茨城県立図書館
茨城県立図書館(いばらきけんりつとしょかん)は、茨城県水戸市三の丸にある公共図書館(都道府県立図書館)。2001年(平成13年)に茨城県議会議事堂を改修して現行館が開館した。蔵書数は989,510冊で、年間貸出数は425,001点である(2022年度統計)[広報 7]。 概要当館のゆるキャラとして「ブック・マーくん」がいる[2]。創立100年を記念し2003年(平成15年)11月13日に誕生した[2]。 那珂市の昔話である「額田のたっさい」を視覚・学習などの障害に対応した国際標準規格DAISYに対応する形で電子図書化し、日本国内の公共図書館や特別支援学校に配布するといった取り組みも行なっている[3]。 茨城県は2021年(令和3年)12月から新たに施設命名権の募集を行う施設を発表し、茨城県立図書館も施設命名権の募集の対象となった[4]。
歴史初代図書館(1904年~1945年)![]()
2代目図書館(1956年~2000年)
現行館時代(2001年~)
施設構造建物構造は鉄筋コンクリート造。敷地面積は2,646.66m2[広報 9]。地下1階・地上3階、それに塔屋1階である[広報 9]。資料の貸し出しを行う総合カウンターは、1階の出入り口付近にある[広報 10]。 1階は総合カウンターと雑誌、CD、ビデオ、DVD、児童書、教科書を収蔵しているコーナーと飲食が可能な休憩室[広報 11]、個展が開かれる部屋、児童書がある[広報 10]。2階は自然科学コーナーと人文科学コーナーの2つに分けられ、一般書が収蔵されている[広報 12]。また、郷土資料室も2階に置かれている[広報 12]。3階は図書館職員の事務室や館長室、会議室がある[広報 13]。地下には地下開架書庫がある[広報 14]。 茨城県立図書館は、2階に視聴覚ホール館を設けている。ここでは、主に映画の鑑賞や講演会などが行われている。 建物概要 (出典:[広報 15])
サービス図書館の利用や入館は誰でも可能であるが、資料の館外貸出には利用者カードが必要である。利用者カードの発行に費用は掛からず、茨城県外に在住、在勤・在学する人でも作ることができる[広報 16]。開館時間は1階総合カウンターで資料の返却ができるが、閉館時間は、正面入口の右側壁面に備え付けのブックポストでの返却が可能である[広報 17]。 資料を検索するコンピューターとコピーサービス(有料で1回につき白黒10円、カラー60円)、日本と海外の新聞(新聞は貸し出し不可)、23台のインターネット、CD-ROM、ビデオ、DVD、CD・レコード視聴ブースを設けている[広報 9]。 総合カウンターでは貸出期間の延長ができるが、インターネット上のマイライブラリーからも期間の延長ができ、マイライブラリーでは資料の予約や貸出情報の確認などができる[広報 18][広報 19]。 図書の貸し出し年齢制限はないが、視聴覚資料の貸し出しは小学生以上である[広報 20]。 館外貸出 (出典:[広報 20]) 開館時間 (出典:[広報 21])
休館日 (出典:[広報 21])
立地(出典:[広報 22]) JR常磐線水戸駅北口から北へ徒歩約10分に場所に位置し、周辺には茨城県庁三の丸庁舎や水戸地方裁判所、水戸警察署、水戸中央郵便局、弘道館公園など多くの公的機関が存在する。 駐車場は、県庁舎との共用で66台分(内身障者用2台分)用意されている。図書館利用の場合の駐車料金は無料となる。 脚注注釈・出典
広報・プレスリリースなど一次資料
参考文献
関連項目外部リンク |
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