『釣りごろつられごろ』(つりごろつられごろ)は、1977年10月2日から一部のローカル局で放送されているテレビ新広島(tss)制作の釣り番組。2016年7月16日に放送2000回を迎えた長寿番組である。
概要
瀬戸内海を中心に日本海や太平洋の好漁場を紹介、釣り人が魚を釣り上げるまでの過程を追う。その様子を見ながら、当日の釣り人と元tssアナウンサーの棚田徹が話を進める(かつては当時同局アナウンサーの矢野寛樹・神田康秋も担当した。2013年4月から矢野が直前番組に生出演する兼ね合いから棚田が復帰。)。番組の最後に釣り上げた魚の写真を撮るのが恒例である。
本番組のスタッフは1995年から2021年まで年に1回、6月ごろにフジテレビほかFNS系列全国ネットの『ニッポンを釣りたい!』という特別番組も制作していた。また、2010年1月3日のガレッジセール出演の『ガレッジフィッシング』、2018年1月2日放送の『宮川大輔 瀬戸内でマジなやつやん!』等正月にもタレント出演の釣り番組も制作し、フジテレビ・関西テレビをはじめとしたFNS各局でも順次放送されている(2018年はテレビ静岡・テレビ西日本・仙台放送・サガテレビ・テレビ宮崎・鹿児島テレビが先行ネットで放送)。
手書き風のタイトルロゴも変わっておらず、オープニングのBGMも長年使用されており、tssの携帯サイトから無料ダウンロード可能である(携帯電話用にアレンジされている)。
静岡県以外の東海地方、北陸地方、近畿地方、中国地方各地、四国地方・九州地方(沖縄県を除く)の西日本エリアではほぼ全ての系列局でネットしている一方、東日本では静岡県・青森県以外では放送されていない。
地方局によっては「釣りごろチェック」と称して放送地の釣り情報を後半に差し替え放送。主に中国地方・四国地方・近畿地方・九州地方で釣れる魚種や大きさ、食い具合、天気予報、波の高さと月齢、満干時刻などを放送している。尚、テレビ静岡では2022年頃以降から釣りごろチェックのコーナーが放送されず、全てCMに差し替えている(但し、エンディングは放送される。)。
2009年からは、ハイビジョン制作に移行。
ナビゲーター
- 2024年4月現在
- 過去
- 矢野寛樹(他部署に異動)
- 神田康秋(関連会社役員を経てフリー)
- 青坂匠(他部署に異動。2024年からは気象予報士として番組出演)
- 棚田徹(年末総集編では顔出し出演の場合もあり。テレビ新広島を定年退職後の2022年4月からはフリーアナウンサーとして出演)
- 野川諭生(テレビ新広島アナウンサー)
解説
スタッフ
- 撮影:大原英二、福原浩高、大谷裕一郎、山根正人、大西克哉、一柳達也
- 音声:田町浩一
- MA:山形晃一
- EED:柳谷基司
- ディレクター:寺田治司、脇坂嘉男、坪井康顕、八木太朗、西尾浩二、麻倉良一、坂野修平
- 広報:富永利香(TSS)
- プロデューサー:河内敬(TSSプロダクション)
- 制作協力:TSSプロダクション
- 制作著作:テレビ新広島
- 番組販売によるネット局が多いためか、一部ローカル番組や中国地方ブロックネット番組で使用している「情熱電波! TSS」→「ここからっ! TSS」などのキャッチコピーではなく、正式ロゴで「テレビ新広島」と表記していたが[2]、2025年1月放送分から、「ずきゅん。TSS 50th」のキャッチコピーで表記されている。なお、これ以前から年末に広島県ローカルで放送される総集編ではキャッチコピーで表記されることがあった。
過去のスタッフ
- プロデューサー:辻井正典・川上伸一(以上TSS)、清水正義・溝添寛伸・川口修治(以上TSSプロダクション)
ネット局
現在のネット局・放送時間は、公式サイト内の『他地区OA時間』も参照。
過去のネット局
いずれの局も遅れネット。
- 製作局であるテレビ新広島は従来は土曜日夕方の『FNNスーパータイム』および『FNNスーパーニュース→FNNスーパーニュースWEEKEND』(現:『FNN Live News イット!』)前後(18:00放送開始時は17:45 - 18:00、18:30 - 18:45等。17:30放送開始時は16:55 - 17:10、17:00 - 17:45、17:15 - 17:30等)に放送していた(再放送は日曜日または翌週土曜日の早朝に放送)。本放送は2010年4月3日に11:25 - 11:40に変更したが、2013年4月6日から現在の時間に変更し、直前の『知りため!プラス』からステーションブレイクなしで接続している。再放送は日曜日の6時台に行われているがアニメ枠との観点上時間変動が多い。なお、視聴者からの要望もあって2010年4月からは再々放送も開始された。
- 本番組をネットしている東海テレビは、同社が放送していたローカル情報番組『ぴーかんテレビ』(不祥事により2011年8月4日に終了)の中で、本番組をもじった「吊りごろ吊られごろ」というコーナーを設けていた。
関連項目
- 決定版!チョーさんの釣り情報
- テレビ愛媛で日曜 6:30 - 7:00に放送されているが、テレビ新広島では未ネットとなっている[16]。
- 大ちゃんの釣りに行こう!
