コード
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文字
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文字名(英語)
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用例・説明
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ラテン文字転写
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ベースライン下方のマーカー
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U+0600
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ARABIC NUMBER SIGN
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アラビア文字における番号記号。ラテン文字などの"#"にあたる。アラビア・インド数字で書かれた数値の下に書かれる。[2][3]
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U+0601
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ARABIC SIGN SANAH
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アラビア文字において年号の数値の下に書かれる記号。[2][3]
U+0604 とは異なり主にグレゴリオ暦やイスラム暦(ヒジュラ暦)で用いられ、グレゴリオ暦の場合は年号とこの記号の後に「キリスト教の」を意味するアラビア語عيسوي ʿīsawīの略である字母ain(U+0639 ع)の語頭形を、イスラム暦の場合はムハンマドの聖遷(ヒジュラ)を表すアラビア語 هجري hijrīの略である字母heh doachashmee(U+06BE ھ)を記す。[4]
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U+0602
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ARABIC FOOTNOTE MARKER
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アラビア文字において脚註を示す際に用いられる記号で、註釈が必要な個所に脚註番号を表すアラビア・インド数字の下に書かれて、ページの下部などに再度同じ数字とこの記号の組み合わせが使われて註釈の情報が記される。[2][3][5]
ラテン文字などにおけるアスタリスク(*)やダガー(†)と同じような機能を持つ。
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U+0603
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ARABIC SIGN SAFHA
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U+0604
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ARABIC SIGN SAMVAT
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ウルドゥー語でヴィクラマ暦の年号を書くために使用する記号。[6]年号を示すアラビア・インド数字の下に書かれて、書かれた数値がヴィクラマ暦による年数の表記であることを示す。[4]
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ベースライン上方のマーカー
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U+0605
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ARABIC NUMBER MARK ABOVE
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コプト暦数字(英語版)で用いられることがある。[6]
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根号
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U+0606
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؆
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ARABIC-INDIC CUBE ROOT
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アラビア文字における3乗根(立方根)の数学記号。[7]
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U+0607
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؇
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ARABIC-INDIC FOURTH ROOT
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アラビア文字における4乗根(二重平方数)の数学記号。[7]
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文字様記号
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U+0608
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؈
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ARABIC RAY
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アラビア文字における数学記号で「直線」を表す。[7]
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約物
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U+0609
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؉
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ARABIC-INDIC PER MILLE SIGN
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アラビア文字における千分率(パーミル)の記号。[7]
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U+060A
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؊
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ARABIC-INDIC PER TEN THOUSAND SIGN
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アラビア文字における万分率の記号。[7]
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通貨記号
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U+060B
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؋
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AFGHANI SIGN
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アフガニスタンの公定通貨であるアフガニの通貨記号。
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約物
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U+060C
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،
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ARABIC COMMA
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アラビア文字における読点(コンマ)。
現代の文章ではターナ文字やシリア文字でも用いられる。[6]
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U+060D
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؍
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ARABIC DATE SEPARATOR
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アラビア文字において、日付と月の名前の間の区切りに使われる記号。[2][3]
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詩用記号
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U+060E
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؎
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ARABIC POETIC VERSE SIGN
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詩においてビュレットとして用いられる記号。行の先頭に書かれる。[2][5][3]
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U+060F
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؏
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ARABIC SIGN MISRA
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敬称用記号
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U+0610
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ؐ
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ARABIC SIGN SALLALLAHOU ALAYHE WASSALLAM
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イスラム教において宗教上重要な聖人や偉人の名前の上に敬意を表すために書かれる祈りの言葉。
「彼に神の平安と祝福がありますように」を意味するアラビア語"sallallahu alayhe wasallam"を表す。[6][2][3][8]
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U+0611
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ؑ
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ARABIC SIGN ALAYHE ASSALLAM
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イスラム教において宗教上重要な聖人や偉人の名前の上に敬意を表すために書かれる祈りの言葉。
「彼に平安がありますように」を意味するアラビア語"alayhe assalam"を表す。[6][2][3][8]
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U+0612
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ؒ
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ARABIC SIGN RAHMATULLAH ALAYHE
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イスラム教において宗教上重要な聖人や偉人の名前の上に敬意を表すために書かれる祈りの言葉。
「神が彼に慈悲を与えますように」を意味するアラビア語"rahmatullah alayhe"を表す。[6][2][3][8]
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U+0613
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ؓ
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ARABIC SIGN RADI ALLAHOU ANHU
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イスラム教において宗教上重要な聖人や偉人の名前の上に敬意を表すために書かれる祈りの言葉。
「神が彼を喜ばれますように」を意味するアラビア語"radi allahu ’anhu"を表す。[6][2][3][8]
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U+0614
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ؔ
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ARABIC SIGN TAKHALLUS
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詩人の名前や名前の上に置かれる記号、または一部の文章ですべての固有名詞をマークするために使用される記号。[6][2][3][8]
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クルアーンの註釈記号
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U+0615
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ؕ
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ARABIC SMALL HIGH TAH
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イラン及びパキスタンで出版される一部のクルアーンで、読み上げ中に休止すべき位置を示す記号。[6]
U+0679 ٹ などの一部の文字の発音記号として使用される小さな TAH 記号と混同しないこと。[6]
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拡張アラビア記号
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U+0616
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ؖ
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ARABIC SMALL HIGH LIGATURE ALEF WITH LAM WITH YEH
