コード
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文字
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文字名(英語)
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用例・説明
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ラテン文字転写
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聖書朗唱用記号
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U+0591
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֑
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HEBREW ACCENT ETNAHTA
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。詩の最初の節の終端を表す。
atnahとも呼ばれる。[2]
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U+0592
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֒
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HEBREW ACCENT SEGOL
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。
記号名の"segol"はこの記号の形状を指す「ブドウの房」を意味する。[要出典]
segoltaとも呼ばれる。[2]
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U+0593
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֓
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HEBREW ACCENT SHALSHELET
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。
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U+0594
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֔
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HEBREW ACCENT ZAQEF QATAN
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。高く始まり、最後だけ低い音で読むことを表す。
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U+0595
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֕
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HEBREW ACCENT ZAQEF GADOL
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。詩中で二つの節の境界を表す。
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U+0596
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֖
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HEBREW ACCENT TIPEHA
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。
tarha, me'aylaあるいはmaylaとも呼ばれる。[2]
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U+0597
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֗
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HEBREW ACCENT REVIA
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。ゆっくりとした下向きの調子で読まれ、途中で上向きに切れる休止が入ることを表す。
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U+0598
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֘
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HEBREW ACCENT ZARQA
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。
tsinorit, zinorit, tsinorあるいはzinorとも呼ばれる。[2]
zarqaやtsinorとして使われて上中央に配置されている場合と、tsinoritとして用いる場合にこちらを使用する。U+05AEを参照。[2]
zarqaの場合、全体がゆっくりと低くなっていくように歌うことを表す。
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U+0599
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֙
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HEBREW ACCENT PASHTA
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。qadmaと同一の形状だが、アクセント位置だけでなく語末の文字にも置かれる。
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U+059A
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֚
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HEBREW ACCENT YETIV
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。非常に高い音で始まり、その後突然低く下がるように歌うことを表す。
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U+059B
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֛
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HEBREW ACCENT TEVIR
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。低音で歌われ、最初は下向きに、最後は上向きに歌うことを表す。
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U+059C
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֜
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HEBREW ACCENT GERESH
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。
teresとも呼ばれる。[2]
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U+059D
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֝
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HEBREW ACCENT GERESH MUQDAM
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。
ニクードの方のgereshと区別するために文字名がgeresh muqdamとなっている。
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U+059E
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֞
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HEBREW ACCENT GERSHAYIM
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。
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U+059F
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֟
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HEBREW ACCENT QARNEY PARA
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。telisha gedolaとqetanaを組み合わせたメロディで読むことを表す。
pazer gadolとも呼ばれる。[2]
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U+05A0
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֠
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HEBREW ACCENT TELISHA GEDOLA
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。上がってから下がる音で読まれることを表す。telisha qetanaも同じメロディだがこちらの方が長く発音されることを表す。
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U+05A1
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֡
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HEBREW ACCENT PAZER
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。強調などのために読み上げ中に単語を大幅に引き延ばすことを表す。
pazer qatanとも呼ばれる。[2]
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U+05A2
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֢
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HEBREW ACCENT ATNAH HAFUKH
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。
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U+05A3
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֣
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HEBREW ACCENT MUNAH
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。通常、フレーズ内の音節の数が長すぎて、すべての音節に対応するために追加の音符が必要な場合に使用される。
