ひとりぼっちの青春
『ひとりぼっちの青春』(ひとりぼっちのせいしゅん、原題:They Shoot Horses, Don't They?)は、1969年制作のアメリカ合衆国の映画。 ホレス・マッコイの小説『彼らは廃馬を撃つ』を原作とし、シドニー・ポラックが監督した。 第42回アカデミー賞で9部門にノミネートされ、ギグ・ヤングが助演男優賞を受賞したほか、第35回ニューヨーク映画批評家協会賞主演女優賞(ジェーン・フォンダ)、第27回ゴールデングローブ賞で5部門にノミネートされ、助演男優賞(ギグ・ヤング)を、第23回英国アカデミー賞で5部門にノミネートされ、助演女優賞(スザンナ・ヨーク)を受賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 作品賞を受賞した。 あらすじ1932年、大恐慌時代のアメリカ西部・ハリウッドに程近い海岸のダンスホールで賞金のかかったダンス・マラソン大会がプロモーター・ロッキーの主催のもと、開催される。それは1時間50分踊って、10分休憩し、昼夜ぶっ通しで踊り続け、最後に残った者に賞金が与えられるという、過酷なものであったにもかかわらず、金目あての大衆に大人気だった。 しかし、その催し物は必死に踊り続けるのは、老水兵や身重の女、スター志願の女優など様々であった。そんな中、失業者のロバートとグロリアはなりゆきでパートナーを組むことになる。 大会は次第に悲惨な様相を呈してくるが、主催者や観客は狂ったように出場者を煽る。脱落者が続々と出る中、ロバートとグロリアはヘトヘトになりながらも踊り続けるが、ここでロッキーから、結婚式を挙げれば1,000ドルの報酬を出すという話が持ち上がる。しかしそれは、優勝したとしても賞金から諸経費を引かれ、たいした金額にならない事が分かる。2人の精神状態はついに限界に達し、グロリアはロバートに殺してほしいと頼み、彼はその通りにする。 駆け付けた警官に対し、ロバートは幼少期に見た馬が殺される場面を思い出し、「廃馬は撃つものでしょう?」と語る。 キャスト※括弧内は日本語吹替(初回放送1978年3月26日『日曜洋画劇場』)
脚注
外部リンク
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