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ARABIC SMALL HIGH LIGATURE ALEF WITH YEH BARREEとも呼ぶ。[6]
早期ペルシャ語(10~16世紀)[6][9]
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クルアーンの註釈記号
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U+0617
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ؗ
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ARABIC SMALL HIGH ZAIN
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イランのクルアーンで用いられる記号で、本文中に出現する箇所で一時停止してもよいが、間を置かずに経典を読み上げることが推奨されることを示すために使用される。アラブ圏でのクルアーンにおけるU+06D6 ۖと同じ役割を持つ。[10]
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U+0618
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ؘ
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ARABIC SMALL FATHA
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064E َ FATHA と混同しないこと。[6]これらの通常のものより小さなシャクルはクルアーンで使用され、節の頭の字母アリフ(U+0627 ا)に付加される。前の節から休止を挟まずに経典を読む場合にアリフが表す子音[ʔ]を発音せずに前の節の最後の子音に小さなシャクルが表す母音を付加して読むことを表す。[10]
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U+0619
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ؙ
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ARABIC SMALL DAMMA
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064F ُ DAMMAと混同しないこと。[6]これらの通常のものより小さなシャクルはクルアーンで使用され、節の頭の字母アリフ(U+0627 ا)に付加される。前の節から休止を挟まずに経典を読む場合にアリフが表す子音[ʔ]を発音せずに前の節の最後の子音に小さなシャクルが表す母音を付加して読むことを表す。[10]
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U+061A
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ؚ
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ARABIC SMALL KASRA
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0650 ِ KASRAと混同しないこと。[6]これらの通常のものより小さなシャクルはクルアーンで使用され、節の頭の字母アリフ(U+0627 ا)に付加される。前の節から休止を挟まずに経典を読む場合にアリフが表す子音[ʔ]を発音せずに前の節の最後の子音に小さなシャクルが表す母音を付加して読むことを表す。[10]
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約物
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U+061B
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؛
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ARABIC SEMICOLON
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アラビア文字におけるセミコロン。
現代の文章ではターナ文字やシリア文字でも用いられる。[6]
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制御文字
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U+061C
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ARABIC LETTER MARK
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ラテン文字などの左横書き文字とアラビア文字が混在している双方向テキストで直前の文字がアラビア文字であることを表す際に用いられる制御文字。具体的なグリフや文字幅を持たない。
主に番号付きリストや数式、日付と共に用いられ、数字の直前にこの文字を置くことで、算用数字を自動的にアラビア・インド数字に変換し、数字の位置が右寄せになるように調整されることを意図している。[11]
一般的にALMと略される。[6]
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約物
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U+061D
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؝
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ARABIC END OF TEXT MARK
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最後の文章の末尾に通常のピリオドの代わりに付けられる約物。[12]
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U+061E
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؞
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ARABIC TRIPLE DOT PUNCTUATION MARK
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ハウサ語、ウォロフ語、フラニ語、マンディンカ語などのアフリカの言語における古い正書法で句点(ピリオド)として用いられていた記号。現在は使われなくなった。[13]
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U+061F
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؟
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ARABIC QUESTION MARK
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アラビア文字における疑問符。
現代の文章ではターナ文字やシリア文字でも用いられる。[6]
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カシミール語用の追加文字
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U+0620
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ؠ
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ARABIC LETTER KASHMIRI YEH
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カシミール語
直前の子音が口蓋化している(IPA:[-ʲ])ことを表す。
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ISO 8859-6に基づく文字
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U+0621
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ء
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ARABIC LETTER HAMZA
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ハムザ。子音[ʔ]を表す。
アラビア語
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ˌ
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U+0622
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آ
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ARABIC LETTER ALEF WITH MADDA ABOVE
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マッダの付いたアリフ。[ʔaː]という発音を表す。
アラビア語
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U+0623
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أ
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ARABIC LETTER ALEF WITH HAMZA ABOVE
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ハムザが上に付いたアリフ。[ʔa]または[ʔu]という発音を表す。
カザフ語、トルクメン語(~1929)では母音[æ]を表す。
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ˈ
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U+0624
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ﺅ
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ARABIC LETTER WAW WITH HAMZA ABOVE
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ハムザの付いたワーウ。[ʔu]という発音を表す。
パシュトー語では母音[o]、バローチー語では二重長母音[ɑuː]、アゼルバイジャン語(南アゼルバイジャン語)、トルクメン語(イラン、アフガニスタン国内で)では母音[ø]を表す。
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U+0625
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ﺇ
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ARABIC LETTER ALEF WITH HAMZA BELOW
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ハムザが下に付いたアリフ。[ʔi]という発音を表す。
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ʾ
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U+0626
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ﺉ
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ARABIC LETTER YEH WITH HAMZA ABOVE
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ハムザが付いたヤー。[ʔi]という発音を表す。
パシュトー語では二重母音[aɪ]を、オルムル語(英語版)では二重母音[əɪ]を、バローチー語、アゼルバイジャン語(南アゼルバイジャン語)、タタール語(1920~1927)では母音[ɛ]を表す。
通常ハムザは左上に書かれるが、キルギス語ではハムザは独立形と語末形で一貫して右上に置かれる。[6]
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U+0627
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ا
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ARABIC LETTER ALEF
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アリフ。子音[ʔ]を表す。
ウイグル語、アゼルバイジャン語(南アゼルバイジャン語)では母音[a]を表す。
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ʾ
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U+0628
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ب
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ARABIC LETTER BEH
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バー。子音[b]を表す。
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b
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U+0629
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ة
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ARABIC LETTER TEH MARBUTA
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ター・マルブータ。必ず語末にのみ現れ、女性名詞語尾である[-at]を表す。
アラビア語でしか使われない。
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ẗ
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U+062A
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ﺕ
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ARABIC LETTER TEH
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ター。子音[t]を表す。
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t
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U+062B
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ﺙ
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ARABIC LETTER THEH
