統一民族連邦評議会
統一民族連邦評議会(とういつみんぞくれんぽうひょうぎかい、英語: United Nationalities Federal Council、ビルマ語: ညီညွတ်သောတိုင်းရင်းသားလူမျိုးများဖက်ဒရယ်ကောင်စီ、略語:UNFC)は、かつて存在したミャンマーの少数民族武装組織からなる連合体である。 概要UNFCは2011年にフェデラル連邦実現委員会 (Committee for the Emergence of Federal Union; CEFU)を改編して創設された少数武装組織の連合体である[3]。発足時はミャンマーの11の武装組織が加盟していた。 少数民族居住地域の保護のため、様々な武装勢力の戦闘員で構成されるフェデラル連邦軍 (FUA) がUNFCによって設立されていた[1][4]。 しかしながら、2014年のカレン民族同盟の脱退を皮切りに、構成団体の脱退が相次ぎ、Lintner (2023)は「2017年にUNFCは消滅した」としている[5]。2019年8月、UNFCは緊急会議で停止を決定した[2]。 UNFCを脱退したカチン独立軍・ミャンマー民族民主同盟軍・タアン民族解放軍・シャン州軍 (北)は連邦政治交渉協議委員会に加盟し、北部同盟を排除した非包括的な全国規模停戦合意に異を唱えた。 構成団体UNFCは発足時12の組織で構成されていた。最終的に残ったのは5組織のみである[6]。 停戦団体
非停戦団体
指導者
UNFCの崩壊カチン独立軍が国軍からの軍事的圧力に晒された際にUNFCは何ら攻勢をかけることが出来ず、UNFC弱体化の原因となった[9]。政府はUNFC加盟組織と個別交渉を行い、UNFCの存在意義を低減させた。また、Lintner (2023)はFUAの組織化がうまくいかなかったことも指摘している[5]。 出典
参考文献
外部リンク |
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