭、南で千代町、南西で勝部町、西で勝部、北西で梅田町と隣接する。JR守山駅に近いことから、近年高層マンションが建てられ人口が増加している。 野洲川の伏流水が湧き出す土地で、守山川・美戸津川・十二郷用水の水源地であり、古くからゲンジボタルの生息地として知られる。現在も集落内には水路が巡り、ハリヨの保全活動やコイの飼育も行われている。元は野洲川沿いの湿地帯で、野洲川の堆積土から良質な粘土が得られたため、1918年(大正7年)から1971年(昭和46年)まで江州煉瓦が操業していた。 歴史古代の近江国栗太郡物部郷の一部。中世には北条氏の出である浮気氏の本拠地となり、現在の住吉神社の位置に浮気城があった。浮気氏は後醍醐天皇や六角氏に仕え、元亀元年(1570年)の野洲河原の戦いでは六角義賢らと共に織田信長勢と争って敗れたが、六角氏滅亡後は織田氏や豊臣氏に仕えて存続した。江戸時代には、初めは刈谷藩の稲垣氏が治めたが、のちに酒井氏の領地となった。1880年(明治13年)の『滋賀県物産誌』によると、当時の浮気村の戸数は38戸、人口は169人で、全戸が農家であったという。 沿革
地名の由来湿地帯で湧水が多く、水蒸気が漂う土地であることから名付けられたとされる。ふやける 世帯数と人口2019年(令和元年)8月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
人口の変遷国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷国勢調査による世帯数の推移。
交通
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その他日本郵便脚注
参考文献
その他「多数の異性に心を移す既婚者の心理」 を表す「浮気」に掛けて本町の名称がTIS株式会社の新幹線の車内広告に採用されている[1]。 外部リンク註 |
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