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サー。子音[θ]を表す。
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ṯ
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U+062C
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ج
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ARABIC LETTER JEEM
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ジーム。子音[d͡ʒ]を表す。
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ǧ
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U+062D
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ﺡ
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ARABIC LETTER HAH
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ハー。子音[ħ]を表す。
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ḥ
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U+062E
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ﺥ
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ARABIC LETTER KHAH
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ハー。子音[x]を表す。
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ẖ
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U+062F
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د
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ARABIC LETTER DAL
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ダール。子音[d]を表す。
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d
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U+0630
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ذ
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ARABIC LETTER THAL
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ザール。子音[ð]を表す。
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ḏ
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U+0631
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ر
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ARABIC LETTER REH
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ラー。子音[r]を表す。
クルド語(ソラニー方言)では子音[ɾ]を表す。
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r
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U+0632
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ز
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ARABIC LETTER ZAIN
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ザイン。子音[z]を表す。
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z
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U+0633
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س
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ARABIC LETTER SEEN
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スィーン。子音[s]を表す。
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s
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U+0634
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ﺵ
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ARABIC LETTER SHEEN
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シーン。子音[ʃ]を表す。
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š
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U+0635
|
ص
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ARABIC LETTER SAD
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サード。子音[sˤ]を表す。咽頭化した[s]。
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ṣ
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U+0636
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ض
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ARABIC LETTER DAD
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ダード。子音[dˤ]を表す。咽頭化した[d]。
咽頭化した子音はアラビア語以外の言語では珍しく、発音のしづらさから俗にアラビア語を母語とするアラブ人のことを「ダードの民」と呼ぶことがある。
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ḍ
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U+0637
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ط
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ARABIC LETTER TAH
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ター。子音[tˤ]を表す。咽頭化した[t]。
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ṭ
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U+0638
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ﻅ
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ARABIC LETTER ZAH
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ザー。子音[ðˤ]を表す。咽頭化した[ð]。
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ẓ
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U+0639
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ع
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ARABIC LETTER AIN
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アイン。子音[ʕ]を表す。
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ʿ
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U+063A
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غ
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ARABIC LETTER GHAIN
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ガイン。子音[ɣ]を表す。
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ġ
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早期ペルシャ語及びアゼルバイジャン語用の追加文字
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U+063B
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ػ
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ARABIC LETTER KEHEH WITH TWO DOTS ABOVE
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早期ペルシャ語(10~16世紀)[9]
子音[ɡ]やその異音である[ŋ]を表していたが、のちにU+06AF گ、U+06AB ګ、U+06AD ڭに置換され使われなくなった。[9]
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U+063C
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ؼ
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ARABIC LETTER KEHEH WITH THREE DOTS BELOW
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早期ペルシャ語(10~16世紀)[9]
子音[ɡ]やその異音である[ŋ]を表していたが、のちにU+06AF گ、U+06AB ګ、U+06AD ڭに置換され使われなくなった。[9]
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U+063D
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ؽ
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ARABIC LETTER FARSI YEH WITH INVERTED V
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アゼルバイジャン語(1992~)[9]
子音[j]あるいは母音[ɯ]を表すのに用いられた。[9]
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U+063E
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ؾ
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ARABIC LETTER FARSI YEH WITH TWO DOTS ABOVE
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早期ペルシャ語(10~16世紀)[9]
長母音[iː]を表す。異なる語源による文法上の違いや強勢の有無を明示するために用いられた。[9]
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U+063F
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ؿ
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ARABIC LETTER FARSI YEH WITH THREE DOTS ABOVE
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早期ペルシャ語(10~16世紀)[9]
長母音[iː]を表す。異なる語源による文法上の違いや強勢の有無を明示するために用いられた。[9]
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ISO 8859-6に基づく文字
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U+0640
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ـ
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ARABIC TATWEEL
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タットウィールあるいはカシーダ(kashida)。[6]強調や割付の調整などの目的で文字を引き伸ばすため、あるいは文法書などでベースとなる文字なしで単独の母音記号などを表記したり、文字の位置による字形変化を示すために用いられる。[6]
アドラム文字、ハニーフィー・ロヒンギャ文字、マンダ文字、マニ文字、詩篇パフラヴィー文字、ソグド文字、シリア文字でも使用される。[6]
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U+0641
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ﻑ
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ARABIC LETTER FEH
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ファー。子音[f]を表す。
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f
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U+0642
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ﻕ
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ARABIC LETTER QAF
