2011年のNASCARネイションワイド・シリーズ

2011年のNASCARネイションワイド・シリーズは、30年目のシーズンとなる。2月19日のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイにおけるドライブ4COPD 300で始まり、11月19日のホームステッド＝マイアミ・スピードウェイにおけるフォード300で終了した。今シーズンはアイオワ・スピードウェイとシカゴランド・スピードウェイでのレースが追加された一方、ゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイでのレースがカレンダーから外れた。ジャック・ラウシュがオーナーズ・チャンピオンシップを獲得、ラウシュ・フェンウェイ・レーシングのリッキー・ステンハウスJr.が最終戦のフォード300で2位に入りタイトルを獲得した。マニファクチャラーズ・タイトルはフォードが212ポイントを挙げて獲得した。

• ターナー・モータースポーツは3つのフル参戦チームを運営し、使用車両をシボレーに切り替えた。また、ヘンドリック・モータースポーツのエンジンを使用し、ケヴィン・ハーヴィック・インコーポレーテッドからテクニカルサポートを受けた。

参戦休止

• ジャーメイン・レーシングは、ドライバーのマイケル・アネットとスポンサーのパイロット・トラベル・センターズがラスティ・ウォレス・レーシング移ったため参戦を取りやめた。しかし、デイトナではタイヤ・キングダムのスポンサーを受けた15番のトヨタをトッド・ボーディンのドライブで走らせた。フェニックスに於いてリック・ウェアー・レーシングで15番のフォードを走らせるルーキーのティミー・ヒルのため、ジャーメインは15番のオーナーポイントを移した。
• リチャード・チルドレス・レーシングはネイションワイドへの参戦計画をケヴィン・ハーヴィック・インコーポレーテッドと統合した。
• ラウシュ・フェンウェイ・レーシングは、ポール・メナードがケヴィン・ハーヴィック・インコーポレーテッドに移籍したため98番車での参戦を取りやめた。オーナーポイントはゴー・グリーン・レーシングに売却した。
• スポンサー不足のためベーカー・クラブ・レーシングは全ての活動を無期限停止したが、J.R.フィッツパトリックのデイトナ参戦に協力した。
• ネイションワイド・シリーズに導入された新ルールのため、K-オートモティヴ・モータースポーツはネイションワイド参戦中止を決定し、ブライアン・ケセロウスキーのスプリントカップ・シリーズでのルーキー・オブ・ザ・イヤーに注力することとした。
• ストレイタス・レーシンググループはシーズン参戦を断念した。

• アリック・アルミローラはJRモータースポーツで88番車をドライブした^[2]。
• ラウシュ・フェンウェイ・レーシングはスポンサーの関係でカール・エドワーズ、リッキー・ステンハウスJr.、トレヴァー・ベインを走らせたため、コーリン・ブラウンは放出された^[3]。
• エリオット・サドラーはケヴィン・ハーヴィック・インコーポレーテッドで2番車をドライブした。
• サム・ホーニッシュ・ジュニアはスプリントカップでの参戦チームが活動停止したため、12番のダッジをドライブした。

新規参戦

• トラビス・パストラーナがパストラーナ＝ウォルトリップ・レーシングからデビュー決定、ブースト・モバイルのスポンサーを受けてインディアナポリスから7戦に参戦する予定であったが^[4]、エックスゲームズでの負傷によりデビューは2012年シーズンに持ち越された。
• パストラーナ＝ウォルトリップ・レーシングはライアン・トリューを20戦に参戦させルーキー・オブ・ザ・イヤーを狙う予定であったが、スポンサー不足のため撤退を余儀なくされた。
• ARCAに参戦していたティミー・ヒルがリック・ウェアー・レーシングからルーキーとして参戦した。
• ジェニファー・ジョー・コッブはルーキーとしてセカンドチャンス・モータースポーツからフル参戦の予定であったが、ブリストルでチームオーナーのリック・ラッセルと口論となり、数戦をリック・ウェアー・レーシングから出走した。

チーム変更

• ポール・メナードはラウシュ・フェンウェイ・レーシングで2年間活動した後、ケヴィン・ハーヴィック・インコーポレーテッドに移籍した^[5]。
• マイケル・アネットはジャーメイン・レーシングで2年間活動した後スポンサーのパイロット・トラベル・センターズと共にラスティ・ウォレス・レーシングに移籍、キャンピング・ワールド・トラック・シリーズに転向したブレンダン・ゴーギャンの後釜となった^[6]。
• ジャスティン・オールガイヤーはペンスキー・レーシングで2年間活動した後、ターナー・モータースポーツに加入した^[7]。
• ダイヤモンド・ウォルトリップ・レーシングはトレヴァー・ベインとの契約を更新できず、ベインは2010年シーズン中にラウシュ・フェンウェイ・レーシングと契約した。彼はコーリン・ブラウンに代わって16番車をドライブした。
• エリック・マクルーアとスポンサーのヘフティはチーム・レンシ・モータースポーツを離れ、2011年はトライスター・モータースポーツと契約した^[8]。
• ブライアン・スコットはターナー・モータースポーツから2010年シーズン途中に放出され、RABレーシングでシーズンを終えた。スコットはジョー・ギブス・レーシングに移籍、11番車のトヨタをドライブし、クルーチーフはケヴィン・キッドであった。
• ケニー・ウォレスはジェイ・ロビンソン・レーシングで3シーズン活動した後、2011年はRABレーシングでドライブした^[9]。
• マイク・ブリスはキー・モータースポーツを離れ、トライスター・モータースポーツで19番車のシボレーをドライブした。
• スコット・ウィマーは今シーズンフル参戦し、キー・モータースポーツのシボレー40番車をドライブした。
• ジェレミー・クレメンツはデイヴィス・モータースポーツを離れ、51番車をドライブしてフル参戦した。
• シェルビー・ハワードはアーロンズ312の前にMLモータースポーツを離れた。デヴィッド・ストリームとデニス・セッツァーが彼の空席を埋めた。
• リード・ソレンソンはカンザス・ロタリー300の前にターナー・モータースポーツを放出された。スプリントカップに参戦していたブライアン・ヴィッカーズがカンザス、シャーロット、テキサスで代役を務めた。

シリーズ撤退

• ブレンダン・ゴーギャンはキャンピング・ワールド・トラック・シリーズにジャーメイン・レーシングと共に復帰、スポンサーのサウス・ポイント・ホテル、カジノ・アンド・スパも共に移動した。

この節の加筆が望まれています。

• ゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイでのレースはカレンダー落ちした^[12]。
• ナッシュビル・スーパースピードウェイでの2戦目は7月後半に移動した。
• アイオワ・スピードウェイとシカゴランド・スピードウェイでの2戦目が追加された。
• ミシガン・インターナショナル・スピードウェイでのレースは8月から6月に移動した^[13]。
• ケンタッキー・スピードウェイでのレースは7月に移動した^[13]。
• フェニックス・インターナショナル・レースウェイの春のレースは4月から2月に移動した。
• オートクラブ・スピードウェイでの秋のレースは売り上げ不足のため中止となり、代わりにシカゴランドでのレースが6月に開催された。

(key)
太字 - ポールポジション（最速タイム）
斜体 - ポールポジション（ポイントスタンディング）
* - 最多ラップリード