花巻空港駅
花巻空港駅(はなまきくうこうえき)は、岩手県花巻市二枚橋[2]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)東北本線の駅である[1]。 歴史
駅構造単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅である[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している。 北上駅管理の無人駅である[3]。無人化される前までは、JR東日本東北総合サービスが委託する業務委託駅で[6]、窓口と自動券売機が設置されていた[4]。駅舎内部には簡易Suica改札機が設置されている。 のりば
貨物取扱1997年に貨物列車の発着がなくなって以降は、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっている。貨物用の設備は設置されていないほか、専用線も当駅には接続していない。 かつては、駅周辺にある日本重化学工業盛岡事業所へ続く専用線があった。工場で使用する濃硝酸の搬入で使用されていたが、1997年(平成9年)3月に廃止された。また、国鉄分割民営化のしばらく後まで、北日本くみあい飼料花巻工場へ続く専用線も存在し、石巻埠頭駅から飼料が輸送されていた。 1985年時の常備貨車利用状況JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。
花巻空港へのアクセス→「花巻空港#鉄道」も参照
「花巻空港」を名に冠した駅ではあるものの、空港のターミナルビルに近接して設置されているわけではない。花巻空港にもっとも近い駅であったため「二枚橋駅」を改称したが、空港の敷地が駅の目の前にあるというだけで、ターミナルビルへは約3.8キロメートルの距離があり徒歩圏とは言い難い[1](2009年〈平成21年〉4月のターミナルビル移転前でも約2キロメートルの距離があった[新聞 2])。 かつては岩手県交通による当駅 - 花巻駅 - 北上駅間の路線バスが旧ターミナルビルに乗り入れてはいたものの本数は少なかったほか、列車や航空機のダイヤと全く接続を取っていなかった[新聞 2]。なお、当該バス路線はターミナルビル移転後も経路変更が行われなかったが、花巻から空港へは花巻駅と空港を結ぶ路線バス(当駅を経由しない)が新設されたほか、盛岡市内から空港へは航空機のダイヤと連携した高速バスが東北自動車道経由で直行していたことから、当駅は空港アクセス駅としての意義を見出せない状態が続いていた。 しかし、2013年(平成25年)9月30日をもって前述の花巻駅 - 空港間の路線バスが廃止されたことに伴い、翌10月1日から前述の盛岡市内と空港間の路線が当駅を経由するようになった[9][新聞 3]ことにより、特に花巻側からの公共交通機関を用いた空港アクセスに供されるようになった。 なお、ターミナルビルは当駅より釜石線似内駅の方が近い(約2.8キロメートル)が、釜石線自体の列車本数が少ないうえに同駅は快速列車が停車しないこともあり、停車する列車の頻度は2 - 4時間に1本程度である。また、同駅付近と空港間の路線バスも設定されていない。 駅周辺
バス路線駅前に「花巻空港駅」停留所が設置されているほか、当駅から東にある国道4号沿いの「二枚橋」停留所も比較的近い。いずれの路線も岩手県交通が運行している。
隣の駅脚注記事本文出典
報道発表資料
新聞記事利用状況
関連項目外部リンク
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