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カーフ。子音[q]を表す。
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q
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U+0643
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ك
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ARABIC LETTER KAF
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カーフ。子音[k]を表す。
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k
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U+0644
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ل
|
ARABIC LETTER LAM
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ラーム。子音[l]を表す。
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l
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U+0645
|
م
|
ARABIC LETTER MEEM
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ミーム。子音[m]を表す。
シンド語では短い尾を持つ形状で書かれる。[6]
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m
|
U+0646
|
ن
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ARABIC LETTER NOON
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ヌーン。子音[n]を表す。
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n
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U+0647
|
ه
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ARABIC LETTER HEH
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ハー。子音[h]を表す。
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h
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U+0648
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ﻭ
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ARABIC LETTER WAW
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ワーウ。子音[w]を表す。但しペルシャ語や、タジク語などペルシャ文字を借用した言語のいくつかでは[v]を表す。
アラビア語ではこの文字単独でwaと読み、「~と(AND)」を表す。
カシミール語では長母音[oː]を、キルギス語、ダルグワ語(1920~1928)では母音[o]を、カラカルパク語(~1932)では母音[o]あるいは母音[ø]を表す。
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w
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U+0649
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ﻯ
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ARABIC LETTER ALEF MAKSURA
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アラビア語では、アリフの変種の一つであり、定冠詞がつくことで長母音[aː]から短母音[a]に変化したことを表すアリフ・マクスーラとして用いられる。現在では発音されなくなったが、元は語尾に[-j]を伴っていたことに由来する。
ウイグル語などでは母音を表すために、どの位置で書かれていても下にドットの付かない ヤーと同形の文字として用いられる。[6]なお、子音[j]については通常の字母ya(U+064A ﻱ)を用いる。
ウイグル語、ボスニア語(15世紀~19世紀)、ダルグワ語(1920~1928)では母音[i]を、キルギス語、カラカルパク語(~1932)、トルクメン語(~1929)では母音[i]あるいは[ɯ]を、カザフ語では母音[ə]を表す。
この文字とは別にDOTLESS YEHと命名されている文字があるが、こちらはペルシャ語などで用いられるヤーの変種の一つで、単語中の書かれる位置によって点がついたり付かなかったりするため、挙動の違いから符号位置を分けられている。
U+0654 ٔ と組み合わせて使用することは意図されていない。[6]
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ỳ
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U+064A
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ﻱ
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ARABIC LETTER YEH
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ヤー。子音[j]を表す。
U+0654 ٔ と組み合わせて使用すると下部の点が消える。[6]
一方、それ以外の結合記号と組み合わせて使用しても下部の点は消えない。[6]
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y
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ISO 8859-6典拠の母音記号
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U+064B
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ً
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ARABIC FATHATAN
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ファトハタン。母音[-an]を表す母音記号(シャクル)。
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U+064C
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ٌ
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ARABIC DAMMATAN
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ダンマタン。母音[-un]を表す母音記号(シャクル)。
異体字として、片方が180度回転した2 つの絡み合ったダンマとして書かれることもある。[6]
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U+064D
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ٍ
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ARABIC KASRATAN
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カスラタン。母音[-in]を表す母音記号(シャクル)。
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U+064E
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َ
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ARABIC FATHA
|
ファトハ。母音[-a]を表す母音記号(シャクル)。
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U+064F
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ُ
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ARABIC DAMMA
|
ダンマ。母音[-u]を表す母音記号(シャクル)。
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U+0650
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ِ
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ARABIC KASRA
|
カスラ。母音[-i]を表す母音記号(シャクル)。
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U+0651
|
ّ
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ARABIC SHADDA
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シャッダ。子音字を重子音で読むことを表す記号(シャクル)。日本語で言う「っ」にあたる。
マダガスカル語(旧正書法)では子音の前鼻音化を表す。
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U+0652
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ْ
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ARABIC SUKUN
|
スクーン。無母音であり、子音のみを発音することを表す記号(シャクル)。[6]
一部のクルアーンでは、長母音が無視されていることを示すために使用される。[6]
通常は小さな円で書かれるが、クルアーンにおいては異体字のU+06E1 ۡのような形で書かれることもある。[6]
アゼルバイジャン語(南アゼルバイジャン語)、トルクメン語(イラン、アフガニスタン国内で)においては字母waw(U+0648 ﻭ)と共に用いられ、母音[o]を表す。
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結合用のマッダ及びハムザ
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U+0653
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ٓ
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ARABIC MADDAH ABOVE
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マッダ。[aː]という長母音を表す。U+0622を参照。
南アジア及びインドネシアの正書法ではmadd jaa'izに使用される。[6]
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U+0654
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ٔ
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ARABIC HAMZA ABOVE
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アラビア語などではアリフ、ワーウ、ヤーに付いて頭子音[ʔ]があることを表す記号であるハムザとして使われる。
ペルシャ語などでは二つの単語の間におかれ[-i-]と発音される「~の(of)」を表すエザーフェと呼ばれる接語を表し、発音のみならず文法的な機能も明示するためこの記号が用いられる。[14]
この文字はハムザ及びエザーフェとしての用途に限定される。[6]
カシミール語では母音[ə]を表す。
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U+0655
|
ٕ
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ARABIC HAMZA BELOW
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ハムザ。アリフ、ワーウ、ヤーに付いて頭子音[ʔ]があることを表す記号。母音[-i]も伴うことを示す。
カシミール語では母音[ɨ]を表す。
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その他の結合記号
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U+0656
|
ٖ
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ARABIC SUBSCRIPT ALEF
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長母音[iː]を表す。あるいは、ペルシア語やウルドゥー語など/i/と/e/の弁別がある言語において/e/ではなく/i/であることを示す母音記号。[2]
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U+0657
|
ٗ
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ARABIC INVERTED DAMMA
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長母音[uː]を表す。あるいは、ペルシア語やウルドゥー語など/u/と/o/の弁別がある言語において/o/ではなく/u/であることを示す母音記号。[2]
ulta peshとも呼ばれる。[6]
カシミール語、ウルドゥー語[6]
カシミール語では字母waw(U+0648 و)と共に用いられ、長母音[uː]を表す。
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U+0658
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٘
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ARABIC MARK NOON GHUNNA
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ウルドゥー語、バローチー語[6]、シャームキー文字(西パンジャーブ語、ラフンダー語)
ウルドゥー語では鼻音化を[6]、シャームキー文字では鼻母音を表す。
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U+0659
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ٙ
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ARABIC ZWARAKAY
|
パシュトー語[6]母音[ə]を表す。[15]
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|
