石谷信号場
石谷信号場(いしやしんごうじょう)は、北海道茅部郡森町本茅部町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の信号場である。電報略号はイヤ[1]。事務管理コードは▲140116[2]。旅客営業末期の駅番号はH60。 歴史1903年(明治36年)に現在の函館本線森駅 - 熱郛駅間が延伸開業した当時、森駅 - 石倉駅間の約12 km に渡って駅はなく、沿線の濁川・本茅部・蛯谷(えびや)の3集落の住民は、1921年(大正10年)以降停車場の設置を請願していた[3]。 その後、運転上の必要から1930年(昭和5年)に当信号場は開設されたが、ほどなく便宜的に旅客や貨物の扱いが行われるようになり[3]、1946年(昭和21年)には正規の駅となった[3]。2022年(令和4年)には利用客の減少に伴い旅客扱いを終了したが[JR北 1]、待避線が存置され、再び石谷信号場の名称で稼働を続けている[新聞 1]。 ![]() 年表
信号場名の由来当初、信号場名は「蛯谷」で計画されており、これに対し建設中の1929年(昭和4年)11月には「茅部」とする陳情もなされていたが[3]、結果、信号場の北方の「石倉」、南方の「蛯谷」の両集落から一字ずつとり[4]、「石谷」となった。 「石倉」については石倉駅を参照。「蛯谷」はアイヌ語の「エピヤコタン(e-pi-ya-kotan)」(そこ[に]・小石[が]・[ある]岸[の]・村[コタン])に字をあてたものとされる[11]。 構造旭川方面に向かって左手から、下り本線(3番線)、上下副本線(2番線)、上り本線(1番線)の3線を持ち[1][JR北 3]、列車待避が可能である。旅客駅時代は上り本線に面した木造駅舎に接した単式ホームと、下り本線・上下副本線に挟まれた島式ホームを有し、構内踏切でつないでいた[1]。
利用状況旅客営業当時の乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。 また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
周辺隣の駅脚注出典
JR北海道
新聞記事関連項目外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia