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「氷見」はこの項目へ転送されています。富山県にあった郡については「氷見郡」をご覧ください。 |
氷見市中心部周辺の空中写真。1975年撮影の4枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
氷見市(ひみし)は、富山県の北西部に位置する市。能登半島の基部にあたり、市の東側は富山湾(有磯海)に面している[1]。1952年(昭和27年)市制施行。
地理
北から西にかけての宝達丘陵が石川県との県境、南の二上山丘陵が高岡市との境界となっている[1]。
気候
氷見(1991年 - 2020年)の気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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最高気温記録 °C (°F)
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17.5 (63.5)
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22.3 (72.1)
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25.4 (77.7)
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30.3 (86.5)
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31.7 (89.1)
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35.6 (96.1)
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37.3 (99.1)
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37.4 (99.3)
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36.5 (97.7)
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32.3 (90.1)
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27.1 (80.8)
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22.8 (73)
|
37.4 (99.3)
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平均最高気温 °C (°F)
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6.0 (42.8)
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6.9 (44.4)
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10.9 (51.6)
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16.3 (61.3)
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21.2 (70.2)
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24.4 (75.9)
|
28.7 (83.7)
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30.4 (86.7)
|
26.3 (79.3)
|
21.0 (69.8)
|
15.1 (59.2)
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9.1 (48.4)
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18.0 (64.4)
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日平均気温 °C (°F)
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2.4 (36.3)
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2.6 (36.7)
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5.8 (42.4)
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10.8 (51.4)
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16.0 (60.8)
|
20.2 (68.4)
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24.5 (76.1)
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25.8 (78.4)
|
21.8 (71.2)
|
16.0 (60.8)
|
10.2 (50.4)
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5.0 (41)
|
13.4 (56.1)
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平均最低気温 °C (°F)
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−0.7 (30.7)
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−1.1 (30)
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1.1 (34)
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5.6 (42.1)
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11.3 (52.3)
|
16.5 (61.7)
|
21.1 (70)
|
22.2 (72)
|
18.0 (64.4)
|
11.6 (52.9)
|
5.8 (42.4)
|
1.5 (34.7)
|
9.4 (48.9)
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最低気温記録 °C (°F)
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−9.6 (14.7)
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−10.0 (14)
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−9.3 (15.3)
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−3.4 (25.9)
|
2.1 (35.8)
|
7.7 (45.9)
|
12.8 (55)
|
12.8 (55)
|
7.4 (45.3)
|
0.5 (32.9)
|
−1.7 (28.9)
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−7.0 (19.4)
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−10.0 (14)
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降水量 mm (inch)
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242.3 (9.539)
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143.4 (5.646)
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135.6 (5.339)
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116.5 (4.587)
|
110.2 (4.339)
|
156.5 (6.161)
|
229.3 (9.028)
|
184.5 (7.264)
|
192.2 (7.567)
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142.3 (5.602)
|
217.3 (8.555)
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274.4 (10.803)
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2,156.5 (84.902)
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降雪量 cm (inch)
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111 (43.7)
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72 (28.3)
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11 (4.3)
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1 (0.4)
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0 (0)
|
0 (0)
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0 (0)
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0 (0)
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0 (0)
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0 (0)
|
0 (0)
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46 (18.1)
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239 (94.1)
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平均降水日数 (≥1.0 mm)
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23.7
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18.2
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16.5
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12.2