U+065A
|
ٚ
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ARABIC VOWEL SIGN SMALL V ABOVE
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アフリカの諸言語[6]、カシミール語[16]
カシミール語ではU+06D2 ےと共に用いられ、母音[e]を表す。
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U+065B
|
ٛ
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ARABIC VOWEL SIGN INVERTED SMALL V ABOVE
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アフリカの諸言語[6]、アゼルバイジャン語(南アゼルバイジャン語)、トルクメン語(イラン、アフガニスタン国内で)、ボスニア語(15世紀~19世紀)
アゼルバイジャン語、トルクメン語ではU+06CC یと共に用いられ、母音[ɯ]を表す。
ボスニア語ではU+06BA ںと共に用いられ、子音[ɲ]を表す。[17]
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U+065C
|
ٜ
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ARABIC VOWEL SIGN DOT BELOW
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アフリカの諸言語[6]
アフリカや他の地域の正書法におけるクルアーンの文章で使用される。[6]
ハウサ語では母音[e]を表す。
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U+065D
|
ٝ
|
ARABIC REVERSED DAMMA
|
アフリカの諸言語[6](ソンガイ語(英語版)、プラール語(英語版)、ザルマ語、フラニ語など)[18]
主に北アフリカで母音[o]を表すために使用される。[18]
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|
U+065E
|
ٞ
|
ARABIC FATHA WITH TWO DOTS
|
カラム語[6]カラム語では前母音の[a]と後母音の[ɑ]を弁別するため、前母音を表すためにこの記号を使用する。後母音には通常のファトハ(U+064E َ)が使われる。[18]
|
|
U+065F
|
ٟ
|
ARABIC WAVY HAMZA BELOW
|
カシミール語[6]長母音[ɨː]を表す。
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|
アラビア・インド数字
|
U+0660
|
٠
|
ARABIC-INDIC DIGIT ZERO
|
アラビア語で用いられるアラビア・インド数字の0
|
|
U+0661
|
١
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ARABIC-INDIC DIGIT ONE
|
アラビア語で用いられるアラビア・インド数字の1
|
|
U+0662
|
٢
|
ARABIC-INDIC DIGIT TWO
|
アラビア語で用いられるアラビア・インド数字の2
|
|
U+0663
|
٣
|
ARABIC-INDIC DIGIT THREE
|
アラビア語で用いられるアラビア・インド数字の3
|
|
U+0664
|
٤
|
ARABIC-INDIC DIGIT FOUR
|
アラビア語で用いられるアラビア・インド数字の4
|
|
U+0665
|
٥
|
ARABIC-INDIC DIGIT FIVE
|
アラビア語で用いられるアラビア・インド数字の5
|
|
U+0666
|
٦
|
ARABIC-INDIC DIGIT SIX
|
アラビア語で用いられるアラビア・インド数字の6
|
|
U+0667
|
٧
|
ARABIC-INDIC DIGIT SEVEN
|
アラビア語で用いられるアラビア・インド数字の7
|
|
U+0668
|
٨
|
ARABIC-INDIC DIGIT EIGHT
|
アラビア語で用いられるアラビア・インド数字の8
|
|
U+0669
|
٩
|
ARABIC-INDIC DIGIT NINE
|
アラビア語で用いられるアラビア・インド数字の9
|
|
約物
|
U+066A
|
٪
|
ARABIC PERCENT SIGN
|
アラビア文字における百分率(パーセント)の記号。
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|
U+066B
|
٫
|
ARABIC DECIMAL SEPARATOR
|
アラビア文字における小数点。
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|
U+066C
|
٬
|
ARABIC THOUSANDS SEPARATOR
|
アラビア文字における位取り点。3桁ごとに区切られる。
アラビア文字におけるコンマ(U+060C ،)と同様の形状をしており、ラテン文字などのコンマを180度回転させたような形状をしている。[19]
|
|
U+066D
|
٭
|
ARABIC FIVE POINTED STAR
|
アラビア文字におけるアスタリスク。
書体によって様々な字形に変化する。[6]
|
|
古代の文字
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U+066E
|
ٮ
|
ARABIC LETTER DOTLESS BEH
|
初期のアラビア語における字母バー(U+0628 ب)の字形。
元々は点が付いておらず、ター(U+062A ﺕ)やサー(U+062B ﺙ)と字形上は区別されていなかった。[20][21]
|
|
U+066F
|
ٯ
|
ARABIC LETTER DOTLESS QAF
|
初期のアラビア語における字母カーフ(U+0642 ﻕ)の字形。
元々は点が付いていなかった。[20][21]
|
|
母音記号
|
U+0670
|
ٰ
|
ARABIC LETTER SUPERSCRIPT ALEF
|
小アリフあるいは短剣アリフ。長母音[aː]を表す。 هذا hādhā (これ)のhāの部分のように通常の綴り上でアリフが書かれない場合に用いられる。
文字名に反して、実際には母音記号である。[6]
ハウサ語ではU+065C ٜと共に用いられ、長母音[eː]を表す。
|
|
拡張アラビア文字
|
U+0671
|
ٱ
|
ARABIC LETTER ALEF WASLA
|
ワスラの付いたアリフ。文頭以外での定冠詞"(a)l-"など、発音上は読まれないアリフを表す。
クルアーンにおけるアラビア語で用いられる。[6]
|
|
U+0672
|
ٲ
|
ARABIC LETTER ALEF WITH WAVY HAMZA ABOVE
|
バローチー語、カシミール語[6]カシミール語では長母音[əː]を表す。
|
|
非推奨文字
|
U+0673
|
ٳ
|
ARABIC LETTER ALEF WITH WAVY HAMZA BELOW
|
カシミール語[6]長母音[ɨː]を表す。
この文字は非推奨であるため、使用は強く推奨されない。Unicodeでは代わりにU+0627 U+065Fの2文字のシーケンス(اٟ)で表記することを推奨している。[6]
|
|
高位置のハムザ
|
U+0674
|
ٴ
|
ARABIC LETTER HIGH HAMZA
|
カザフ語、ジャウィ語[6]
二重音字(ダイグラフ)を形成する。[6]
|
|
カザフ語用の二重音字
|
U+0675
|
ٵ
|
ARABIC LETTER HIGH HAMZA ALEF
|
Unicode上はU+0674 U+0627 ٴا の2文字で表記することが推奨されている。[6]
母音[æ]を表す。
|
|
U+0676
|
ٶ
|
ARABIC LETTER HIGH HAMZA WAW
|
Unicode上はU+0674 U+0648 ٴو の2文字で表記することが推奨されている。[6]
母音[ø]を表す。
|
|
U+0677
|
ٷ
|
ARABIC LETTER U WITH HAMZA ABOVE
|
Unicode上はU+0674 U+06C7 ٴۇ の2文字で表記することが推奨されている。[6]
母音[ʉ]を表す。
|
|
U+0678
|
ٸ
|
ARABIC LETTER HIGH HAMZA YEH
|
Unicode上はU+0674 U+0649 ٴى の2文字で表記することが推奨されている。[6]
母音[ɘ]あるいは二重母音[əɪ]を表す。
|
|
拡張アラビア文字
|
U+0679
|
ٹ
|
ARABIC LETTER TTEH
|
ウルドゥー語[6]、バローチー語、カシミール語、パンジャーブ語(西パンジャーブ語)、ラフンダー語、ブルシャスキー語、ロヒンギャ語、トルワル語、シナー語
子音[ʈ]を表す。
|
|
U+067A
|
ٺ
|
ARABIC LETTER TTEHEH
|
シンド語[6]子音[ʈʰ]を表す。
|
|
U+067B
|
ٻ
|
ARABIC LETTER BEEH
|
シンド語[6]、ハウサ語
子音[ɓ]を表す。
|
|
U+067C
|
ټ
|
ARABIC LETTER TEH WITH RING
|
パシュトー語[6]、オルムル語(英語版)
子音[ʈ]を表す。
|
|
U+067D
|
ٽ
|
ARABIC LETTER TEH WITH THREE DOTS ABOVE DOWNWARDS
|
シンド語[6]
子音[ʈ]を表す。
|
|
U+067E
|
پ
|
ARABIC LETTER PEH
|
ペルシャ語、ウルドゥー語[6]、パシュトー語、ウイグル語、シンド語、バローチー語、カシミール語、クルド語(ソラニー方言)、パンジャーブ語(西パンジャーブ語)、ラフンダー語、カザフ語、キルギス語、タジク語(旧正書法)、ウズベク語(~1929)、カラカルパク語(~1932)、トルクメン語(~1929)、ボスニア語(15世紀~19世紀)、オスマン語、ブルシャスキー語、アディゲ語(~1927)、ダルグワ語(1920~1928)、タタール語(1920~1927)、ロヒンギャ語など。
子音[p]を表す。
ペルシャ文字を借用した多くの地域で共通して使われる。
|
|
U+067F
|
ٿ
|
ARABIC LETTER TEHEH
|
シンド語[6]子音[tʰ]を表す。
|
|
U+0680
|
ڀ
|
ARABIC LETTER BEHEH
|
シンド語[6]子音[bʱ]を表す。
|
|
U+0681
|
ځ
|
ARABIC LETTER HAH WITH HAMZA ABOVE
|
パシュトー語[6]、コワール語、オルムル語(英語版)
子音[d͡z]を表す。[6]
|
|
U+0682
|
ڂ
|
ARABIC LETTER HAH WITH TWO DOTS VERTICAL ABOVE
|
現代のパシュトー語では使用されない。[6]
|
|
U+0683
|
ڃ
|
ARABIC LETTER NYEH
|
シンド語[6]、アディゲ語(~1927)、ダルグワ語(1920~1928)
シンド語では子音[ɲ]を、アディゲ語では子音[kʼ]または[tʃʼ]を表す。
|
|
U+0684
|
ڄ
|
ARABIC LETTER DYEH
|
シンド語、サライキ語、ボスニア語(15世紀~19世紀)[6]
シンド語及びサライキ語では子音[ʄ]を、ボスニア語では子音[t͡s]を表す。
|
|
U+0685
|
څ
|
ARABIC LETTER HAH WITH THREE DOTS ABOVE
|
パシュトー語、ホラズム語[6]、ブルシャスキー語、ダルグワ語(1920~1928)、トルワル語、シナー語、コワール語、オルムル語(英語版)
パシュトー語[6]、トルワル語、シナー語、コワール語及びオルムル語では子音[t͡s]を、ブルシャスキー語では子音[ʈ͡ʂ]を、ダルグワ語では子音[q]を表す。
|
|
U+0686
|
چ
|
ARABIC LETTER TCHEH
|
ペルシャ語、ウルドゥー語[6]、パシュトー語、ウイグル語、シンド語、バローチー語、カシミール語、ジャウィ文字(マレー語)、ぺゴン文字(英語版)、クルド語(ソラニー方言)、パンジャーブ語(西パンジャーブ語)、ラフンダー語、カザフ語、キルギス語、タジク語(旧正書法)、ウズベク語(~1929)、カラカルパク語(~1932)、トルクメン語(~1929)、ボスニア語(15世紀~19世紀)、オスマン語、ブルシャスキー語、アディゲ語(~1927)、ダルグワ語(1920~1928)、タタール語(1920~1927)、ロヒンギャ語など。
子音[t͡ʃ]ないしは[c]を表す。
ペルシャ文字を借用した多くの地域で共通して使われる。
|
|
U+0687
|
ڇ
|
ARABIC LETTER TCHEHEH
|
シンド語[6]、トルワル語、シナー語
シンド語では子音[cʰ]を、トルワル語及びシナー語では子音[ʈ͡ʂ]を表す。
|
|
U+0688
|
ڈ
|
ARABIC LETTER DDAL
|
ウルドゥー語[6]、バローチー語、カシミール語、パンジャーブ語(西パンジャーブ語)、ラフンダー語、ブルシャスキー語、アディゲ語(~1927)、ロヒンギャ語、トルワル語、シナー語、サライキ語、コワール語
子音[ɖ]を表す。但しアディゲ語では子音[ʔ]を表す。
|
|
U+0689
|
ډ
|
ARABIC LETTER DAL WITH RING
|
パシュトー語[6]、オルムル語(英語版)
子音[ɖ]を表す。
|
|
U+068A
|
ڊ
|
ARABIC LETTER DAL WITH DOT BELOW
|
シンド語、早期ペルシャ語、ぺゴン文字(英語版)、マダガスカル語[6]シンド語では子音[ɖ]を表す。
|
|
U+068B
|
ڋ
|
ARABIC LETTER DAL WITH DOT BELOW AND SMALL TAH
|
ラフンダー語[6]
|
|
U+068C
|
ڌ
|
ARABIC LETTER DAHAL
|
シンド語[6]子音[dʱ]を表す。
|
|
U+068D
|
ڍ
|
ARABIC LETTER DDAHAL
|
シンド語[6]子音[ɖʱ]を表す。
|
|
U+068E
|
ڎ
|
ARABIC LETTER DUL
|
字母DULの古い字形で、シンド語では現在廃止されている。[6]
ブルシャスキー語[6]、ぺゴン文字(英語版)、ソマリ語(1932~1972)
ブルシャスキー語では子音[t͡s]、ぺゴン文字及びソマリ語では子音[ɖ]を表す。
|
|
U+068F
|
ڏ
|
ARABIC LETTER DAL WITH THREE DOTS ABOVE DOWNWARDS
|
シンド語[6]
字母DULの現在の字形。[6]
子音[ɗ]を表す。
|
|
U+0690
|
ڐ
|
ARABIC LETTER DAL WITH FOUR DOTS ABOVE
|
古いウルドゥー語で使用されていたが、現在は使用されていない。[6]
|
|
U+0691
|
ڑ
|
ARABIC LETTER RREH
|
ウルドゥー語[6]、カシミール語、パンジャーブ語(西パンジャーブ語)、ラフンダー語、ブルシャスキー語、ロヒンギャ語、トルワル語、シナー語、サライキ語、コワール語
子音[ɽ]を表す。
|
|
U+0692
|
ڒ
|
ARABIC LETTER REH WITH SMALL V
|
クルド語(ソラニー方言、中央クルド語)[6]、オルムル語(英語版)
オルムル語では子音[r̝](チェコ語のŘと同じ発音)を表す。
|
|
U+0693
|
ړ
|
ARABIC LETTER REH WITH RING
|
パシュトー語[6]、オルムル語(英語版)
子音[ɽ]を表す。
|
|
U+0694
|
ڔ
|
ARABIC LETTER REH WITH DOT BELOW
|
クルド語(ソラニー方言、中央クルド語)、早期ペルシャ語[6]
|
|
U+0695
|
ڕ
|
ARABIC LETTER REH WITH SMALL V BELOW
|
クルド語(ソラニー方言、中央クルド語)[6]震え音(巻き舌)の子音[r]を表す。なお、クルド語において通常の字母ra(U+0631 ر)は弾き音の子音[ɾ]を表す。
|
|
U+0696
|
ږ
|
ARABIC LETTER REH WITH DOT BELOW AND DOT ABOVE
|
パシュトー語[6]子音[ʐ]、[ʝ]あるいは[ɡ]を表す。
|
|
U+0697
|
ڗ
|
ARABIC LETTER REH WITH TWO DOTS ABOVE
|
ダルグワ語[6]、アディゲ語(~1927)、ダルグワ語(1920~1928)
アディゲ語、ダルグワ語では子音[t͡sʼ]を表す。
|
|
U+0698
|
ژ
|
