Sketch (ソフトウェア)
Sketchはオランダの Bohemian Codingによって開発されたベクターグラフィックエディタである。 Sketchは2010年9月7日にmacOS用に初めてリリースされ、 [1] 2012年にApple Design Awardを受賞している。 [2] Sketchと従来のベクターグラフィックエディタ(例えば、Adobe Illustrator)の主な違いは、Sketchには印刷デザイン機能が含まれていないことであった。 [3] Sketchは2020年1月現在、macOSでのみ利用可能である。 Sketchは主にWebサイトおよびモバイルアプリの設計のためのUIおよびUXのデザインツールだが、最近ではプロトタイプ作成、コラボレーションに焦点を絞り、デジタル設計のためのより包括的なプラットフォームを志向している。 ソフトウェアの機能と概要Sketchは、主にモバイルアプリとWebのUIとUXを設計するために使用される。 Sketchでデザインされたファイルは独自の.sketchファイル形式で保存されるが、.sketchファイルはAdobe Illustrator 、 Adobe Photoshopなどのプログラムで開くことができる。また、Sketchファイルは、一般的なPNG、JPG、SVG、PDF、TIFF 、WebPなどの形式でエクスポートすることができる。 プロトタイピングSketchで作成したデザインは、オブジェクトにアクションや遷移を指定することで、試作品のインタラクションをデモンストレーションおよびテストすることができる。[4] また、プロトタイプはiOSアプリ(Sketch Mirror)を介して、iPhone上で操作することができる。 拡張機能Sketchではプラグインとよばれる拡張機能のパッケージを開発・配布・利用可能である[5]。プラグインは公式ライブラリで検索することができるほか、その他のソースからファイルでも配布されている(拡張子は.sketchplugin)。 ライセンスシステムSketchは従来App Storeで販売されていたが、2015年12月以降は公式サイトからWebサイトで販売されている。 Bohemian Codingは、この対応の理由として、Appleの厳格な技術ガイドライン、審査プロセスの遅さ、アップグレード価格への柔軟性の欠如を挙げた。 [6] また、2016年6月8日に、Bohemian CodingはブログでSketchの新しいライセンスシステムに切り替えることを発表した。 このライセンスシステムでは、ユーザーは1度の課金に基づき、1年間アップデートを受け取ることができる。アップデート期間を超過した場合、ユーザーはライセンスの有効期限が切れる前に最後に発行されたバージョンを使用し続けるか、ライセンスを更新してもう1年間アップデートを受け取ることができる。 [7] 競合製品関連項目参照資料
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