しあわせの一番星
「しあわせの一番星」(しあわせのいちばんぼし)は、1974年3月1日に発売された浅田美代子の5枚目のシングル。 解説
収録曲
収録アルバム映画
1974年3月30日に松竹系で公開[1][2]。カラー。シネマスコープ。86分。キャッチコピーは「力いっぱい働いて、明日の幸せを祈るの…恋の一番星、ほら みつけた…」。 浅田美代子扮する主人公が鎌倉市の下宿屋で、お手伝いさんとして底ぬけの天真欄漫さで明るくさわやかに生きていく姿を描く青春映画[1][2]。『寺内貫太郎一家』で浅田と共演していた西城秀樹が本作にも出演しており、クリーニング屋の店員と本人役の二役を演じている。 ビデオも発売されていたが[2]、2006年1月28日に「松竹DVD倶楽部」レーベルから本作を収録したDVDが発売された[1]。 出演者
スタッフ音楽製作キャスティング普段は銀座の高級クラブのレジ係ながら、実は漕艇場をカセギ所とする女スリ役のジャネット八田は[3]、『11PM』の司会で人気が急上昇していたことからの抜擢で[3]、女優初挑戦[3]。プロデューサーの抜擢理由は「目元が涼しく清楚な感じがする」だった[3]。ファッションモデルは廃業状態になっていたことからジャネットは「モデルはスポンサーの言うままで主体性がないでしょう。(俳優業は)役づくりをするのが楽しい」などと話した[3]。これ以降、多くの映画・テレビドラマに出演した。 撮影同年2月12日、蒲田の電子工学院6階ホールで西城秀樹参加のロケがあった[5][6]。「学生のエキストラとして西城と共演しませんか」と『スポーツニッポン』に西城のファンに向けて参加を呼びかける小さな告知があった[5]。するとウィークデイーにも関わらず、女子中学・高校生がどっと600人が詰めかけ、ワーワー、キャーキャー大騒ぎ[6]。ファンにしてみれば無料で1日ヒデキを目の当たりにして公然と騒げる、松竹サイドからみればエキストラを集める手間も省け、ギャラもいらない一石二鳥の名案[6]。シーンは信州から出て来た浅田が憧れのヒデキのステージを観に行く設定で、本来浅田が出演しないとおかしいシーンだったが、西城と浅田は同じ芸映所属で一緒の仕事が多く、西城ファンから浅田は「大嫌い!」と敵意を抱かれており[6]、浅田が姿を現わそうものなら西城ファンが暴動を起こしかねないとの配慮があり、浅田は不参加となった[6]。西城は同じ松竹で人気劇画『愛と誠』映画化の本格的主演が決まっており[6]、松竹は過激な西城ファンの動向を心配した[6]。 タイアップ
当時浅田が「カオーフェザークリームリンス」のCMに出演していた縁で、花王石鹸(現・花王)とのタイアップが行われた。洗濯や買い物のシーンでは、当時花王石鹸が製造・販売していた合成洗剤「ニュービーズ」が使われている。 同時上映関連項目脚注出典
外部リンク |
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