機動戦士ガンダム00外伝
『機動戦士ガンダム00外伝』(きどうせんしガンダムダブルオーがいでん)は、『電撃ホビーマガジン』、『ガンダムエース』、『月刊ホビージャパン』の3誌において、テレビアニメ『機動戦士ガンダム00』の放送と並行して展開が開始された、同作を別の視点から描くサンライズ公式の外伝の総称。 概要と物語数ある『機動戦士ガンダム00』関連のメディアミックス作品のうち、具体的にはテレビシリーズの放送と同時に展開された『機動戦士ガンダム00P』、『機動戦士ガンダム00F』、『機動戦士ガンダム00V』、および終了後に開始された『機動戦士ガンダム00I』、『機動戦士ガンダム00I 2314』、『機動戦士ガンダム00V戦記』、『機動戦士ガンダム00N』、『機動戦士ガンダム00P SPECIAL EDITION』の8作品[注 1]が、公式外伝と銘打たれた『機動戦士ガンダム00外伝』と題する作品に属している。 当初に展開された3作品は、それぞれアニメ本編の過去・現在・未来からの回想が描かれていた。これらの外伝は、外伝という枠に止まらない本伝の一部であるとして位置付けられ、アニメ本編との連動がアピールされている[1]。また、他のガンダムシリーズ作品におけるMSV系作品と同様、アニメ本編に登場するMSのバリエーション機が多数登場している。 複数の作家の手で複数の雑誌に展開されているが、その全てを統括するのは千葉智宏であり、彼のシナリオに基づいて全てのストーリーが有機的に関連している。 機動戦士ガンダム00P『電撃ホビーマガジン』にて連載。ショートストーリーを、連載回ごとに登場するメカニックの解説や模型作例を使用したジオラマを交えて掲載する。エクシアの前型機である「アストレア」を始めとする「第2世代型ガンダム」の開発系譜にまつわるストーリー。ある時期を境にセカンドシーズンへと移行し、第3世代ガンダムマイスターのスカウトや、第3世代型ガンダムの開発史を中心としたストーリー展開となってゆく。
機動戦士ガンダム00P SPECIAL EDITION『電撃ホビーマガジン』にて掲載。2010年に00外伝関係のプラモデル(HG00シリーズ)が発売されるのに合わせて、短期連載された。『00P』とタイトルについているが、5つのエピソードのうち4つは『00I』の時期のエピソードで、1つのみが『00Pファーストシーズン』のエピソードとなっている。 機動戦士ガンダム00F『月刊ガンダムエース』にて連載。ときた洸一作画による漫画作品。本編ファーストシーズンと同時期の『00Fファーストシーズン』、本編セカンドシーズンまでの空白の4年間を描く『00Fセカンドシーズン』の2部構成。主人公フォン・スパークを始めとする作品オリジナルのキャラクターの他、他作の登場人物やメカニックなども登場する。単行本巻末には嘗てときたが手掛けた『がんばれ!ドモンくん ガンダムパーティ』同様のパロディ四コマ漫画『へれすて』が掲載されている(1巻を除く)。
機動戦士ガンダム00V『月刊ホビージャパン』にて連載。『00P』同様、ショートストーリーと模型作例を中心とした構成である。 『00』本編よりもさらに先の時代の視点からの物語。テレビ本編では語られなかったミッションとそこで用いられたメカニックについて、主にとある歴史研究者と1人のエースパイロットの視点から見て語られるストーリー[注 2]。 第12回(2009年1月号)からMSのデザイン掲載号の翌月号にMSのショートストーリーと模型作例が掲載されるスタイルに変更になった。 機動戦士ガンダム00V戦記『月刊ホビージャパン』にて連載。主に『00V』で紹介したMSが実際に活躍するエピソードを、模型の作例を交えて紹介するフォトストーリー。『劇場版』に登場した機体のバリエーションの活躍エピソードも描かれている。 機動戦士ガンダム00I『月刊ガンダムエース』にて連載。ときた洸一作画による漫画作品。本編セカンドシーズンと同時期のストーリー。単行本巻末には前作『へれすて』に続くパロディ四コマ漫画『だぼあい』が掲載されている。 ある日、普通の学生として暮らしていた青年レイヴは、「6人の仲間を集めよ」というヴェーダからの指令を受け、同時に自分が人間ではなくイノベイドであることを知らされる。医師であり「仲間を覚醒させる者」として目覚めたイノベイドのテリシラと共に仲間探しの旅に出るが、その旅には歴史の影でかつて活躍した人物たちも大きく関わってくることになる。 死んだはずのイノベイド、ビサイド・ペイン。親友グラーベの仇としてビサイドを追い、レイヴをビサイドと呼ぶヒクサー。CBの後方支援を担当する旧フェレシュテのメンバー、そして人類史上最大のテロ首謀者であるフォン。彼らとの関わりにより、レイヴ達は「6人の仲間」の目的、そして世界の裏で暗躍する者の野望を知る。 機動戦士ガンダム00I 2314『月刊ガンダムエース』にて連載(第1話は『ガンダム00エース』に掲載)。ときた洸一作画による漫画作品。『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』と同時期のストーリーにして、『機動戦士ガンダム00外伝』の最終作品。新人マイスターとして、再結成されたフェレシュテに加入したレナード・ファインズ(レオ・ジーク)の視点から、劇場版の時代が語られる。 機動戦士ガンダム00N『電撃ホビーマガジン』にて連載。作品世界で起きた様々な事件・エピソードを、当時のニュース映像や写真・画像、本編・外伝の登場人物などの手によるレポートや論文・書籍などから引用する形で紹介するフォトストーリー。2011年6月に刊行された『機動戦士ガンダム00N integrated G-ROOMS』には、「YOMBAN」で連載されていた『G-ROOMS』が『00N』と同様に再構成されたものが掲載されている[注 3]。 作品コンセプトとしては「『MS ERA』のようなものをしたい」という『電撃ホビーマガジン』編集長の意見からきている[2]。 登場人物声優の部分は『SDガンダム GGENERATION』シリーズでの配役。 ソレスタルビーイング / フェレシュテ第2世代ガンダムマイスター
第3世代ガンダムマイスター
その他
人類革新連盟「超人機関技術研究所」
国連
イノベイド
その他
組織・用語
登場兵器→詳細は「機動戦士ガンダム00シリーズの登場兵器」を参照
スタッフ
書籍
脚注注釈
参考文献
外部リンク |
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