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U+05A4
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֤
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HEBREW ACCENT MAHAPAKH
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。
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U+05A5
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֥
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HEBREW ACCENT MERKHA
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。
yoredとも呼ばれる。[2]
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U+05A6
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֦
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HEBREW ACCENT MERKHA KEFULA
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。長く、後に行くほど揺れた音程で読まれることを表す。
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U+05A7
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֧
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HEBREW ACCENT DARGA
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。アシュケナジムの間では速い下り坂で暗誦されることを、セファルディムの間では上昇調で読むことを、モロッコのユダヤ人の間では中央で揺れながら下降して読まれることを表す。
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U+05A8
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֨
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HEBREW ACCENT QADMA
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。pashtaと同一の形状だが、常にアクセントのある音節に配置され、語末に置かれることはない。
azlaとも呼ばれる。[2]
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U+05A9
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֩
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HEBREW ACCENT TELISHA QETANA
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。上がってから下がる音で読まれることを表す。telisha gedolaも同じメロディだがこちらの方が短く発音されることを表す。
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U+05AA
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֪
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HEBREW ACCENT YERAH BEN YOMO
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。長く、だんだん下がる音程で読まれることを表す。
galgalとも呼ばれる。[2]
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U+05AB
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֫
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HEBREW ACCENT OLE
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。また、朗唱用の用途以外にも強調を表すマーカーとしても用いられる。
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U+05AC
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֬
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HEBREW ACCENT ILUY
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。
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U+05AD
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֭
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HEBREW ACCENT DEHI
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。
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U+05AE
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֮
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HEBREW ACCENT ZINOR
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。必ずmerkhaあるいはmahapakhと共に用いられる。
ヘブライ語でtsinorあるいはzarqaとも呼ばれる。[2]
zarqaやtsinorが左上に配置されている場合にこちらを使用する。U+0598を参照。[2]
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U+05AF
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֯
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HEBREW MARK MASORA CIRCLE
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合成可能な点および約物
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U+05B0
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ְ
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HEBREW POINT SHEVA
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母音記号シェヴァー。母音[ə]あるいは母音が無いことを表していた。
現代ヘブライ語では[e]あるいは無母音で読まれる。
発音記号で用いられるラテン文字の「シュワー(ə)」の文字名はこの記号名に由来する。
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°
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U+05B1
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ֱ
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HEBREW POINT HATAF SEGOL
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母音記号ハタフ・セゴール。母音[e]を表す。
古典ヘブライ語では短母音の[ɛ]を表していたが、現代ヘブライ語では半狭母音と半広母音の区別、および母音の長短の区別が失われた。
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ḝ
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U+05B2
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ֲ
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HEBREW POINT HATAF PATAH
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母音記号ハタフ・パタフ。母音[a]を表す。
古典ヘブライ語では短母音の[a]を表していたが、現代ヘブライ語では母音の長短の区別が失われた。
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ă
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U+05B3
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ֳ
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HEBREW POINT HATAF QAMATS
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母音記号ハタフ・パタフ。母音[o]を表す。
古典ヘブライ語では短母音の[ɔ]を表していたが、現代ヘブライ語では半狭母音と半広母音の区別、および母音の長短の区別が失われた。
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ŏ
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U+05B4
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ִ
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HEBREW POINT HIRIQ
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母音記号ヒリック。母音[i]を表す。
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i
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U+05B5
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ֵ
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HEBREW POINT TSERE
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母音記号ツェーレー。母音[e]を表す。
古典ヘブライ語では長母音の[eː]を表していたが、現代ヘブライ語では母音の長短の区別が失われた。
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e
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U+05B6
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ֶ
