アヴァンス法務事務所
アヴァンス法務事務所(アヴァンスほうむじむしょ)は、日本の司法書士事務所で、2007年6月に大阪市で開業。現在は、司法書士法人アヴァンス・リーガルサービス・グループが、同事務所の名称で大阪市中央区と東京都渋谷区にオフィスを運営している。一時は、名古屋市中村区と福岡市博多区にもオフィスを開設していた。 概要日本の司法書士法で認められた債務者1人当たり140万円以下の債務整理(過払い金返還請求の受任事務など)[1]に特化した司法書士事務所として、2007年に大阪市中央区で開設。現在は、“We aim at the best of the client.”というモットーを掲げている。また、2011年からは、同法の下で不動産登記・商業登記・相続登記などの事務も扱うようになった。 代表司法書士については、開設から2013年11月30日付まで赤嶺昌彦が務めた後に、同年12月1日以降は副代表の徳永諭へ交代[2]。2014年1月の時点では、代表の徳永以外に、「認定司法書士」(大阪司法書士会の登録会員)が11名在籍している。 債務整理業務では、上記オフィスのほかに、フリーダイヤルや電子メールを通じて24時間体制で全国から相談を受け付けている。フリーダイヤルでは女性専用の受付番号も設けているが、受付でも、前述の認定司法書士が受付後に依頼者と直接面談。相談者の債務内容を確認したうえで、相談者との合意の下に、受任業務として債権回収交渉に当たる。 債務整理・過払い請求に関する初期費用(相談料や債務診断料など)は無料。所属の司法書士を通じて過払い金の返還を正式に請求した場合にのみ、返還された過払い金から、最大で16%を「成功報酬」方式で事務手数料に充てる[3]。なお、当事務所の公式サイトでは、依頼者が「WEB進行状況照会画面」を通じて自身の債権や債権回収交渉の進捗状況を確認することが可能。また、2010年の貸金業法改正で貸付金額の総量規制が施行されたことを背景に、公式サイトからも無料で「総量規制診断」を受けられる。 広告活動については、大阪司法書士会が定める「大阪司法書士会員の広告に関する規制」の下で、債務に関する無料相談の案内にほぼ特化。24時間体制のフリーダイヤルで相談に対応することや、相談を何度でも無料で受け付けることを前面に押し出している。設立当初から、新聞広告・交通広告やラジオCM(MBSラジオ・Kiss FM KOBE限定のスポットCM)に加えて、携帯電話での閲覧を前提にインターネット向けのバナー広告も出稿。2009年には、関西地方を中心に西日本地域でテレビCMの放送を開始した[4]。 2010年の初頭には、全国向けのテレビCMを放送する一方で、複数のテレビ番組や京セラドーム大阪内のフィールドシートのスポンサー(いずれも後述)に付いていた[5]。しかし大阪弁護士会は、「2008年4月頃に司法書士の資格のない事務職員に債務整理交渉を担当させた」として、同年4月に法人(アヴァンス・リーガルサービス・グループ)および当事務所所属の司法書士5人(代表を含む)を弁護士法違反(非弁活動)容疑で大阪府警に告発[6]。2011年3月29日付で法人および司法書士全員が嫌疑不十分で不起訴になったが[7]、告発から2011年5月上旬までは広告活動を事実上控えていた[8]。 2011年5月からは広告活動を再開するとともに、事務所のロゴやCMの一部を刷新[9]。また、大阪のオフィスを「本店」と位置付けたうえで、「支店」扱いで東京渋谷・福岡博多・名古屋名駅の各オフィスを開設した。ただし、名古屋名駅オフィスは2013年5月17日、福岡博多オフィスは同年6月30日付で「本店」に統合された[10]。 現在では、以上のオフィスでの業務に加えて、全国各地で無料法律相談会を随時開催。前述の債務整理以外の事務に加えて、債務整理後の再和解、悪質なサイトによる詐欺行為への対策、未収家賃の回収代行などにも乗り出している。また、全国約30ヶ所に面談ブースを常設。名古屋・福岡のブースでは、オフィスを開設していた時期の事務を引き継ぐ[11]。 沿革司法書士事務所としての業務に関する沿革のみ列記
社会貢献活動司法書士事務所としての業務のほかに、法人としての社会的責務を果たすべく、スポーツを中心に以下の活動を展開している。
提供番組( )内の年月は提供期間を示す 現在(2013年1月以降)
過去
以下のプロ野球中継では、2011年5月から同年のプロ野球シーズン終了まで、ナイトゲームを放送する場合に週1日ずつ提供。 脚註
関連項目
外部リンク
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