2016年沖縄県議会議員選挙
第12回沖縄県議会議員一般選挙(だい12かいおきなわけんぎかいぎいんいっぱんせんきょ)または2016年沖縄県議会議員選挙(2016ねんおきなわけんぎかいぎいんせんきょ)は、2016年5月27日に告示され、6月5日投開票された沖縄県議会の議員を選出するための一般選挙である[1]。 5月5日時点で、定数48に対し与党系36・野党系22・中立系12の計70人が出馬を予定し、いわゆる「オール沖縄」勢力と呼ばれる与党(現有24議席)が引き続き安定多数を確保できるか、野党(現有14議席)や中立(現有8議席)[2]が議席を増やし与党過半数割れとなるか、が最大の焦点となった[1]。2014年沖縄県知事選挙で知事が仲井眞弘多から翁長雄志に交代してから初めての県議選であり、翁長県政の普天間基地移設問題への対応や地域経済振興策などに評価が下されるものと見られた[1]。国政レベルでは、同年7月10日投開票予定の第24回参議院議員通常選挙の前哨戦としても注目された。 基礎データ
選挙結果6月5日に投票が行われ即日開票。この結果、県政与党が改選前の24議席から27議席(社民6人、共産6人、社大3人、諸派3人、無所属9人の計27人)に伸ばし、過半数を獲得[3]。一方、県政野党の自民は1議席増の15議席を獲得した。この他、中立の立場として公明が4人、おおさか維新が2人の議席をそれぞれ獲得し、民進は議席を獲得できなかった[4]。
投票率は53.31%[3]で、前回に次ぐ歴代2番目の低さであった。 開票ミス国頭郡区において開票作業にミスが発生した。5日11時20分、与党系の吉田勝廣を「当選」、自民党の具志堅透を「落選」と発表したが、翌1時42分、具志堅を「当選」、吉田を「落選」と当選者が入れ替わったことを発表した。また中頭郡区でも当選者の順位が入れ替わる混乱が発生した。沖縄県選挙管理委員会の当山尚幸委員長は、「集計ミスで皆さまにご迷惑をおかけした。おわび申し上げたい。県選管の発表で、ぬか喜びさせたのであれば大変申し訳ない」と陳謝する一方、「選管ではいまだに確定していない。まだ何か問題があれば、いまマスコミが発表しているのも違う結果になりうる」とも発言をした[6][7][8]。 当選した議員自民党 公明党 社民党 沖縄社大党 共産党 維新の会 無所属(翁長系) 無所属(その他)
補欠選挙
選挙区割改編平成27年沖縄県条例第44号により、今回の県議選から選挙区割が以下のように改編された。定数は48のままであるが、島尻郡と南城市の合区により、選挙区の数が14から13となった[10]。
脚注
外部リンク
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