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HEBREW POINT SEGOL
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母音記号セゴール。母音[e]を表す。
古典ヘブライ語では[ɛː]を表していたが、現代ヘブライ語では半狭母音と半広母音の区別、および母音の長短の区別が失われた。
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ȩ
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U+05B7
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ַ
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HEBREW POINT PATAH
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母音記号パタフ。母音[a]を表す。
古典ヘブライ語では長母音の[aː]を表していたが、現代ヘブライ語では母音の長短の区別が失われた。
通常ニクード付きの文章では何も書かれていなければこの母音がついていることを想定するため、明示的に書かれないこともしばしばある。[2][3]
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a
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U+05B8
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ָ
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HEBREW POINT QAMATS
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母音記号カマツ。母音[a]または[o]を表す。
古典ヘブライ語では[ɔː]を表していたが、現代ヘブライ語では半狭母音と半広母音の区別、および母音の長短の区別が失われた。
一般的に、あるいは正書法ではqamats gadolとして使用され、qamats qatanとは区別される。[2]
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å
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U+05B9
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ֹ
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HEBREW POINT HOLAM
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母音記号ホラム。母音[o]を表す。
子音字母の左上に置かれる。
字母vav(U+05D5 ו)に付く場合、vavが子音字として用いられており、[vo]と発音することを表す。この組み合わせをVav Halumaと呼ぶ。[4]
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o
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U+05BA
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ֺ
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HEBREW POINT HOLAM HASER FOR VAV
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母音記号ホラムが字母vav(U+05D5 ו)に付く際に、vavが子音字ではなく母音字を表している場における形。頭子音[v]を伴わない単独の母音[o]を表す。この組み合わせをHolam Maleと呼ぶ。[4]
字母vavの左上ではなく真上ないしは右上に書かれることから、振る舞いがU+05B9と異なるため、Unicodeのバージョン5.0で符号位置が分けられた。
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ŵ[5]
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U+05BB
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ֻ
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HEBREW POINT QUBUTS
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母音記号クブツ。母音[u]を表す。
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u
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U+05BC
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ּ
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HEBREW POINT DAGESH OR MAPIQ
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ダゲシュと呼ばれる子音字を軟音化(摩擦音化)する記号、あるいはマピックと呼ばれる字母he(U+05D4 ה)が準母音ではなく発音されることを示す記号。
また、シュルク(shuruq)と呼ばれる、準母音[u]として字母vav(U+05D5 ו)が用いられる場合にvavに付けられる記号としても用いられる。[2]
合成先の文字の内側に書かれる。[2]字母vav(U+05D5 ו)に付く場合はvavの左に書かれる。
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ẇ[5]
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U+05BD
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ֽ
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HEBREW POINT METEG
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メテグ。聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つで、単語の副アクセント位置を表す。
ソフ・パスーク(U+05C3 ׃)のメロディを表す際に、この記号はアクセント位置ではなく語末に置かれるため、どこまでがメロディの「準備部分」なのかを明示するためにアクセント位置に置かれる。[6]
通常は母音点の左側に書かれるが、文書によっては母音点の右や真ん中に書かれることがあるため、これを区別するためにCGJ(図形素結合子 U+034F)、ZWJ(ゼロ幅接合子 U+200D)、ZWNJ(ゼロ幅非接合子 U+200C)を使用することが提案された。[7]
ヘブライ語でsiluqとも呼ばれる。[2]
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U+05BE
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־
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HEBREW PUNCTUATION MAQAF
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マカフ。二つの語が緊密な関係にあることを表すために互いの語の間に書かれる。ラテン文字などのハイフンに相当する。
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U+05BF
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ֿ
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HEBREW POINT RAFE
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子音字を破裂音ではなく摩擦音として発音することを表す記号。ダゲシュと機能的に類似している。
現在のヘブライ語聖書ではダゲシュが主に用いられるためこの記号の使用は限定的だが、イディッシュ語では現在もこの記号が用いられている。
また、マピック(U+05BC)とは逆に字母he(ה)或いはalef(א)が黙音の準母音字であることを示すのにも用いられる。
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U+05C0
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׀
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HEBREW PUNCTUATION PASEQ
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聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)の一つ。機能ははっきりしておらず、いくつかの仮説が存在する。パセク(英語: Hebrew_punctuation#Vertical_bar_and_paseq)を参照。
legarmehとも呼ばれる。[2]
合成可能な点としてではなく、文字幅を持った句読点として扱われる場合がある。[2]
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U+05C1
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ׁ
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HEBREW POINT SHIN DOT
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字母shin(U+05E9 ש)の発音が[ʃ]と読まれることを明示するために付ける点。shinの右上に置かれる。
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U+05C2
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ׂ
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HEBREW POINT SIN DOT
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字母shin(U+05E9 ש)の発音が[s]と読まれることを明示するために付ける点。shinの左上に置かれる。
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U+05C3
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׃
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HEBREW PUNCTUATION SOF PASUQ
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ソフ・パスーク。節の終わりを表す約物。詩として読むべき箇所が終わったことを表す聖書朗唱用記号(タアメー・ハミクラー)としても用いられる。朗唱用記号としても固有のメロディを持つが、通常の記号と違い単語のアクセント位置ではなく語末に置かれるため、どこまでが「準備部分」であるかを表すためにメテグ記号(U+05BD ֽ)と併用される。[6]
ヘブライ文字におけるコロンとして使用されることがある。[2]
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特殊な約物
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U+05C4
