SDガンダム GGENERATION CROSS RAYS
『SDガンダム GGENERATION CROSS RAYS』(エスディーガンダム ジージェネレーション クロスレイズ)は、バンダイナムコエンターテインメントより2019年11月28日に発売されたPlayStation 4・Nintendo Switch・Microsoft Windows(Steam)用ゲームソフト。 Windows版の発売は『DA』以来となる[5]。PS4版・Switch版の早期購入特典として、『SDガンダム GGENERATION モノアイガンダムズ』移植版のダウンロードコードが封入されていた[6]。PS4版・Switch版限定の『プレミアムGサウンドエディション』には原作作品の主題歌や挿入歌が収録、Steam版限定の『デジタルデラックスエディション』には未来世紀、アフターウォー、正暦、アドバンスド・ジェネレーション、リギルド・センチュリー各作品の一部機体やキャラクターが追加される有料ダウンロードコンテンツのシーズンパスが同梱されている[7]。PS4版・Switch版限定の『プラチナムエディション』には難易度・ステージなどが追加された『エキスパンション・パック』[8]やシーズンパスを含めた各種ダウンロードコンテンツが全て同梱されている[9]。 ゲームシステムは前作『GENESIS』のものを踏襲しながらも、ゲームコンセプトは『WARS』をベースとしており、ボイスやカットインなどキャラクターの演出に重きを置いている[10]。。 シナリオ本作のシナリオはシリーズで初めて宇宙世紀作品が登場せず、アフターコロニー、コズミック・イラ、西暦、ポスト・ディザスターといった4つの世界観の作品のみで構成されている[11]。シナリオ面では、『機動戦士ガンダム00F』『鉄血のオルフェンズ』『月鋼』が新たに収録されているほか、『ASTRAY』『X ASTRAY』『STARGAZER』『00』のセカンドシーズン、『劇場版00』がシリーズ初の本格的な原作再現となる[10]。また、それ以外の作品では『ガンダムビルドファイターズ』『ガンダムビルドダイバーズ』、『SDガンダム外伝』などから一部の機体やキャラクターが登場する。宇宙世紀が存在しないため、クラップ級もしくはスペース・アーク級に分類されていたプレイヤー軍の初期艦であるキャリー・ベースが異なるデザインに変更になっている。 システム部隊編成ではこれまでのシリーズに存在した「戦艦グループ」に加えて、戦艦不要の「遊撃グループ」が新たに登場した[12]。特定の敵キャラクター「アビリティホルダー」を倒してアビリティを入手する「アビリティGETシステム」[13]、直接操作できないが一定時間経過後に派遣部隊に応じた作戦報酬を持ち帰ることのできる「グループ派遣」[14][注 1]など、数々の新機軸が盛り込まれている[10]。 ユニットの特殊能力は原作を忠実に再現したため、難易度は『GENESIS』以前よりも高くなっている[注 2]。 なお、『OVER WORLD』以来となるカスタムサウンドトラック機能が復活している(Switch版は非対応)。PS4版はリモートプレイにも対応している。また、Switch版では通常版と『プレミアムGサウンドエディション』間でセーブデータを共有できない。 仕様変更
登場人物・機体登場声優の扱い
登場作品作品名の後ろに☆印があるものはダウンロードコンテンツおよびプラチナムエディションで追加された。また、DLC「エキスパンション・パック」ではハルファスガンダムをはじめとするGジェネレーションシリーズのオリジナル機体・パイロットが登場している[15]。
Gジェネシリーズオリジナル機体
主題歌
サウンドエディション収録曲『プレミアムGサウンドエディション』に収録されている楽曲。 新機動戦記ガンダムW
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
機動戦士ガンダムSEED
機動戦士ガンダムSEED MSV
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
機動戦士ガンダム00 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
開発今作の構想は、『GENESIS』開発中だった2016年夏から存在しており、2017年にプロジェクトとしてスタートした[16]。 前作『GENESIS』が宇宙世紀100年の歴史を描くことを中心としていたことから、今作『CROSS RAYS』では、4つの新世紀を描くという方針が取られた[17]。今作は「原作追体験型」に位置付けられ、それぞれの世界観を楽しみながら他作品のモビルスーツを活躍させるというかたちのクロスオーバーが取られた[17]。参戦作品のうち、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は今作が『ジージェネ』シリーズ初参戦となるほか、『機動戦士ガンダム00』はこのタイプの作品での参戦は初めてである[17]。『機動戦士ガンダムSEED』および『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』は過去の『ジージェネ』シリーズに登場したことがあるものの、今作への参戦に当たっては再構成がなされた[17]。この方針の背景には、ユニットモデルを頭身の高いものに作り直したことが挙げられる[17]。 多くの人々に楽しんでもらいたいという意向からマルチプラットフォームとして展開された[17]。また2019年初頭の時点では、Steam版にも繁体字ローカライズを実施する予定があった[17]。 反響ファミ通の馬波レイよると、「台北ゲームショウ」2019でPlayStation 4版がプレイアブル出展された際、来場者が殺到しあっという間に整理券がなくなったという[17]。馬波は試遊版について、基本的なプレイフィールは『GENESIS』と変わらないものの、戦闘シーンは豪勢になっていたと述べている[17]。 脚注注釈
出典
外部リンク |
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