『終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-』(しゅうえんのヴィルシュ エラーサルベーション)は、オトメイトより2021年10月7日に発売されたNintendo Switch用ゲームソフト。
概要
2020年11月20日に完全新作ゲームとして発表され[1]、2021年4月20日に発売日、出演キャスト情報、特典情報が公開、また公式サイトもオープンした[2]。
2022年9月3日・4日に開催された「オトメイトパーティー2022」にてファンディスク「終遠のヴィルシュ -EpiC:lycoris-」の制作が発表された[3]。
2024年12月に舞台化されている[4]。
あらすじ
舞台は西ヨーロッパの小国・アルペシェール。ここで生まれた人々は23歳で必ず死に至ってしまう呪いを受けており、その為アルペシェールは「死神に魅入られた国」と呼ばれていた。この呪いに抗うため長年研究を続けた結果、23歳までに肉体を捨て、記憶のダウンロードを行うことで永続的に生き続けるシステムを開発する。この記憶のダウンロードシステムによって生き続ける人々は「リライバー」と呼ばれていた。主人公は、関わる人が次々と不幸になることから「死神」と呼ばれており、忌み嫌われていた。だが「死の番人」と名乗るアンクゥと出会ったことにより、この国に巣食う死の呪いの謎に近づくことになる。[5][6]
登場人物
メインキャラクター
- セレス
- ※名前変更可能
- 「死に魅入られた運命と決別する少女」
- 18歳。
- 本作の主人公。両親は主人公が物心つく前に亡くなっている。関わる人が次々と不幸になってしまうことから「死神」と呼ばれる。
- 普段は主人公が身を寄せている施設の手伝いをしている。
- イヴ
- 声 - 斉藤壮馬
- 「人を愛する運命を享受する男」
- 18歳。
- 自警団の一員でありながら、クルーンと呼ばれる便利屋を営んでいる。真面目で誠実な人柄で、人望も厚い。博愛主義者。
- 幼い頃に事故に遭い、顔に火傷を負っている。
- リュカ・プルースト
- 声 - 平川大輔
- 「人を導く運命を切望する男」
- 22歳。
- 教会や養護施設を回る訪問教師として働いている。几帳面で人当たりもよく、正義感も強い一面も度々見せることがある。信心深い。
- 病気の妹がおり、頻繁に病院を訪ねている。
- マティス・クロード
- 声 - 天﨑滉平
- 「人を赦す運命を拒絶した男」
- 17歳。
- クロード家当主であり、富裕区で暮らしている。読書が好きな気弱な少年。
- 敬愛していた兄を死刑執行人「ブロー」に殺され、復讐を誓っている。
- シアン・ブロフィワーズ
- 声 - 細谷佳正
- 「人を生かす運命に熱狂した男」
- 23歳(肉体年齢)。
- 国立研究所所長。「記憶のダウンロード」システムを開発した張本人。本人も「リライバー」として長い間生き続けている。
- 効率主義者。人は使い捨ての道具であると思っており、自分や他人の命も研究材料として捉える思考を持っている。
- アドルフ
- 声 - 八代拓
- 「人を求める運命と共鳴する男」
- 21歳。
- 自警団のリーダー。主人公と同じ施設で育ち、彼女にとっては兄のような存在。
- ぶっきらぼうな言葉遣いで喋るが根は優しく、困っている人を放っておけない性格。
- アンクゥ
- 声 - 興津和幸
- 「死を司る運命を翻弄する男」
- 年齢不詳。
- 「死の番人」を名乗る謎の人物。主人公に近づき、アルペシェールに巣食う死の謎を追うよう持ちかける。
サブキャラクター
- サロメ
- 声 - 桑島法子
- 21歳(肉体年齢)。主人公が暮らす養護施設を切り盛りしている。彼女自身も記憶のダウンロードによって生き延びた「リライバー」。
- ヒューゴ
- 声 - 山下誠一郎
- 22歳(肉体年齢)。イヴの親友であり、共にクルーン(便利屋)を営んでいる。自警団の一員。
- ダハト
- 声 - 土岐隼一
- 15歳(肉体年齢)。国立研究所副所長。シアンに次ぐ天才と呼ばれている。
- ナディア・プルースト
- 声 - 久保田梨沙
- 12歳。リュカの妹。原因不明の病で入院生活を送っている。
- カプシーヌ
- 声 - 沢城千春
- 22歳。ナディアが入院している病院の院長。また、リライバーを悪と捉えている「エクソシスト教団」の7代目教祖でもある。
- ジャン
- 声 - 高塚智人
- 19歳。クロード家で執事を務める青年。
スタッフ
- ディレクター - 吉田ミサ
- プロデューサー - 立松文悦
- イラストレーター - 読
- メインシナリオライター - 中山智美
- サブシナリオライター - 夕月、浅海藍子
主題歌
- オープニング主題歌「リコリスの愛」
- アーティスト - LOVERIN TAMBURIN
- 作詞 - aya(LOVERIN TAMBURIN) × MY / 作曲 - aya(LOVERIN TAMBURIN)
- エンディング主題歌「終遠の夢」
- アーティスト - LOVERIN TAMBURIN
- 作詞・作曲 - aya(LOVERIN TAMBURIN)
朗読劇
長編朗読劇イベント『オトメイトドラマティックシアター』として公演。
制作・運営:ムービック・プロモートサービス、主催:アイディアファクトリー。
- vol.3 終遠のヴィルシュ -RequieM:memory-:2023年7月2日、大宮ソニックシティ 大ホール、昼夜2公演[7]
- vol.3re 終遠のヴィルシュ -LyriC:memory-、2025年6月15日、TFTホール1000、昼夜2公演[8]
舞台
舞台『終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise』が2024年12月19日から29日までシアターサンモールで上演された[4]。脚本・演出は粟島瑞丸[4]。
キャスト
出典:[4]
関連書籍
- 終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- 公式ビジュアルファンブック(2022年8月31日、KADOKAWA)[9]
- 終遠のヴィルシュ -EpiC:lycoris- 公式ビジュアルファンブック(2024年7月1日、KADOKAWA)[10]
脚注
出典
外部リンク
- 舞台
- 朗読劇