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ׄ
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HEBREW MARK UPPER DOT
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U+05C5
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ׅ
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HEBREW MARK LOWER DOT
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特殊な約物(punctum extraordinarium)(詩篇 27:13)。[2][8]
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合成可能な点および約物
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U+05C6
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׆
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HEBREW PUNCTUATION NUN HAFUKHA
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歴史的には字母nunに由来しているわけではない。[2][8]
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U+05C7
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ׇ
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HEBREW POINT QAMATS QATAN
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ISO 8859-8に基づく文字
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U+05D0
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א
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HEBREW LETTER ALEF
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アレフ。子音[ʔ]を表す。但し現代ヘブライ語では発音されない(母音のみ読まれる)ことが多い。
alephとも転写される。[2]
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ʾ
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U+05D1
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ב
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HEBREW LETTER BET
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ベート。子音[b]あるいは[v](ダゲシュが付いた時の軟音)を表す。
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b
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U+05D2
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ג
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HEBREW LETTER GIMEL
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ギーメル。子音[ɡ]あるいは[ɣ](ダゲシュが付いた時の軟音)を表す。
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g
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U+05D3
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ד
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HEBREW LETTER DALET
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ダレット。子音[d]あるいは[ð](ダゲシュが付いた時の軟音)を表す。
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d
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U+05D4
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ה
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HEBREW LETTER HE
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ヘー。子音[h]を表す。準母音として母音のa、e、oを表すこともある。
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h
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U+05D5
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ו
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HEBREW LETTER VAV
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ヴァヴまたはワーウ。子音[v]を表す。
現代ヘブライ語ではבの軟音と発音が同化しているが、古典ヘブライ語では[w]を表していた。
準母音として u または o を表すことがある。
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w
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U+05D6
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ז
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HEBREW LETTER ZAYIN
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ザイン。子音[z]を表す。
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z
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U+05D7
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ח
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HEBREW LETTER HET
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ヘット。子音[x]を表す。
現代ヘブライ語ではכの軟音と発音が同化しているが、古典ヘブライ語では[ħ]を表していた。
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ḥ
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U+05D8
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ט
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HEBREW LETTER TET
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テット。子音[t]を表す。
現代ヘブライ語ではtav(U+05EA ת)と発音が同化しているが、古典ヘブライ語ではアラビア文字の「ط」(ター)のように咽頭化または軟口蓋化された無声歯茎破裂音(/ᵵ/)で発音されていた。
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ṭ
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U+05D9
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י
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HEBREW LETTER YOD
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ヨッドあるいはユッド。子音[j]を表す。
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y
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U+05DA
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ך
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HEBREW LETTER FINAL KAF
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字母kaf(U+05DB כ)の語末形(ソフィート)。
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k
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U+05DB
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כ
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HEBREW LETTER KAF
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カフ。子音[k]あるいは[x](ダゲシュが付いた時の軟音)を表す。
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k
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U+05DC
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ל
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HEBREW LETTER LAMED
|
ラメッド。子音[l]を表す。
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l
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U+05DD
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ם
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HEBREW LETTER FINAL MEM
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字母mem(U+05DE מ)の語末形(ソフィート)。
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m
