2020年世界ジュニアカーリング選手権大会
世界ジュニアカーリング選手権大会2020 (英語: World Junior Curling Championships 2020、略語: WJCC2020) は、2020年2月15日から2月22日までロシア・クラスノヤルスクのクリスタルアイスアリーナで開催された世界ジュニアカーリング選手権である[1][2]。 概要競技は男女各10チームが参加して男子団体と女子団体の2種目が実施され、男女ともにカナダチームが優勝した。カナダはこの世界ジュニアカーリング選手権において男子は21回目、女子は13回目の優勝となった[3][4]。 また、日本からはSC軽井沢クラブの女子チームが出場して決勝トーナメントに進出、準決勝と3位決定戦で敗れ4位となったが、次回の2022年世界ジュニアカーリング選手権大会(2021年大会は中止)における日本女子の出場権を獲得した[5][6]。 競技日程競技日程は、男女ともに予選リーグ戦が2020年2月15日から2月20日まで、準決勝が2月21日、決勝および3位決定戦が2月22日で実施された。
男子出場国・地域前回大会である2019年世界ジュニアカーリング選手権大会の上位6つの国および地域 (スコットランド、カナダ、ノルウェー、スイス、アメリカ合衆国、ニュージーランド) と、2019年世界ジュニアBカーリング選手権大会 (12月)の上位3カ国 (スウェーデン、イタリア、ドイツ) 、開催国であるロシアの計10の国および地域のチームが出場した[7][8]。
チーム
予選リーグラウンドロビン方式 (1回総当たりのリーグ戦) により、決勝トーナメントに進出する4チームおよび次回大会に出場する国または地域を決定する予選が行われ、勝敗数によりスコットランド、カナダ、ドイツが、勝敗数とドローショットチャレンジ (DSC) のスコア[9]によりスイスが決勝トーナメントに進出した。また当初、上位6カ国が次回大会の出場権を獲得し、下位の4カ国は世界ジュニアBカーリング選手権 (B選手権) へ降格することとなっていたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響で2021年のB選手権が中止となったことを受けて、上位9カ国までが次回大会の出場権を獲得し、最下位のノルウェーのみB選手権へ降格することとなった[10]。
決勝トーナメント
準決勝予選で4位だったスイスが予選1位のスコットランドに9対6で勝利し、決勝戦に進出した。
予選2位のカナダが予選3位のドイツに7対4で勝利し、決勝戦に進出した。
3位決定戦スコットランドがドイツに6対5で勝利し、銅メダルを獲得した。
決勝カナダがスイスに7対2で勝利し、カナダが金メダル、スイスが銀メダルを獲得した。
最終順位
女子出場国開催国であるロシアおよび前回大会である2019年世界ジュニアカーリング選手権大会においてロシアを除く上位6カ国の中で出場を取りやめた中国を除く5カ国 (カナダ、スイス、韓国、スウェーデン、ノルウェー) と、2019年世界ジュニアBカーリング選手権大会 (12月)の上位4カ国 (日本、ラトビア、デンマーク、ハンガリー) の計10カ国のチームが出場した[7][11]。
チーム
予選リーグラウンドロビン方式 (1回総当たりのリーグ戦) により、決勝トーナメントに進出する4チームおよび次回大会に出場する国を決定する予選が行われ、勝敗数により韓国、カナダ、ドイツ、日本が決勝トーナメントに進出した。また当初、上位6カ国が次回大会の出場権を獲得し、下位の4カ国は世界ジュニアBカーリング選手権 (B選手権) へ降格することとなっていたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響で2021年のB選手権が中止となったことを受けて、上位9カ国までが次回大会の出場権を獲得し、最下位のハンガリーのみB選手権へ降格することとなった[10]。
決勝トーナメント
準決勝予選1位の韓国が予選4位の日本に8対4で勝利し、決勝戦に進出した。
予選2位のカナダが予選3位のロシアに9対8で勝利し、決勝戦に進出した。
3位決定戦ロシアが日本に14対4で勝利し、銅メダルを獲得した。
決勝カナダが韓国に7対5で勝利し、カナダが金メダル、韓国が銀メダルを獲得した。
最終順位
受賞閉会式において、今大会で最もカーリング精神を示した選手を決定する「スポーツマンシップ・アワード」の投票が出場選手によって行われ、女子はノルウェーのスキップであるマイア・ラムスフィエル (英語: Maia Ramsfjell) 、男子はニュージーランドのバイス・スキップであるアントン・フッド (英語: Anton Hood)が受賞した[13]。 出典
外部リンク
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