ARABIC LETTER JEH
|
ペルシャ語、ウルドゥー語[6]、パシュトー語、ウイグル語、バローチー語、カシミール語、クルド語(ソラニー方言)、パンジャーブ語(西パンジャーブ語)、ラフンダー語、タジク語(旧正書法)、ウズベク語(~1929)、トルクメン語(~1929)、ボスニア語(15世紀~19世紀)、オスマン語、ブルシャスキー語、アディゲ語(~1927)、ダルグワ語(1920~1928)、タタール語(1920~1927)など。
子音[ʒ]を表す。但しカシミール語では子音[t͡s]を表す。
ペルシャ文字を借用した多くの地域で共通して使われる。
|
|
U+0699
|
ڙ
|
ARABIC LETTER REH WITH FOUR DOTS ABOVE
|
シンド語[6]、トルワル語、シナー語
シンド語では子音[ɽ]を、トルワル語及びシナー語では子音[ʐ]を表す。
|
|
U+069A
|
ښ
|
ARABIC LETTER SEEN WITH DOT BELOW AND DOT ABOVE
|
パシュトー語[6]子音[ʂ]、[ç]あるいは[x]を表す。
|
|
U+069B
|
ڛ
|
ARABIC LETTER SEEN WITH THREE DOTS BELOW
|
早期ペルシャ語[6]
|
|
U+069C
|
ڜ
|
ARABIC LETTER SEEN WITH THREE DOTS BELOW AND THREE DOTS ABOVE
|
アラビア語モロッコ方言(ダリジャ)[6]
|
|
U+069D
|
ڝ
|
ARABIC LETTER SAD WITH TWO DOTS BELOW
|
テュルク語[6]、ダルグワ語(1920~1928)
ダルグワ語では子音[t͡s]を表す。
|
|
U+069E
|
ڞ
|
ARABIC LETTER SAD WITH THREE DOTS ABOVE
|
ベルベル語、ブルシャスキー語[6]、ダルグワ語(1920~1928)
ベルベル語では子音[zˤ]を、ブルシャスキー語では子音[ʈ͡ʂʰ]を、ダルグワ語では子音[t͡s]を表す。
|
|
U+069F
|
ڟ
|
ARABIC LETTER TAH WITH THREE DOTS ABOVE
|
古いハウサ語[6]、ぺゴン文字(英語版)ハウサ語では子音[(t)͡sʼ]を、ぺゴン文字では子音[ʈ]を表す。
|
|
U+06A0
|
ڠ
|
ARABIC LETTER AIN WITH THREE DOTS ABOVE
|
ジャウィ文字、ぺゴン文字(英語版)、ダルグワ語(1920~1928)、ロヒンギャ語、シナー語
ジャウィ文字、ぺゴン文字、シナー語では子音[ŋ]を表す。
ダルグワ語では子音[q:]を表す。
|
|
U+06A1
|
ڡ
|
ARABIC LETTER DOTLESS FEH
|
アディゲ語(~1927)[6]
|
|
U+06A2
|
ڢ
|
ARABIC LETTER FEH WITH DOT MOVED BELOW
|
アラビア語マグリブ方言[6][22]、ダルグワ語(1920~1928)
ダルグワ語では子音[pʼ]を表す。
|
|
U+06A3
|
ڣ
|
ARABIC LETTER FEH WITH DOT BELOW
|
イングーシ語(~20世紀初頭)[6]
|
|
U+06A4
|
ڤ
|
ARABIC LETTER VEH
|
中東のアラビア語で外来語の表記に用いられる。[6]
クルド語(ソラニー方言、中央クルド語)、ホラズム語、早期ペルシャ語、ジャウィ文字(マレー語、ジャウィ語)[6]、ぺゴン文字(英語版)、アディゲ語(~1927)、ロヒンギャ語
クルド語、アディゲ語では子音[v]を、ジャウィ文字、ぺゴン文字では子音[p]を表す。
|
|
U+06A5
|
ڥ
|
ARABIC LETTER FEH WITH THREE DOTS BELOW
|
北アフリカのアラビア語で外来語の表記に用いられる。[6]
|
|
U+06A6
|
ڦ
|
ARABIC LETTER PEHEH
|
シンド語[6]子音[pʰ]を表す。
|
|
U+06A7
|
ڧ
|
ARABIC LETTER QAF WITH DOT ABOVE
|
アラビア語マグリブ方言[22]、ウイグル語[6]
|
|
U+06A8
|
ڨ
|
ARABIC LETTER QAF WITH THREE DOTS ABOVE
|
アラビア語チュニジア方言[6]
|
|
U+06A9
|
ک
|
ARABIC LETTER KEHEH
|
kaf mashkulaとも呼ばれる。[6]
ペルシャ語、ウルドゥー語、シンド語[6]、パシュトー語、バローチー語、カシミール語、クルド語(ソラニー方言)、パンジャーブ語(西パンジャーブ語)、ラフンダー語、タジク語(旧正書法)、トルクメン語(~1929)、ブルシャスキー語、アディゲ語(~1927)、ダルグワ語(~1928)、タタール語(1920~1927)、ロヒンギャ語など。
ペルシャ文字を借用した多くの地域では通常のkaf(U+0643 ك)の代わりに子音[k]を表すために共通して使われる。
シンド語では有気音の子音[kʰ]を表す。
|
|
U+06AA
|
ڪ
|
ARABIC LETTER SWASH KAF
|
シンド語
無気音の子音[k]を表す。
シンド語においては通常のkaf(U+0643 ك)とは異なる字形になる。[6]
|
|
U+06AB
|
ګ
|
ARABIC LETTER KAF WITH RING
|
パシュトー語[6]、オルムル語(英語版)
子音[ɡ]を表す。
下にリングの付いた通常のkaf(U+0643 ك)のように書かれる場合がある。[6]
|
|
U+06AC
|
ڬ
|
ARABIC LETTER KAF WITH DOT ABOVE
|
ジャウィ文字のGAFへの使用は推奨されないが、既存のテキストデータには見られる場合がある。ジャウィ文字GAFに推奨される文字はアラビア文字補助ブロックに含まれるU+0762 ݢである。[6]
|
|
U+06AD
|
ڭ
|
ARABIC LETTER NG
|
ウイグル語、カザフ語、アラビア語モロッコ方言(ダリジャ)[23]、初期ジャウィ文字(マレー語)、初期ペルシャ語[6]、キルギス語、トルクメン語(~1929)、オスマン語、タタール語(1920~1927)など。
ウイグル語、カザフ語、キルギス語、トルクメン語、オスマン語、タタール語では子音[ŋ]を表す。
|
|
U+06AE
|
ڮ
|
ARABIC LETTER KAF WITH THREE DOTS BELOW
|
ベルベル語、初期ペルシャ語[6]、ダルグワ語(~1920)
ダルグワ語では子音[ɡ]を表す。
ぺゴン文字(英語版)(インドネシアにおけるアラビア文字)においては子音[ɡ]を表す字母U+08B4 ࢴの異体字としても用いられる。[6]
|
|
U+06AF
|
گ
|
ARABIC LETTER GAF
|
ペルシャ語、ウルドゥー語[6]、ウイグル語、シンド語、バローチー語、カシミール語、クルド語(ソラニー方言)、パンジャーブ語(西パンジャーブ語)、ラフンダー語、カザフ語、タジク語(旧正書法)、ウズベク語(~1929)、カラカルパク語(~1932)、トルクメン語(~1929)、オスマン語、ブルシャスキー語、アディゲ語(~1927)、ダルグワ語(1920~1928)、タタール語(1920~1927)、ロヒンギャ語、ソマリ語(1932~1972)など。
子音[ɡ]を表す。但し、ダルグワ語では子音[kʼ]を表す。
ペルシャ文字を借用した多くの地域で共通して使われる。
|
|
U+06B0
|
ڰ
|
ARABIC LETTER GAF WITH RING
|
ラフンダー語[6]
|
|
U+06B1
|
ڱ
|
ARABIC LETTER NGOEH
|
シンド語[6]
子音[ŋ]を表す。
|
|
U+06B2
|
ڲ
|
ARABIC LETTER GAF WITH TWO DOTS BELOW
|
シンド語では使用されない。[6]
|
|
U+06B3
|
ڳ
|
ARABIC LETTER GUEH
|
シンド語[6]、サライキ語
子音[ɠ]を表す。
|
|
U+06B4
|
ڴ
|
ARABIC LETTER GAF WITH THREE DOTS ABOVE
|
カラカルパク語(~1932)
子音[ŋ]を表す。
シンド語では使用されない。[6]
|
|
U+06B5
|
ڵ
|
ARABIC LETTER LAM WITH SMALL V
|
クルド語(ソラニー方言、中央クルド語)、ボスニア語(15世紀~19世紀)[6]クルド語では子音[ɫ]を、ボスニア語では子音[ʎ]を表す。
|
|
U+06B6
|
ڶ
|
ARABIC LETTER LAM WITH DOT ABOVE
|
クルド語(ソラニー方言、中央クルド語)[6]
|
|
U+06B7
|
ڷ
|
ARABIC LETTER LAM WITH THREE DOTS ABOVE
|
クルド語(ソラニー方言、中央クルド語)[6]
|
|
U+06B8
|
ڸ
|
ARABIC LETTER LAM WITH THREE DOTS BELOW
|
|
|
U+06B9
|
ڹ
|
ARABIC LETTER NOON WITH DOT BELOW
|
|
|
U+06BA
|
ں
|
ARABIC LETTER NOON GHUNNA
|
ウルドゥー語、古いアラビア語[6]、カシミール語、ラフンダー語、ブルシャスキー語、ロヒンギャ語、トルワル語、オルムル語(英語版)
ウルドゥー語、カシミール語、ラフンダー語、ブルシャスキー語、トルワル語、オルムル語では鼻母音を表す。但し、語末以外では通常の字母nun(U+0646 ن)を用いる。
古いアラビア語では元々点が書かれていなかった。
独立形・語頭形・語中形・語末形のいずれにおいても点が書かれない。[6]
|
|
U+06BB
|
ڻ
|
ARABIC LETTER RNOON
|
シンド語[6]
子音[ɳ]を表す。
|
|
U+06BC
|
ڼ
|
ARABIC LETTER NOON WITH RING
|
パシュトー語[6]、オルムル語(英語版)
子音[ɳ]を表す。
|
|
U+06BD
|
ڽ
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ARABIC LETTER NOON WITH THREE DOTS ABOVE
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ジャウィ文字(マレー語、ジャウィ語)[6][23]
子音[ɳ]を表す。
独立形と語末形では3つの点が文字の上側に配置されるが、語頭形と語中形ではU+062B ثとの混同を防ぐために3つの点が文字の下側に移動する。[24]
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U+06BE
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ھ
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ARABIC LETTER HEH DOACHASHMEE
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ウルドゥー語及びその他の南アジアの言語で直前の子音が有気音であることを示す二重音字を形成する。[6]
ウイグル語では通常の字母ha(U+0647 ه)の代わりに用いられ、声門摩擦音[h]を表す。[6]
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U+06BF
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ڿ
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ARABIC LETTER TCHEH WITH DOT ABOVE
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U+06C0
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ۀ
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ARABIC LETTER HEH WITH YEH ABOVE
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オルムル語(英語版)
Unicodeのバージョン1.0では"arabic letter hamzah on ha"という文字名だった。[6]
ペルシャ語などのエザーフェとして使う場合は、言語に適した基字の上にU+0654 ٔを使用する。[6]
実際には独立した文字ではなく合字である。[6]
オルムル語では母音[ə]を表す。
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U+06C1
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ہ
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ARABIC LETTER HEH GOAL
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ウルドゥー語[6]、バローチー語、アディゲ語(~1927)
ウルドゥー語、バローチー語では通常の字母ha(U+0647 ه)の代わりに用いられ、声門摩擦音[h]を表す。
アディゲ語では二重母音[ɘj]または[jɘ]、あるいは短母音[ɘ]または[ɜ]を表す。
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U+06C2
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ۂ
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ARABIC LETTER HEH GOAL WITH HAMZA ABOVE
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ウルドゥー語[6]
実際には独立した文字ではなく合字である。[6]
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U+06C3
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ۃ
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ARABIC LETTER TEH MARBUTA GOAL
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ウルドゥー語[6]
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U+06C4
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ۄ
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ARABIC LETTER WAW WITH RING
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カシミール語[6]母音[ɔ]を表す。
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U+06C5
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ۅ
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ARABIC LETTER KIRGHIZ OE
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キルギス語[6]母音[ø]を表す。
ワーウの尾部がループ状になっているものと、尾部を突き抜けるように横線が書かれているものの2種類のグリフのバリエーションが存在する。[6]
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U+06C6
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ۆ
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ARABIC LETTER OE
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ウイグル語、クルド語(ソラニー方言、中央クルド語)、カザフ語、アゼルバイジャン語(南アゼルバイジャン語)、ボスニア語(15世紀~19世紀)[6]、トルクメン語(イラン、アフガニスタン国内で)、アディゲ語(~1927)
