第57回世界卓球選手権団体戦
第57回世界卓球選手権団体戦(だい57かいせかいたっきゅうせんしゅけんだんたいせん、英: 2024 World Team Table Tennis Championships)は、2024年2月16日から2月25日まで大韓民国の釜山広域市にあるBEXCOで開催された世界卓球選手権団体戦[2][3]。 概要2024年世界卓球選手権団体戦は、2024年2月16日から2月25日まで釜山で開催された。釜山での世界卓球団体戦は2020年3月に開催が決まっていたが、韓国での新型コロナウイルスの流行により3度の延期の後に中止となっていた(第55回世界卓球選手権団体戦の項目も参照)。韓国での世界選手権開催は初めてとなる[4]。 開催地選定については、2021年11月25日にアメリカのヒューストンで行われた国際卓球連盟総会において決定した。最終候補には釜山の他に、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、ブバネーシュワル、パンチクラ、デリー(以上インド)が残っていた[5]。 なお、今大会は2024年パリオリンピックの予選を兼ねる大会となっており、ベスト8に進出すると、オリンピック団体戦の出場権を獲得すると同時に、個人戦も2人の出場枠を得られる。 出場チーム出場チームは以下の男女各40チーム[6][7]。当初、大陸枠33、大陸間予選枠6、開催国枠1の予定であったが、大陸間予選は取りやめとなり、6枠のうち5つを5大陸に1つずつ追加で割り当てし、残りの1つは2023年11月の世界ランキング[8]最上位に割り当てすることになった[9]。
ドローグループリーグの組み合わせ抽選会は、1月16日に行われた[10]。2024年1月時点の世界ランキングを基に分けて抽選した。決勝トーナメントの抽選は、2月20日のグループリーグ終了後に実施した。 男子
抽選結果
女子
抽選結果
大会日程
競技結果男子グループリーグ全8組。各組1位から3位までの合計24チームが決勝トーナメントに進出(各組1位は2回戦へ進出)。
決勝トーナメント
女子グループリーグ全8組。各組1位から3位までの合計24チームが決勝トーナメントに進出(各組1位は2回戦へ進出)。
決勝トーナメント
メダリスト日本代表日本代表5名の選定は、パリオリンピックシングルス選考ポイントの上位4名に、強化本部推薦の1名を加えた[12]。WRは2月13日現在の世界ランキング[13][14]。 男子代表は張本智和(選考1位・WR9位)、戸上隼輔(選考2位・WR23位)、篠塚大登(選考3位・WR74位)、田中佑汰(選考4位・WR69位)、松島輝空(本部推薦・WR33位)の5人。準々決勝で中国に敗れ、2大会連続メダル獲得はならなかった[15]。 女子代表は早田ひな(選考1位・WR5位)、平野美宇(選考2位・WR18位)、伊藤美誠(選考3位・WR14位)、張本美和(選考4位・WR16位)、木原美悠(本部推薦・WR24位)の5人。5大会連続となる決勝での中国との対戦で2-3の接戦の末敗れたが、日本は3試合目終了時点で2-1と王手をかけ、中国をあと一歩まで追い詰めた[16]。 日本での放送国内放送・配信権を獲得したテレビ東京(テレ東)をキーステーションにTXN系列局とBSテレビ東京(BSテレ東)で放送。また旧科学テレビからの通算で開局60周年を迎えることから、記念番組として位置づけられた。 平野美宇がアイドルファンという縁もあり、日向坂46が前大会に続けて応援サポーターを務め、メンバーのうち3人が交代で現地リポートを担当した[注釈 1]ほか、中継自体も現地からの形式で進行した[注釈 2][注釈 3]。 また、テレ東が世界卓球を放送開始して20周年を迎えることから、2024年1月7日からTXN系列で『世界卓球 ヤミツキTV』が毎週日曜日23:30~24:00の枠で全8回放送することが発表された[17]。更に、2024年1月3日にはBSテレ東で日向坂卓球No.1選手権が放送された[18]。 大会本番についてはグループリーグ期間中は原則として、女子をTXN系列で、男子をBSテレ東で優先、決勝トーナメントは試合進行に合わせて生放送[19]。更に深夜時間帯にもハイライトを放送。但し試合進行や編成の都合により、以下の変更があった。
脚注注釈
出典
関連項目外部リンク |
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