近江長岡駅
近江長岡駅(おうみながおかえき)は、滋賀県米原市長岡にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)東海道本線の駅である[1]。駅番号はCA81。 JR東海の駅で唯一、駅名に「近江」を冠した駅である。運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。 歴史
駅構造島式ホーム2面4線を有する地上駅[1]。駅舎は構内西側にあり、2つのホームとは地下通路で連絡している。 お客様サポートサービスを導入している無人駅であり[4][5]、大垣駅が管理している。2024年1月末までは早朝夜間を除き有人駅であった。自動券売機や自動改札機、チャージ機(改札内)が設置されているが、アシストマルスの導入はない。なお、東海道本線で最も西に位置する無人駅である。 もともと、現在の国道365号に沿った旧線から米原駅方面へ分岐されたルート上に設置された駅であるため、関ケ原駅 - 米原駅において当駅付近のみ北側へ迂回しているような線形となっている(国道21号や東海道新幹線、名神高速道路等は直進している)。このため、当駅から関ケ原駅まで半径402mのカーブが多数あり、制限速度80km/hの区間が頻発する。 のりば
貨物取扱・専用線現在は臨時車扱貨物のみを取り扱っており、貨物列車の発着はない。 かつては駅北側へ分岐し、住友大阪セメント(旧・大阪セメント)伊吹工場へと続く専用線が存在した。専用線は、かつての東海道本線の廃線跡を一部流用する形で敷設された全長3.7kmで1952年に開通。当初非電化で大井川鉄道から蒸気機関車(15・16)を購入し、1954年に三岐鉄道より102を購入した(15・16は101・103へ改番)。1955年に東海道本線稲沢-米原間が電化され、1956年に電気機関車(いぶき500形)を新製して蒸気機関車101は東洋レーヨンに、103は櫻島埠頭へ売却。102は保管されていたがのちに三岐鉄道へもどり保存されている。運転は1日6往復平日のみ(1993年当時)自社所有のタキ19000形や秩父セメントホキ5700形などが専用線に入線していた[13]。同線の廃止後、いぶき500形は大井川鉄道(現・大井川鐵道)へ転じている。駅構内には貨車のためのヤードも存在したが専用線と共に廃止された。一部の線路のみ残存し、保線機械の留置に使われることがある。 また1980年代まで、近江鉱業長岡工場へ続く専用線もあり、砕石も扱われていた。同社社屋前から駅方向に向かって伸びている築堤に痕跡が残る(一部残された線路上に白い二軸貨車が置かれている)。 1985年当時の常備貨車
(出典:「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』ネコ・パブリッシング、2004年) ダイヤ普通は全て大垣発着であるが、快速系統の各列車は岐阜・名古屋方面へ直通する。
利用状況JR東海の移動等円滑化取組報告書によれば、2023年度の1日当たりの利用者数は1,566人[統計 1]。「滋賀県統計書」によると、1日平均乗車人員は以下の通りである。
駅周辺表側にロータリーがある。旧山東町の中心付近にあり[1]、民家や商店が点在する。市役所支所や市民交流プラザは天野川の向こう岸にあるが、シルバー人材センターや三島池は駅からやや離れた所にある。裏側は田畑が広がるが、民家が点在する。近江鉱業の本社や工場はこちら側にある。
接続交通機関「近江長岡駅」停留所から、湖国バス(長浜営業所)の路線バスとまいちゃんバス(米原市)の乗合タクシーが発着する。 バス路線
タクシー路線
隣の駅
かつて存在した路線脚注注釈出典本文中の出典
利用状況の出典
参考文献
関連項目 |
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