J・J・エイブラムス
ジェフリー・ジェイコブ・エイブラムス(Jeffrey Jacob Abrams、1966年6月27日 - )は、アメリカ合衆国の映画プロデューサー・クリエイター、テレビプロデューサー・クリエイター、ドラマ・映画監督、脚本家、俳優、作曲家。通称 J・J・エイブラムス。アクション、ドラマ、サイエンス・フィクションといったジャンルの作品で知られている。映画ではパラマウント映画、テレビドラマではワーナー・ブラザース・テレビジョンと関係が深い。 学生時代までニューヨークで生まれ、ロサンゼルスで育った。ユダヤ系の血を引く[1]。父親はテレビプロデューサーのジェラルド・W・エイブラムス。8歳のときに祖父に連れられてユニバーサル・スタジオを訪れ映画製作に興味を持つ。サラ・ローレンス大学に進学[2]。 経歴映画界での最初の仕事は作曲で、16歳のときドン・ドーラーの『魔獣星人ナイトビースト』の音楽を手がけた。大学4年生の時にジル・マズルスキーとチームを組んで長編映画の脚本を書き上げた。これをタッチストーン・ピクチャーズが買い上げ、それに基づいてチャールズ・グローディンとジェームズ・ベルーシ出演の『ファイロファックス/トラブル手帳で大逆転』(1990)が制作された。続いてハリソン・フォード主演の『心の旅』(1991)の脚本を書き、メル・ギブソン主演の『フォーエヴァー・ヤング 時を超えた告白』(1993)では脚本に加え、製作総指揮を務めた。 製作ジェリー・ブラッカイマー、監督マイケル・ベイの1998年の映画『アルマゲドン』では、脚本で参加。同年、初めてテレビドラマに進出し、『フェリシティの青春』を製作。このシリーズはThe WBネットワークで4シーズンに渡って放送された。製作総指揮と脚本だけでなく、テーマ曲の作曲も手がけている。 2001年、スリラー映画『ロードキラー』の脚本・製作を務め、製作されなかった『スーパーマン』の映画脚本も書いた。 2001年、ブライアン・バークと共にバッド・ロボット・プロダクションズを立ち上げ、ABCで『エイリアス』や『LOST』を製作。『LOST』では、パイロット版(第1シーズンの1話と2話)では脚本・監督、第3シーズン初回(第50話)では脚本に参加した。『フェリシティの青春』と同様、『エイリアス』と『LOST』のテーマ曲も作曲した。 2005年、『エイリアス』の大ファンであるというトム・クルーズが『M:i:III』の監督に招き[3]、映画監督としても活動開始。2006年には、ABCにて『恋するブライアン』の製作総指揮を務めた。 ![]() 2007年、TEDカンファレンスで講演[4]。 2008年、怪獣映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』を製作[5]。2009年、SF映画『スター・トレック』で監督を務める[6]。2008年、FOXのSFドラマ『FRINGE/フリンジ』で製作総指揮・脚本(ほかにロベルト・オーチーとアレックス・カーツマンも脚本に参加)を務め、テーマ曲を作曲している。 2009年のMTVムービー・アワードの会場で、アンディ・サムバーグとウィル・フェレルとともに1980年代風の"Cool Guys Don't Look at Explosions"を演奏。エイブラムスはキーボードを担当した。 2010年9月からNBCで製作総指揮を務めた『アンダーカバー』が放送されたが[7]、同年12月に打ち切られた。 スティーヴン・スピルバーグとブライアン・バークも製作に参加したパラマウント映画の『SUPER8/スーパーエイト』(2011)で監督・脚本を務めた[8]。 2012年、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の監督に決定した。2019年12月20日公開の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でも脚本・監督を務める[9]。 2020年から、所属のバッド・ロボットの映画製作契約がパラマウント映画からワーナー・ブラザースに変更する事が決まった。これで、ワーナー・ブラザース・テレビジョンと共にバッド・ロボット作品をワーナー独占で手掛ける事になる。 作風
私生活Katie McGrath と結婚し[12][13]、息子2人と娘1人をもうけている[2]。ロサンゼルスのパシフィック・パリセーズ在住。 民主党に献金している。ビル・クリントン、バラク・オバマ、ビル・ブラッドリー、ジョン・エドワーズ、ヒラリー・クリントン、ハリー・リード、ラス・ファインゴールド、ティム・ケインといった政治家のキャンペーンに寄付している[14]。 親日家としても知られており、日本文化やポップカルチャーにも造詣が深い[15]。 主な作品映画
テレビドラマ
舞台
賞受賞
ノミネート
脚注・出典
関連文献
外部リンク
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