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10.4
|
10.5
|
12.6
|
9.5
|
12.5
|
12.9
|
17.0
|
22.8
|
178.7
|
平均月間日照時間
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59.5
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89.7
|
145.6
|
187.3
|
213.2
|
162.9
|
163.9
|
213.1
|
149.5
|
150.0
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106.5
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67.0
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1,708.1
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出典1:Japan Meteorological Agency
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出典2:気象庁[2]
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隣接している自治体
歴史
氷見の地名の由来について氷見市ホームページでは、1.古代、蝦夷防備の狼煙を監視する場所で、狼煙の火を見るところだから火見と言った。2.海をへだてて、立山連峰の万年雪が見えるところだから氷見と言った。3.海の漁り火が見えるところだから火見と言った。4.海が干し上がって、陸地になったところだから干海(ひみ)と呼んだ、等様々な説があると紹介している[3]。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、射水郡氷見町、朝日村、朝日新町村、池田新村、岩上村、大野新村の区域の一部、加納村の区域の一部及び鞍川村の区域の一部をもって、射水郡氷見町が発足する。
- 1896年(明治29年)3月29日 - 郡制の施行のため、射水郡の区域から分立して、氷見郡が発足により、氷見郡に所属となる。
川瀬巴水「旅みやげ第二集」『浜小屋(越中氷見)』大正10年(1921年)
かつて氷見町には電燈会社があった。松阪水力電気(本社三重県、社長才賀藤吉)が氷見電気より事業を譲受(許可1911年(明治44年)5月)し、氷見支社を設立。1911年7月事業を開始した。氷見町に発電所(瓦斯力)があり供給区域は氷見町、加納村、稲積村、窪村だった[21]。現在は北陸電力の営業エリアである。
人口
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氷見市と全国の年齢別人口分布(2005年)
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氷見市の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 氷見市 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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氷見市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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60,883人
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1975年(昭和50年)
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61,789人
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1980年(昭和55年)
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62,413人
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1985年(昭和60年)
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62,112人
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1990年(平成2年)
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60,766人
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1995年(平成7年)
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58,786人
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2000年(平成12年)
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56,680人
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2005年(平成17年)
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54,495人
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2010年(平成22年)
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51,726人
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2015年(平成27年)
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47,992人
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2020年(令和2年)
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43,950人
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総務省統計局 国勢調査より
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行政
氷見市役所旧庁舎(2014年5月まで使用)
- 歴代市長
- 大井義昌(1952年8月1日 - 1952年9月9日)
- 堂故敏雄(1952年10月28日 - 1958年6月2日)
- 片折十次郎(1958年.6月12日 - 1962年6月5日)
- 堂故敏雄(1962年6月7日 - 1964年7月18日)
- 堀埜豊一(1964年9月1日 - 1974年2月23日)
- 茶谷一男(1974年4月7日 - 1990年.4月6日)
- 七尾晶一朗(1990年4月7日 - 1998年4月6日)
- 堂故茂(1998年4月7日 - 2013年4月1日)
- 本川祐治郎(2013年4月7日 - 2017年4月6日)
- 林正之(2017年4月7日 - 2024年10月8日)
- 氷見町時代の歴代町長
出典→[22]
- 南部治作(1889年6月12日 - 1891年8月21日)
- 清水卯作(1892年6月4日 - 1894年10月26日)
- 岩間菊太郎(1895年4月10日 - 1902年11月21日)
- 加藤則有(1903年7月7日 - 1904年6月23日)
- 長沢次右衛門(1904年10月28日 - 1906年11月11日)
- 南清太郎(1906年12月7日 - 1914年12月6日)
- 南清太郎(1915年2月24日 - 1916年5月10日)
- 長沢市郎(1916年6月14日 - 1920年6月13日)
- 大井義昌(1920年11月6日 - 1930年8月18日)
- 神埜偗(1930年8月26日 - 1933年4月15日)
- 本川藤三郎(1933年5月6日 - 1937年5月5日)
- 堀埜与右衛門(1937年6月11日 - 1941年5月26日)
- 堀埜与右衛門(1941年6月11日 - 1943年4月20日)
- 星野健治(1943年5月5日 - 1946年1月22日)
- 紺野元吉(1947年4月5日 - 1951年4月4日)
- 大井義昌(1951年4月30日 - 1952年7月31日)
経済
産業構造
- 産業人口(2000年国勢調査)
- 第一次産業就業人口 1,950人
- 第二次産業就業人口 12,678人
- 第三次産業就業人口 15,229人
漁業・水産業
- 氷見漁港(第3種漁港)
- 阿尾漁港(第1種漁港)
- 宇波漁港(第1種漁港)
- 大境漁港(第1種漁港)
- 女良漁港(第1種漁港)
- 藪田漁港(第1種漁港)
製造業
小松製作所(元コマツキャステックス)、氷見村田製作所[23]、三協立山[24]など。
商業・観光
商店街を含む昔からの市街地は、氷見駅周辺から北へ海岸近くに延びている。藤子不二雄A(漫画家)の生家・光禅寺に近い比美町商店街では、藤子作品のギャラリーやキャラクター像を設置している[25]。
ショッピングセンターとしては、以下の3店舗がある。
- 1970年創業、1978年10月に鞍川地区に移転した『トーカマート・プラザ氷見店』→『サンパークひみ』[27]の後継店舗として1993年6月に着工、同年12月3日にオープンしたワンフロア型店舗[28]。1994年3月31日には、別棟の『ホームセンタームサシ』がオープンした[29]。
この他、全国・地方チェーン店では、マックスバリュ、アルビス、ケーズデンキ、明文堂書店、TSUTAYA、ヤマダデンキ、大阪屋ショップなどが進出している。こうした大型店は氷見バイパス沿いに多い。
氷見漁港に併設された場外市場「ひみ番屋街」など海の幸、氷見温泉郷などを目当てに訪れる観光客も多い。
マスメディア
姉妹都市・提携都市
国内
海外
地域
教育
下記リンクのとおり、1980年から2020年までの間、氷見市の小学校の数は半分以下に減少した。1992年に統廃合でできた小学校も2020年に再び統廃合されており、児童減少が続いている。
小学校
中学校
義務教育学校
高等学校
過去に存在した学校
- 小学校
- 中学校
- 高等学校
交通
氷見駅
鉄道路線
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
バス
バスなど公共交通の結節点は、氷見駅前と、やや離れた氷見駅口(国道415号沿い)に分かれている。路線バスはこれらと高岡駅前や石川県七尾市との県境に近い市北部の脇地区などを結んでいる。氷見市街地周遊バスを含めて加越能バスが運行している。
このほか、北陸新幹線の新高岡駅前を含む高岡市と和倉温泉(七尾市)を結ぶ特急バス「わくライナー」が氷見市内(番屋街、阿尾の浦温泉、岩井戸温泉)を経由する。
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
大境洞窟住居跡
上日寺のイチョウ
川瀬巴水「旅みやげ第二集」『越中 氷見 光照寺』大正10年(1921年)
名物
著名な出身者
ゆかりの人物
郵便番号・電話番号
- 郵便番号 935-XXXX(全市内)
- 電話番号 0766-XX-XXXX(全市内)
関連項目
脚注
注釈
出典
参考文献
関連文献
外部リンク
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