- 広島県のローカルタレントである「岡田大輔」が主役を務めていた釣り番組。司会の岡田の会社「だいすけプロダクション」の自主制作で、1996年の放映開始から広島テレビ放送で放映されていたが、2021年4月にて広島での放映がテレビ新広島に移動。『大ちゃんの釣りに行こう!プラス』として放映。当時のテレビ新広島では釣り番組が2枠あったことになる。2023年4月、岡田の死去に伴い番組終了。
脚注
- ^ アナログ放送時代はモノラル放送だった。なお、オープニング・エンディングのテーマ音楽は制作時期が古いためモノラル音声(モノステレオ)となっている。
- ^ 同様に番販ネット局の多い『西村キャンプ場』では、「ここからっ! TSS」→「ずきゅん。TSS 50th」でクレジットされている。
- ^ 2018年3月25日までは、日曜 6:15 - 6:30に放送。また、毎月第4日曜は「メッセージ1」放送の為、休止。
- ^ 2020年5月31日までは、日曜 5:10 - 5:25に放送。
- ^ 2022年9月に一旦打ち切られたものの、2023年時点では打ち切り前と同じ時間帯にてネットを再開している。
- ^ 1980年代に放送も一時打ち切り、2016年10月2日から放送再開
- ^ 『マスターズ・トーナメント』中継の際には放送日時が変更される。
- ^ 2022年9月25日までは日曜 6:30 - 6:45。
- ^ 1986年1月時点では土曜 7:15 - 7:30、1988年7月時点では土曜 7:00 - 7:15に放送
- ^ 相互乗り入れ前の名残によるネット。その後、本来の系列局である岡山放送にネットが入れ替わったが、後枠としてサンテレビの『四季の釣り』をネットし、現在に至る。
- ^ 本来の大分県の系列局はテレビ大分であるが、放送当時日本テレビに加えてテレビ朝日とのクロスネット局でありテレビ大分の編成に余裕がなかったため、大分放送で放送された。
- ^ 『北日本新聞』2014年4月6日、2014年10月5日、2016年6月5日付各朝刊テレビ欄より。
- ^ 『富山新聞』2021年10月1日、10月5日、10月13日付、テレビ欄。
- ^ 『北日本新聞』2023年10月6日付、テレビ欄。
- ^ 2014年4月6日から10月5日まで遅れネット。2016年6月5日より日曜 6:30 - 6:46の枠にて放送再開[12]。2020年4月4日から2021年10月2日まで土曜 2:30 - 2:45(金曜深夜)での放送を経て、2021年10月5日よりしばらく月曜 - 金曜のいずれかの 15:25 - 15:40の放送となっていた[13]が、後に変更前の時間帯に復帰した。その後左記の時間に変更され、2023年10月7日を以て打ち切り[14]
- ^ 2022年時点では高知さんさんテレビ(別途本番組も放送)と、テレビ東京系列のテレビせとうちの2局のみである。
外部リンク
テレビ新広島 土曜11:25 - 11:40 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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釣りごろ釣られごろ (2010.4 - 2013.3)
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テレビ新広島 土曜10:55 - 11:10 |
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釣りごろ釣られごろ (2013.4 - )
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