神奈川県立相模原中等教育学校
神奈川県立相模原中等教育学校(かながわけんりつ さがみはらちゅうとうきょういくがっこう、英名:Sagamihara Secondary School)は、神奈川県相模原市南区相模大野四丁目にある公立中等教育学校。中高一貫制共学校。 概要神奈川県立相模大野高等学校に併設されて、2009年に開校した。 神奈川県立平塚中等教育学校とともに、神奈川県では最初の県立中等教育学校である。 中学校に相当する前期課程と高等学校に相当する後期課程からなる完全中高一貫校であるため、高校での生徒募集を行わない。 教育編成[1]各学年は4学級全160名。ただし、1・2年生については5学級という編成となっている。 課程[2]基礎期(1・2年)、充実期(3・4年)、発展期(5・6年)の6年間にわたって教育活動を展開する。充実期には、中等教育学校に適用される教育課程の基準の特例を活用し、高等学校の学習内容を先取りして学習する。 前期課程(1~3年)は45分7校時、後期課程(4~6年)は100分授業を基本とした弾力的運用となっている。後期課程は、単位制による全日制の課程である。 進路[3]卒業生の大半が4年制大学へ進学する。また、その約半数が国公立大学へ進学する。また、2024年度の東京工業大学現役合格率が最も高かった[4]。 教育目標[5]人格の完成を目指し、高い知性と豊かな人間性をそなえ、心身ともに健全な、次世代を担う人材を育成する。 科学論理的思考力・表現コミュニケーション力・社会生活実践力の3つの力を育て、次世代のリーダーを育成する。 生徒モットーStudent Task[6]
施設校舎[7]北棟・西棟・南棟・東棟・中央棟がH型に配置されている。 設備[8]
沿革沿革[9]
著名な出身者学校行事学園祭[11]体育祭と文化祭は、合わせて「蒼碧祭(そうへきさい)」と呼ばれている。 蒼碧祭体育部門
蒼碧祭文化部門
芸術祭合唱部門
芸術祭展示部門
宿泊行事イングリッシュキャンプ
修学旅行
象徴校章公募で神奈川県在住のグラフィックデザイナー奥野和夫の作品を採用した。2009年1月19日に同校より奥野へ校章認定証が交付された[要出典]。 教育目標にある「心身ともに健全」「高い知性と豊かな人間性」をペン先に表し、相模原中等教育学校(Sagamihara Secondary School)の頭文字Sの3本のリボンには、生徒が「科学・論理的思考力」、「表現コミュニケーション力」、「社会生活実践力」の3つの力を備え、しなやかに成長していく様を表している。翼の3枚の羽はめざす生徒像を表し、次世代を担う人材に成長することを託している[20]。 校歌母体校の旧校歌に、同校生徒が新たに作詞した4番目の歌詞を補って完成した[21]。 スクールカラー校章もスクールカラーである「えんじ色」を基調にデザインされている。 入学者決定検査学校に入学するには入学者決定検査(平塚中等教育学校と共通)を受ける必要がある。調査書(小学校の成績)と適性検査、グループ活動による検査を実施して入学者を決定する[22][注 3]。 配点は適性検査600点、グループ活動による検査200点、調査書100点である。2022年度入学者決定検査からは男女の区別なく160名の生徒を募集している。2009年度は16倍の倍率となった。2010年度に男子で8.54倍、女子で10.03倍となってから緩やかに減少している。女子80人、男子80人を入学させるが、2022年から男女合わせて160人入学させることになった。 適性検査適性検査はIとIIがあり[注 4]、時間はそれぞれ45分間ずつで、配点はそれぞれ300点ずつである。2023年度よりマークシート方式を導入した[23]。 委員会
2021年8月9日現在、8つの専門委員会と4つの実行委員会が存在する[24]。 専門委員会
実行委員会
部活2023年8月9日現在、運動部と文化部をあわせて20の部活動が存在する[25]。 運動部文化部クラシックギター部は2015~2019年と5年連続で全国学校ギター合奏コンクールにおいての最優秀賞受賞[26]、全国高等学校総合文化祭出場などの実績を持つ。また、TBSの『愛なんだ 2020』や『THE TIME』に出演した。2022~2024年にかけて再び最優秀賞を受賞している。 吹奏楽部はクラリネット四重奏で全日本アンサンブルコンテスト全国大会出場(中学部門)などの実績を持つ。 コーラス部は2022〜2023年度の2年連続でかながわヴォーカルアンサンブルコンテストで金賞を受賞し、2022年度の関東ヴォーカルアンサンブルコンテストでは銀賞を受賞している。 交通脚注注釈
出典
関連項目外部リンク |
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