特攻野郎Aチーム
特攻野郎Aチーム(とっこうやろう エー チーム、原題:The A-Team)は、1983年1月23日から1987年3月8日まで4年にわたって全98話がアメリカのNBCで制作・放送されたテレビドラマ。 概要アメリカ陸軍コマンド部隊出身の腕利き四人組「Aチーム」がその技術を生かして、無法者に脅かされている人々の依頼で悪と戦うアクションドラマ。悪者・Aチーム・MP三者の視点からなるストーリー展開、それぞれ個性的で愉快なAチームと、痛快なアクション、日用品を利用したDIY精神溢れる作戦が本作品最大の特徴。 アメリカのアクションドラマでありながら、全話を通してミッション遂行時に死者が出ないよう描かれているのが最大の特徴となっている。 日本では1985年5月12日に「必殺!Aチーム 俺たち命知らずの仕置屋軍団・(秘)作戦!メキシコゲリラを壊滅せよ」のタイトルでパイロット版をまた、ラインナップされている前後2話になっているエピソード等を2時間に編集して日曜洋画劇場の映画枠で放送された。TVシリーズは1985年10月19日から1988年11月12日にかけてテレビ朝日で毎週土曜日15:00 - 15:55に放送された。日本語版ではオープニングにレギュラーキャストの前口上がオリジナルで追加されている。 2010年には「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」のタイトルで映画化もされている。 ストーリー![]() ジョン・スミス大佐率いるアメリカ陸軍特殊部隊群第5特殊部隊グループ所属のチーム三人組は、ベトナム戦争で大活躍。戦争末期の1972年に「軍資金を調達せよ」という極秘任務を受け、テト早朝、ハノイ銀行に押し入り一億ドルを奪い、非武装地帯を脱走する。 しかし帰還直後に司令部が爆破され、極秘任務を命じた当時の司令官モリソン大佐は戦死。戦地における略奪行為の罪で憲兵隊に逮捕され極秘任務だと主張するが、責任がない事を証明できずノースカロライナ州フォートブラッグ陸軍基地に収監されてしまう。しかし、彼らは軍事裁判の直前、得意のサバイバル技術で脱獄し、ロサンゼルス近郊に潜伏する。 脱走から10年後、地下に潜った3人と、彼ら分隊の支援を行っていた陸軍航空隊パイロットのマードック大尉は、“筋が通っていれば金次第で何でも引き受け、不可能も可能に変える命知らず。道理の通らない世間に敢えて挑み巨悪を討つ、神出鬼没の頼れる傭兵集団”「Aチーム」を結成。 老若男女を騙す詐欺師で、物資調達を担当する「フェイスマン」ことテンプルトン・アーサー・ペック。素行は悪いが、心優しき天才メカニックの「B.A.」ことボスコ・アルバート・バラカス。高難易度の操縦技術をこなす、空輸・追跡・支援を担当する「クレイジーモンキー」ことH・M・マードック。そして、彼らをまとめるリーダーで、変装の名人であり作戦立案・指示を担当する「ハンニバル」ことスミス。 彼らは、自分達の無実を証明出来る、当時の関係者探しをしながら、各地を転々として世直し活動を始めるのだった。 主な登場人物Aチーム
Aチームの協力者
MP
ストックウェル側
サブタイトル(日本放送版)地上波の再放送では2002年頃から#7「殺し屋スワット集団死の銃撃戦」、2007年頃から#55「危うし! 天才画家モンキー」がフィルムの傷みがひどいとの理由で放送されないことがある。スーパー!ドラマTVで2008年6月10日から放送の特攻野郎Aチーム完全版(日本初放送時にカットされた部分を一部字幕にて補完)では、本国アメリカでのオリジナルのエピソード順で全エピソードを放送した。
サブタイトル(アメリカ放送版)シーズン11983年1月 - 1983年6月、全14話。1・2話はパイロット版。
シーズン2
シーズン3
シーズン4
シーズン5
スタッフ
日本語版スタッフAチームの銃器プロデューサーのアーロン・スペリングは、製作費を節約するため劇中で使用する銃の種類を減らすよう指示をした。そこでシーズン1の終わり頃からAチームの専用の銃としてスターム・ルガー AC-556を常備するようになった。 メンテナンスが容易なステンレス製、折り畳みストックとニッケルメッキの30連(時折40連)弾倉を装備。信頼性が非常に高い自動小銃である。普段はB.A.バラカスのバンの後部に収納されている。 撮影に使われたのは軍用のAC-556ではなく、民間向けに販売されたセミオート仕様のスターム・ルガー ミニ14だった。セミオートライフルは当時の全米銃器法が定める「タイトルⅠ」のカテゴリー[注釈 2]に属し、銃器が州境を越える際に面倒な手続きを必要としないため[1]、カリフォルニア州外のロケが多くなったシーズン2では必須の条件であった。そのため発砲シーンは俳優が引き金を素早く操作し、フルオートの発砲音を被せてそれらしく演出している[2]。またマズルフラッシュが視覚的に映えるように社外品のフラッシュハイダーに換えてある[3]。 映画化→「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」を参照
脚注注釈出典
関連項目
楽曲の使用例
外部リンク
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