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U+05DE
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מ
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HEBREW LETTER MEM
|
メム。子音[m]を表す。
|
m
|
U+05DF
|
ן
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HEBREW LETTER FINAL NUN
|
字母nun(U+05E0 נ)の語末形(ソフィート)。
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n
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U+05E0
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נ
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HEBREW LETTER NUN
|
ヌン。子音[n]を表す。
|
n
|
U+05E1
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ס
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HEBREW LETTER SAMEKH
|
サメフ。子音[s]を表す。
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s
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U+05E2
|
ע
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HEBREW LETTER AYIN
|
アイン。子音[ʕ]を表す。但し現代ヘブライ語では発音されない(母音のみ読まれる)ことが多い。
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ʿ
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U+05E3
|
ף
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HEBREW LETTER FINAL PE
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字母pe(U+05E4 פ)の語末形(ソフィート)。
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p
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U+05E4
|
פ
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HEBREW LETTER PE
|
ペー。子音[p]あるいは[f](ダゲシュが付いた時の軟音)を表す。
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p
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U+05E5
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ץ
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HEBREW LETTER FINAL TSADI
|
字母tsadi(U+05E6 צ)の語末形(ソフィート)。
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ṣ
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U+05E6
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צ
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HEBREW LETTER TSADI
|
ツァディ。子音[t͡s]を表す。
zadeとも転写される。[2]
古典ヘブライ語ではアラビア文字の「ص」(サード)のように咽頭化または軟口蓋化された無声歯茎摩擦音(/ᵴ/)で発音されていた。
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ṣ
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U+05E7
|
ק
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HEBREW LETTER QOF
|
コフまたはクフ。子音[k]を表す。
現代ヘブライ語ではכと発音が同化しているが、古典ヘブライ語では[q]を表していた。
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q
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U+05E8
|
ר
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HEBREW LETTER RESH
|
レーシュ。子音[ʁ]を表す。
古典ヘブライ語では[ɾ]を表していた。
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r
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U+05E9
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ש
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HEBREW LETTER SHIN
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シーンまたはスィーン。子音[ʃ]あるいは[s]を表す。
発音記号で二つの発音の違いを明記する場合は[ʃ]の時は右上に、[s]の時は左上に点を付けることで区別する。
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s̀, ś, š[9]
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U+05EA
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ת
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HEBREW LETTER TAV
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タヴ。子音[t]あるいは[θ](ダゲシュが付いた時の軟音)を表す。
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t
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記号
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U+05EF
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ׯ
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HEBREW YOD TRIANGLE
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ユダヤ教における神(ヤハウェ、YHVH)の名前を記す際に用いられる略字。ユダヤ教においては偶像崇拝が禁忌とされてため、神の名前を表す神聖四文字(テトラグラマトン、YHVHの文字列のこと)を濫りに書かれることを防ぐ為に直接YHVHの文字列を書くことを避ける目的でこの記号が使用されていた。[10][11]
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イディッシュ語用の二重音字
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U+05F0
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װ
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HEBREW LIGATURE YIDDISH DOUBLE VAV
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イディッシュ語において、子音[v]または[w]を表す。イディッシュ語において、通常の字母vav(U+05D5 ו)は母音字として扱われる。
tsvey vovnとも呼ばれる。[2]
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U+05F1
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ױ
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HEBREW LIGATURE YIDDISH VAV YOD
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イディッシュ語において、二重母音[oi̯]を表す。
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U+05F2
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ײ
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HEBREW LIGATURE YIDDISH DOUBLE YOD
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イディッシュ語において、二重母音[ei̯]を表す。
母音記号パタフ(U+05B7 ַ)と共に用いられた場合は二重母音[ai̯]を表す。
tsvey yudnとも呼ばれる。[2]
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追加の約物
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U+05F3
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׳
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HEBREW PUNCTUATION GERESH
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ゲレシュ。主に三つの用途がある。
①語の末尾に置かれて、そこから後ろが省略されていることを表す省略記号。
②外来語の子音の発音を示す際に子音字の後に置かれて発音が変化していることを表す発音記号。例えば[t͡ʃ]は"צ׳"、[d͡ʒ]は"ג׳"、[ʒ]は"ז׳"と書かれる。
③ヘブライ数字を表記する際に字母が表音文字ではなく数字であることを示す記号。数字が1文字の場合に文字の後(左)に書かれる。
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U+05F4
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״
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HEBREW PUNCTUATION GERSHAYIM
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ゲルシャイム。主に二つの用途がある。
①単語の最後の字の前に置かれて、その語が略語であることを示す。
②ヘブライ数字を表記する際に字母が表音文字ではなく数字であることを示す記号。数字が複数文字の場合に、最後の文字の前(右)に書かれる。
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