Figma (ソフトウェア)

Figma
作者 Figma, Inc.
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Figma(フィグマ)は、ブラウザベースのコラボレーション・インターフェース・デザイン・ツールである。MacOSまたはWindows用のデスクトップアプリケーションでオフラインでも利用できる。AndroidiOSで使用するモバイルアプリはスマートフォンとタブレットデバイス上でリアルタイムにFigmaプロトタイプを閲覧、インタラクションすることが可能である。Figmaの機能セットは、ユーザーインターフェイスとユーザーエクスペリエンスのデザインにフォーカスされており、リアルタイムでのコラボレーションに重点を置いている。ベクターグラフィックのエディターとプロトタイピングツールを活用している。

機能

Figmaでは、ユーザーは3つの異なるモードでデザインを作成できる:デザインモード、プロトタイプモード、デベロッパーモードである。[1]

デザインモードでは、シェイプやフレーム、コンポーネントの描画、スタイルの適用、レイヤーの管理などを行うことができる。

プロトタイプモードでは、フレームや画面間にインタラクティブなフローを作成し、UXのテストや画面遷移のシミュレーション、「クリック時」「ホバー時」などのインタラクション設定ができる。

デベロッパーモード(開発モード)では、コードスニペットの確認、エクスポート指定アセットのダウンロード、変数やトークンの表示、要素寸法の確認などが可能である。[2]

これらの機能を活用することで、Web開発などにおいてインタラクティブなデザイン作成が行える。

2025年5月、Figmaはイベント「Config 2025」において、ベータ版の新機能「Figma Sites」を発表した。この機能により、デザイナーは作成したデザインを直接Webに公開することが可能になる。[3]

歴史

Figmaは、ブラウン大学でコンピューターサイエンスを専攻していたDylan FieldとEvan Wallaceによって2012年に開発をスタートさせた[4]

2021年4月21日、FigmaはFigJamという名前のホワイトボードツールを発表した[5]

2022年9月、AdobeはFigmaを2023年内に約200億ドルで買収すると発表した[6]。しかし、2023年12月18日時点で買収計画は中止されたことが発表されている[7]

関連項目

脚注

  1. ^ Figma official documentation”. Figma Help Center. 2025年7月7日閲覧。
  2. ^ Introducing Dev Mode”. Figma Blog (2023年6月21日). 2025年7月7日閲覧。
  3. ^ Introducing Figma Sites (Beta)”. Figma Blog (2025年5月21日). 2025年7月7日閲覧。
  4. ^ Crook, Jordan (2019年2月15日). “Figma gets $40 million Series C to put design tools in the cloud”. TechCrunch. 2020年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月15日閲覧。
  5. ^ Figma introduces a whiteboard tool called FigJam”. TechCrunch. TechCrunch. 2021年8月10日閲覧。
  6. ^ 山川晶之 (2022年9月15日). “Adobe、Figmaを約2.9兆円で買収へ デザインコラボツール大手”. ITmedia. オリジナルの2022年9月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220916002905/https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2209/15/news219.html 2022年9月16日閲覧。 
  7. ^ アドビとFigma、合併契約の終了に両社間で合意”. www.adobe.com. 2024年10月18日閲覧。

外部リンク

  • 公式サイト
    • Figma:オールインワンデザインプラットフォーム
    • FigJam:チーム用オンラインホワイトボード
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