ウイグル語では母音[ø]を、カシミール語、クルド語では母音[o]を、アゼルバイジャン語、トルクメン語では母音[y]を、カザフ語では子音[v]を、ボスニア語では母音[u]を、アディゲ語では二重母音[ɜw]または[wɜ]を表す。
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U+06C7
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ۇ
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ARABIC LETTER U
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アゼルバイジャン語(南アゼルバイジャン語)、カザフ語、キルギス語、ウイグル語[6]、バローチー語、クルド語(ソラニー方言)、カラカルパク語(~1932)、トルクメン語(~1929)、タタール語(1920~1927)
ウイグル語、バローチー語、アゼルバイジャン語、キルギス語では母音[u]を、カラカルパク語では母音[u]または母音[y]を、カザフ語では母音[ʊ]を、クルド語では長母音[uː]を、トルクメン語では母音[ø]または母音[y]を、タタール語では母音[o]を表す。
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U+06C8
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ۈ
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ARABIC LETTER YU
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ウイグル語[6]、クルド語(ソラニー方言)
ウイグル語では母音[y]を、クルド語では長母音[ʉː]を表す。
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U+06C9
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ۉ
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ARABIC LETTER KIRGHIZ YU
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カザフ語、キルギス語、ボスニア語(15世紀~19世紀)[6]キルギス語では母音[y]を、ボスニア語では母音[o]を表す。
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U+06CA
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ۊ
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ARABIC LETTER WAW WITH TWO DOTS ABOVE
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クルド語(ソラニー方言、中央クルド語)[6]
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U+06CB
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ۋ
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ARABIC LETTER VE
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ウイグル語、カザフ語[6]、キルギス語、カラカルパク語(~1932)、タタール語(1920~1927)
ウイグル語、キルギス語、タタール語では子音[v]を、カラカルパク語では子音[v]あるいは子音[w]を、カザフ語では二重母音[ʉw]を表す。
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U+06CC
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ی
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ARABIC LETTER FARSI YEH
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アラビア語、ペルシャ語、ウルドゥー語、カシミール語[6][16]、バローチー語、クルド語(ソラニー方言)、ラフンダー語、タジク語(旧正書法)、ウズベク語(~1929)、トルクメン語(~1929)、アディゲ語(~1927)、タタール語(1920~1927)など。
語頭形と語中形には、通常のya(U+064A ﻱ)と同様に下部に二つ点が付いている[6]が、独立形、語末形では点が消える。
U+0654 ٔ と組み合わせて使用すると、語頭形と語中形でも点が付いた字形になる。[6]
ペルシャ文字を借用した多くの地域では通常のya(U+064A ﻱ)の代わりに子音[j]を表すために共通して使われる。
カシミール語、クルド語では長母音[iː]を、タタール語では母音[i]を表す。
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U+06CD
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ۍ
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ARABIC LETTER YEH WITH TAIL
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パシュトー語、シンド語[6]パシュトー語では二重母音[əɪ]を表す。
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U+06CE
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ێ
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ARABIC LETTER YEH WITH SMALL V
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クルド語(ソラニー方言、中央クルド語)[6]
母音[e]を表す。
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U+06CF
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ۏ
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ARABIC LETTER WAW WITH DOT ABOVE
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バローチー語、ジャウィ文字(マレー語、ジャウィ語)、ぺゴン文字(英語版)バローチー語では長母音[oː]を、ジャウィ文字、ぺゴン文字では子音[v]を表す。
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U+06D0
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ې
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ARABIC LETTER E
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パシュトー語、ウイグル語[6]、オルムル語(英語版)
母音[e]を表す。
シンド語でも"bbeh"という文字として使用される。[6]
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U+06D1
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ۑ
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ARABIC LETTER YEH WITH THREE DOTS BELOW
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メンデ諸語[23]、ハウサ語[6]、ぺゴン文字(英語版)ぺゴン文字では子音[ɲ]を表す。
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U+06D2
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ے
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ARABIC LETTER YEH BARREE
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ウルドゥー語、バローチー語[6]、カシミール語、パンジャーブ語(西パンジャーブ語)、ラフンダー語、ブルシャスキー語、トルワル語、シナー語、サライキ語、コワール語
長母音[eː]を表す。
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U+06D3
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ۓ
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ARABIC LETTER YEH BARREE WITH HAMZA ABOVE
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ウルドゥー語[6]
実際には独立した文字ではなく合字である。[6]
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約物
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U+06D4
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۔
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ARABIC FULL STOP
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ウルドゥー語[6]における句点(ピリオド)。
文字名は"arabic full stop"となっているが、アラビア語など他のアラビア文字を用いる言語においては、ラテン文字などで用いられる通常のピリオド(.)が用いられる。
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拡張アラビア文字
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U+06D5
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ە
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ARABIC LETTER AE
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ウイグル語、カザフ語、キルギス語[6]、アゼルバイジャン語(南アゼルバイジャン語)、カラカルパク語(~1932)、トルクメン語(~1929)、ボスニア語(15世紀~19世紀)、アディゲ語(~1927)
ウイグル語、アゼルバイジャン語では母音[æ]を、カザフ語、キルギス語、トルクメン語、ボスニア語では母音[e]を、カラカルパク語では母音[æ]または母音[e]を、アディゲ語では二重母音[ɜj]または[jɜ]を表す。
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クルアーンの註釈記号
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U+06D6
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ۖ
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ARABIC SMALL HIGH LIGATURE SAD WITH LAM WITH ALEF MAKSURA
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アラブ圏のクルアーンで用いられる記号で、本文中に出現する箇所で一時停止してもよいが、間を置かずに経典を暗唱することが推奨されることを示すために使用される。イランでのクルアーンにおけるU+0617 ؗと同じ役割を持つ。[10]
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U+06D7
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ۗ
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ARABIC SMALL HIGH LIGATURE QAF WITH LAM WITH ALEF MAKSURA
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U+06D8
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ۘ
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ARABIC SMALL HIGH MEEM INITIAL FORM
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U+06D9
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ۙ
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ARABIC SMALL HIGH LAM ALEF
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U+06DA
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ۚ
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ARABIC SMALL HIGH JEEM
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U+06DB
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ۛ
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ARABIC SMALL HIGH THREE DOTS
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U+06DC
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ۜ
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ARABIC SMALL HIGH SEEN
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|
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U+06DD
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ARABIC END OF AYAH
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クルアーンにおいて節の終わりを示す結合記号で、その節の番号を示すアラビア・インド数字ががシンボル内に書かれる。
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U+06DE
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۞
