2022年北京オリンピックのクロスカントリースキー競技

2022年北京オリンピックのクロスカントリースキー競技（2022ねんぺきんオリンピックのクロスカントリースキーきょうぎ）は国際スキー連盟（FIS）管轄で張家口市の国家クロスカントリーセンター（中国語版）にて2022年2月5日から2022年2月20日まで全12種目が実施された^[1]。

以下の男女6種目ずつ計12種目を実施する。

• クラシカル（男子15 km、女子10 km）
• スキーアスロン（男子30 km、女子15 km）
• フリースタイル（男子50 km^{[注 1]}、女子30 km）
• リレー（男子4×10 km、女子4×5 km）※前半2名はクラシカル走法、後半2名はフリー走法
• 個人スプリント　※フリー走法により実施
• 団体スプリント　※クラシカル走法により実施

男女合わせて合計296名の選手が出場資格を得る。1つのNOCからは最大で男女8名ずつ、計16名まで出場できる^[4]。また、個人種目では1種目につき4名まで出場できる。

出場する選手は、2006年までに生まれていて、2022年1月17日時点のFISポイント^[5]が規定を満たす必要がある。リレー種目に限って、バイアスロン競技またはノルディック複合競技に出場する選手の中で、上記の条件を満たす選手を男女1名ずつまで出場させることができる。

1. 2021年ノルディックスキー世界選手権か2021年ノルディックスキーU-23世界選手権にて規定のFISポイントを満たした選手が1人でもいるNOCはその性別ごとに1名の出場枠を得る。
2. 国別のクロスカントリーランキング^[6]の上位の国に性別ごとに最大4名の出場枠が与えられる。
3. 男女各148名から上記1.〜2.と4.で割り当てられた出場枠を除いた残りの出場枠を、国別のクロスカントリーランキングを基に性別ごとに最大3名まで割り当てする^[7]。（1.〜4.と合わせて男女とも8名まで）
4. 開催国（中国）の得ている出場枠が性別ごとに各4名に満たない場合は、開催国枠として不足する出場枠を得る。

日本は男女4名ずつの出場枠を得た^[8]。2022年1月、全日本スキー連盟は代表内定選手計8名を発表した^[9][10]。

種目	金		銀		銅
50kmフリー[15][注 1]	アレクサンドル・ボルシュノフ ROC (ROC)	1:11:32.7	イワン・ヤキムシュキン ROC (ROC)	1:11:38.2	シメン・ヘグスタ・クリューゲル ノルウェー (NOR)	1:11:39.7
30kmスキーアスロン[16]	アレクサンドル・ボルシュノフ ROC (ROC)	1:16:09.8	デニス・スピツォフ ROC (ROC)	1:17:20.8	イーヴォ・ニスカネン フィンランド (FIN)	1:18:10.0
15kmクラシカル[17]	イーヴォ・ニスカネン フィンランド (FIN)	37:54.8	アレクサンドル・ボルシュノフ ROC (ROC)	38:18.0	ヨハンネス・ヘスフロト・クレボ ノルウェー (NOR)	38:32.3
4x10kmリレー[18]	ROC (ROC) アレクセイ・チェルヴォトキン（30:14.7） アレクサンドル・ボルシュノフ（29:32.0） デニス・スピツォフ（27:22.6） セルゲイ・ウスチュゴフ（27:41.4）	1:54:50.7	ノルウェー (NOR) エミル・イヴェルセン（30:49.1） ポール・ゴルベルグ（29:57.1） ハンス・クリステル・ホルン（27:08.0） ヨハンネス・ヘスフロト・クレボ（28:03.7）	1:55:57.9	フランス (FRA) リシャール・ジューヴ（31:04.9） ユゴ・ラパリュー（29:51.5） クレマン・パリス（27:02.1） モーリス・マニフィカ（28:08.6）	1:56:07.1
個人スプリント[19]	ヨハンネス・ヘスフロト・クレボ ノルウェー (NOR)	2:58.06	フェデリコ・ペレグリーノ イタリア (ITA)	2:58.32	アレクサンドル・チェレンチエフ ROC (ROC)	2:59.37
団体スプリント[20]	ノルウェー (NOR) エリック・ヴァルネス ヨハンネス・ヘスフロト・クレボ	19:22.99	フィンランド (FIN) イーヴォ・ニスカネン ヨニ・マキ	19:25.45	ROC (ROC) アレクサンドル・ボルシュノフ アレクサンドル・チェレンチエフ	19:27.28

種目	金		銀		銅
30kmフリー[21]	テレーセ・ヨーハウグ ノルウェー (NOR)	1:24:54.0	ジェシー・ディギンズ アメリカ合衆国 (USA)	1:26:37.3	ケルットゥ・ニスカネン フィンランド (FIN)	1:27:27.3
15kmスキーアスロン[22]	テレーセ・ヨーハウグ ノルウェー (NOR)	44:13.7	ナタリア・ネプリャエワ ROC (ROC)	44:43.9	テレーザ・シュタドローバー オーストリア (AUT)	44:44.2
10kmクラシカル[23]	テレーセ・ヨーハウグ ノルウェー (NOR)	28:06.3	ケルットゥ・ニスカネン フィンランド (FIN)	28:06.7	クリスタ・パルマコスキ フィンランド (FIN)	28:37.8
4×5kmリレー[24]	ROC (ROC) ユリア・ストゥパク（14:21.3） ナタリア・ネプリャエワ（14:06.4） タチアナ・ソリナ（12:39.2） ベロニカ・ステパノワ（12:34.1）	53:41.0	ドイツ (GER) カテリン・ザウエルブレイ（14:22.8） カタリナ・ヘンニヒ（14:00.6） ヴィクトリア・カール（12:38.5） ゾフィー・クレール（12:57.3）	53:59.2	スウェーデン (SWE) マヤ・ダールクヴィスト（14:41.1） エバ・アンデション（14:07.3） フリーダ・カールソン（12:48.5） ヨンナ・スンドリング（12:24.8）	54:01.7
個人スプリント[19]	ヨンナ・スンドリング スウェーデン (SWE)	3:09.68	マヤ・ダールクヴィスト スウェーデン (SWE)	3:12.56	ジェシー・ディギンズ アメリカ合衆国 (USA)	3:12.84
団体スプリント[20]	ドイツ (GER) カタリナ・ヘンニヒ ヴィクトリア・カール	22:09.85	スウェーデン (SWE) マヤ・ダールクヴィスト ヨンナ・スンドリング	22:10.02	ROC (ROC) ユリア・ストゥパク ナタリア・ネプリャエワ	22:10.56

順	国・地域	金	銀	銅	計
1	ノルウェー (NOR)	5	1	2	8
2	ROC (ROC)	4	4	3	11
3	フィンランド (FIN)	1	2	3	6
4	スウェーデン (SWE)	1	2	1	4
5	ドイツ (GER)	1	1	0	2
6	アメリカ合衆国 (USA)	0	1	1	2
7	イタリア (ITA)	0	1	0	1
8	オーストリア (AUT)	0	0	1	1
	フランス (FRA)	0	0	1	1
	合計	12	12	12	36

1. ^ ^{a b c} 男子50 kmは当日の天気の影響により28.4 km (7.1 km×4) に短縮した^[2][3]。ただし、種目名に変更はなし。

表 話 編 歴 オリンピックのクロスカントリースキー競技
メダリスト一覧 (男子、女子)
	1924 1928 1932 1936 1948 1952 1956 1960 1964 1968 1972 1976 1980 1984 1988 1992 1994 1998 2002 2006 2010 2014 2018 2022 2026
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