西畑美希
西畑 美希(にしはた みき、1977年4月27日 - )は、日本の元女子バレーボール選手[2]、現バレーボール指導者である。 来歴広島県福山市出身[1]。1989年に日本で開催されたワールドカップの影響を受けて、中学3年時に福山市立向丘中学校から岡山県のバレーボール強豪校である就実中学校に転学して本格的にバレーボールを始める[3][4]。1992年夏の全中に出場、同年暮れのさわやか杯では全国中学強化選手に選出された[4]。 1993年に就実高校に進学。同期に向井久子(元全日本、石川島播磨呉→ユニチカ)がいる[5]。同年夏のインターハイではいきなり準優勝を果たす[4]。3年次となった1995年にはインターハイで優勝し、自らも優秀選手賞及びベスト6に耀く[4]。勢いにのった就実チームは、秋の国体も制して高校二冠に耀いた[6]。 1996年にVリーグのユニチカ・フェニックスへ入団したが、活躍の場が得られず、1999年にV1リーグの東北パイオニアに移籍した。東北パイオニアでは中堅選手として活躍し、チームのVリーグ昇格に貢献した。次第に出場機会を失い、2005年に現役を引退した。 指導者の道は考えていなかったというが[3]、母校である就実高等学校から声がかかり、2011年からコーチとなり[7]、2015年4月からバレーボール部監督に就任した[8][3]。同年冬の天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会ではファイナルラウンド進出を果たし[9]、2016年夏のインターハイでは、自身が出場した1995年以来21年ぶりとなるベスト4進出に導いた[8]。2016年の国体でも就実高校中心の岡山県選抜チームが4位となり[10]、2大会連続でベスト4となった。更に上位を狙うべく、西畑は「20-20からの接戦をものにする」特訓を選手に課した[11]。 2017年1月の第69回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)では、特訓の成果が実り、優勝候補の一角である八王子実践(前回準優勝校)、金蘭会(2016年国体優勝)を撃破してチームは決勝まで進出し[12][13]、下北沢成徳に敗れたものの準優勝へと導いた[14]。 2021年1月の第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)では、ノーシードながら、2回戦で文京学院大女子、準々決勝で金蘭会(前々回優勝校)、そして準決勝では古川学園(前回準優勝校)と次々と優勝候補を倒し決勝に進出。決勝では、大阪国際滝井(大阪)を3−1で下し、25大会ぶり3回目の優勝に導いた。 2023年1月の第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)では、新型コロナウイルスの抗原検査で選手に陽性者が出たため、大会規定により欠場となり、大会3連覇とならなかった。 2024年1月の第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)では、ノーシードながら、準々決勝で金蘭会(2023年国体準優勝)、そして準決勝では誠英(前回準優勝校)と次々と優勝候補を倒し決勝に進出。決勝では、下北沢成徳(2023年インターハイ優勝&国体優勝)を3−0で下し、1回戦から全6試合で1セットも失うことなく、2大会ぶり5回目の優勝に導いた[15]。 所属チーム
個人成績Vリーグレギュラーラウンドにおける個人成績は下記の通り[16]。ユニチカ時代の成績は確認できないため、省略した。
指導者としての戦績
※戦績は就実高等学校監督としてのもの。▲は就実高等学校を中心とした岡山県選抜チーム。 受賞歴
脚注
|
Portal di Ensiklopedia Dunia