鷗友学園女子中学校・高等学校
鷗友学園女子中学校・高等学校(おうゆうがくえんじょしちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都世田谷区宮坂一丁目に所在し、中高一貫教育を提供する私立女子中学校・高等学校。 概要東京府立第一高等女学校(現:東京都立白鷗高等学校・附属中学校の前身校)同窓会である鷗友会によって1935年(昭和10年)に創立された。初代校長は東京府立第一高等女学校中興の祖である市川源三である。その市川と共に学園の基礎を築いたのが、市川の愛弟子であった石川志づ(第二代校長・理事長)である。 校訓である「慈愛(あい)と誠実(まこと)と創造」を基にした教育を行っている。 授業の特徴として、聖書・園芸(敷地内に実習畑を有する)・ダンス(リトミック)が挙げられる。 各学年は学年色を有し(現在は黄 白 赤 ピンク(桃) 緑 青の6色)、様々な場面で使われている。1996年度中学入学生までは紺ジャージの側章が学年色のラインであった。その後の改訂を経て、現在もジャージの名前刺繍部分が学年色である。 運動会は学年対抗で行われるため、各々の学年色への愛着が深まる良い機会となっており、年間を通して最も盛り上がる行事である。特にトリを飾る「むかでリレー」は圧巻である。姉妹学年(ピンク(桃)-黄、赤-青、白-緑)ごとに伝統の「鷗友音頭」を踊る。 歴史
班・同好会鷗友学園では、クラブ活動を班活動と呼ぶ。班には運動班と学芸班がある。進学校なりに部活動は盛んである。 同好会一部の班、同好会には中学一年生の時に同じ班、同好会の先輩に制服の「リボン」をその先輩が卒業する際に譲り受ける風習がある。 活動
「プロフェッサー・ビジット」とは、国立大学13校の教員が全国各地の高校を訪れ、最先端の研究成果や、大学での学びの楽しさを伝える企画である。千葉大学大学院理学研究員の石原安野准教授による、タイトル「ニュートリノで見る深宇宙」についての出張講義が2018年12月14日に開催された[2]。 制服
専攻科同校の専攻科は高校卒業後に教養を深めたい生徒のために設けられた教育機関である。短期大学に相当するが、本専攻科は短期大学の認可は受けていないため、短期大学卒業扱いにはならない。専攻科は1943年(昭和18年)に設立され、一旦戦況の悪化により途絶えたが1955年(昭和30年)に学園創立20周年記念事業として、石川志づ校長により新たに設立された。以降800人以上の卒業生を世に輩出したが、時代の流れとともにその役割を終え、1997年に42年間の歴史に幕を下ろした。(正式閉校は2005年3月) 専攻科はスイス等で良家の女子のために設けられるFinishing School(花嫁学校)のようなもので、『一流の教師により一流の教養を身に付けさせねばならない』という理念の基に終始錚々たる講師陣を揃え、さらに技能を伸ばしたい学生は研究科生として学び続けられる時代が続いた。戦前からあった女子専門学校が次々と女子短期大学になる中、短期大学への変更を検討した時期もあったが、敷地や法的規制上の問題から困難であり、無理に短期大学にするよりは自由な構想で内容をさらに充実させたいという結論に至って、以後独自の路線を歩み続けた。 交通著名な出身者女優歌手アナウンサー文化その他脚注および参照
関連図書
関連項目外部リンク
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