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ARABIC START OF RUB EL HIZB
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ルブ・エル・ヒズブ。節の一部の境界[6]、特に章の終わりを示す。
通常、8つの角をもつシンボルとして描かれ、星のように見える場合とそうでない場合がある。[6]
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U+06DF
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۟
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ARABIC SMALL HIGH ROUNDED ZERO
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スクーン(U+0652 ْ)に使用される円形よりも小さなサイズの円。[6]
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U+06E0
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۠
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ARABIC SMALL HIGH UPRIGHT RECTANGULAR ZERO
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「rectangular zero(長方形のゼロ)」という文字名は、この記号のアラビア語名の直訳である。[6]
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U+06E1
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ۡ
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ARABIC SMALL HIGH DOTLESS HEAD OF KHAH
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クルアーンにおけるスクーン(U+0652 ْ)は一般的にこの字形で書かれる。[2][25]
但しUnicode公式においてはこの文字を直接使用せず、フォント技術を用いて異体字を選択することが推奨されている。[6]
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U+06E2
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ۢ
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ARABIC SMALL HIGH MEEM ISOLATED FORM
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U+06E3
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ۣ
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ARABIC SMALL LOW SEEN
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U+06E4
|
ۤ
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ARABIC SMALL HIGH MADDA
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通常は U+06E5 ۥ U+06E6 ۦ U+06E7ۧ、及びU+08F3 ࣳと共に使われる。[6]
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U+06E5
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ۥ
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ARABIC SMALL WAW
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|
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U+06E6
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ۦ
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ARABIC SMALL YEH
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|
|
U+06E7
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ۧ
|
ARABIC SMALL HIGH YEH
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|
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U+06E8
|
ۨ
|
ARABIC SMALL HIGH NOON
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U+06E9
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۩
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ARABIC PLACE OF SAJDAH
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サジダ。クルアーンにおいて、体を伏せて礼拝の姿勢をとるべき箇所に書かれる記号。
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U+06EA
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۪
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ARABIC EMPTY CENTRE LOW STOP
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カシミール語で口蓋化を表すのにも用いられる。[16]
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U+06EB
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۫
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ARABIC EMPTY CENTRE HIGH STOP
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|
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U+06EC
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۬
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ARABIC ROUNDED HIGH STOP WITH FILLED CENTRE
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アフリカや他の地域の正書法におけるクルアーンの文章でも、ワスラ、ikhtilasなどを表すために使用される。[6]
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U+06ED
|
ۭ
|
ARABIC SMALL LOW MEEM
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|
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パーカリ語用の拡張アラビア文字
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U+06EE
|
ۮ
|
ARABIC LETTER DAL WITH INVERTED V
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パーカリ・コリ語(英語版)子音[ɗ]を表す。[26]
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|
U+06EF
|
ۯ
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ARABIC LETTER REH WITH INVERTED V
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パーカリ・コリ語(英語版)子音[ɭ]を表す。[26]
早期ペルシャ語でも用いられる。[6]
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東方アラビア・インド数字
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U+06F0
|
۰
|
EXTENDED ARABIC-INDIC DIGIT ZERO
|
イラン、アフガニスタン、パキスタン、インドで用いられるアラビア・インド数字の0
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|
U+06F1
|
۱
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EXTENDED ARABIC-INDIC DIGIT ONE
|
イラン、アフガニスタン、パキスタン、インドで用いられるアラビア・インド数字の1
|
|
U+06F2
|
۲
|
EXTENDED ARABIC-INDIC DIGIT TWO
|
イラン、アフガニスタン、パキスタン、インドで用いられるアラビア・インド数字の2
|
|
U+06F3
|
۳
|
EXTENDED ARABIC-INDIC DIGIT THREE
|
イラン、アフガニスタン、パキスタン、インドで用いられるアラビア・インド数字の3
|
|
U+06F4
|
۴
|
EXTENDED ARABIC-INDIC DIGIT FOUR
|
イラン、アフガニスタン、パキスタン、インドで用いられるアラビア・インド数字の4
ウルドゥー語及びカシミール語においてはペルシア語のものと異なる字形のものが使われる。[6][14][27]
|
|
U+06F5
|
۵
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EXTENDED ARABIC-INDIC DIGIT FIVE
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イラン、アフガニスタン、パキスタン、インドで用いられるアラビア・インド数字の5
|
|
U+06F6
|
۶
|
EXTENDED ARABIC-INDIC DIGIT SIX
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イラン、アフガニスタン、パキスタン、インドで用いられるアラビア・インド数字の6
シンド語、ウルドゥー語、及びカシミール語においてはペルシア語のものと異なる字形のものが使われる。[6][14][27]
|
|
U+06F7
|
۷
|
EXTENDED ARABIC-INDIC DIGIT SEVEN
|
イラン、アフガニスタン、パキスタン、インドで用いられるアラビア・インド数字の7
シンド語、ウルドゥー語、及びカシミール語においてはペルシア語のものと異なる字形のものが使われる。[6][14][27]
|
|
U+06F8
|
۸
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EXTENDED ARABIC-INDIC DIGIT EIGHT
|
イラン、アフガニスタン、パキスタン、インドで用いられるアラビア・インド数字の8
|
|
U+06F9
|
۹
|
EXTENDED ARABIC-INDIC DIGIT NINE
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イラン、アフガニスタン、パキスタン、インドで用いられるアラビア・インド数字の9
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拡張アラビア文字
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U+06FA
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ۺ
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ARABIC LETTER SHEEN WITH DOT BELOW
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U+06FB
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ۻ
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ARABIC LETTER DAD WITH DOT BELOW
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|
U+06FC
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ۼ
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ARABIC LETTER GHAIN WITH DOT BELOW
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シンド語用の記号
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U+06FD
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۽
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ARABIC SIGN SINDHI AMPERSAND
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シンド語におけるアンパサンド記号(ラテン文字における「&」)。
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U+06FE
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۾
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ARABIC SIGN SINDHI POSTPOSITION MEN
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シンド語における後置詞(助詞)"men"の略字。
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パーカリ語用の拡張アラビア文字
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U+06FF
|
ۿ
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ARABIC LETTER HEH WITH INVERTED V
|
パーカリ・コリ語(英語版)子音[h]を表す。なお、パーカリ語において通常の字母heh(U+0647 ه)は有声音の[ɦ]を表す。[26]
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