ウィット・メリフィールド

ウィット・メリフィールド
Whit Merrifield

カンザスシティ・ロイヤルズでの現役時代 （2016年6月6日）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ノースカロライナ州デイビー郡アドバンス（英語版）
生年月日	(1989-01-24) 1989年1月24日（36歳）
身長 体重	6' 0" ＝約182.9 cm 195 lb ＝約88.5 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	二塁手、外野手
プロ入り	2010年 MLBドラフト9巡目
初出場	2016年5月18日
最終出場	2024年9月30日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
デイビー・カウンティ高等学校（英語版） サウスカロライナ大学 カンザスシティ・ロイヤルズ (2016 - 2022) トロント・ブルージェイズ (2022 - 2023) フィラデルフィア・フィリーズ (2024) アトランタ・ブレーブス (2024)
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ウィットリー・デビッド・メリフィールド（Whitley David Merrifield, 1989年1月24日 - ）は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州デイビー郡アドバンス（英語版）出身の元プロ野球選手（二塁手、外野手）。右投右打。愛称はウィット・バード^[1]。

2010年に行われたメンズ・カレッジ・ワールドシリーズではジャッキー・ブラッドリー・ジュニア、サム・ダイソンらと共にサウスカロライナ大学の優勝に貢献した。

2010年のMLBドラフト9巡目（全体269位）でカンザスシティ・ロイヤルズから指名され、プロ入り^[2]。契約後、傘下のA級バーリントン・ビーズ（英語版）でプロデビュー。47試合に出場して打率.253、5本塁打、26打点、5盗塁を記録した。

2011年はA+級ウィルミントン・ブルーロックスでプレーし、126試合に出場して打率.262、5本塁打、36打点、24盗塁を記録した。

2012年はA+級ウィルミントンとAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズでプレーし、2球団合計で125試合に出場して打率.258、9本塁打、44打点、28盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロス（英語版）に所属した。

2013年はAA級ノースウエストアーカンソーでプレーし、94試合に出場して打率.270、3本塁打、43打点、17盗塁を記録した。

2014年はAA級ノースウエストアーカンソーとAAA級オマハ・ストームチェイサーズでプレーし、2球団合計で120試合に出場して打率.319、8本塁打、49打点、16盗塁の成績を残した。

2015年はAAA級オマハでプレーし、135試合に出場して打率.265、5本塁打、38打点、32盗塁を記録した。

2016年は開幕をAAA級オマハで迎えた。5月18日にアダルベルト・モンデシーの出場停止の影響でメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした^[3]。同日のボストン・レッドソックス戦にて「9番・左翼手」で先発出場してメジャーデビューし、この試合で初安打も放った。以後ルーキーながら二塁手のレギュラーで起用されるようになり、最終的には81試合に出場して打率.283、2本塁打、29打点、8盗塁を記録した^[4]。

2017年も開幕はAAA級オマハでスタートしたが、9試合の出場で打率.412、3本塁打と好調を維持。開幕から二塁を守っていたモンデシーが不調だったこともあり、4月18日にメジャーに昇格^[4]。その後はマイナーに降格されることなくレギュラーに定着。主に1番打者として145試合に出場し、初めて規定打席に到達した^[4]。打率.288、19本塁打、78打点、34盗塁を記録し、盗塁王のタイトルを受賞した^[4]。

2018年は二塁手として自身初の開幕戦先発出場を果たした。20試合連続安打^[5]、192安打、45盗塁はいずれも両リーグ1位で、盗塁王は2年連続での受賞となった^[4]。他にも打率.304、12本塁打、42二塁打（アメリカンリーグ6位）、OPS.806の好成績でMVPの投票では17位だった^[6]。オフの11月に開催された2018日米野球にMLB選抜の一員とし訪日した。

2019年1月28日、ロイヤルズと4年総額1625万ドルで契約延長（5年目の2023年は球団側のオプション）^[7]。全162試合に出場し、打率.302、16本塁打、74打点を記録したが、盗塁は20と減った^[4]。

2020年は60試合の短縮シーズンの中、全試合に出場して打率.282、9本塁打、30打点を記録したが、盗塁は12と2年連続で減少した^[4]。

2021年7月10日に辞退した選手の代替選手として通算2度目となるオールスターゲームに選出された^[8]。7月13日に開催されたオールスターゲームでは6回表にブルージェイズのマーカス・セミエンの代打で途中出場したが、メッツのタイフアン・ウォーカーに三振を喫した^[9]。このシーズンは3年連続となる全試合出場を達成した^[4]。また40盗塁を記録し通算3度目となる盗塁王を獲得した他、二塁手としてフィールディング・バイブル・アワードを受賞した^[4]。

2022年5月11日のデトロイト・タイガースとのダブルヘッダー第1試合に欠場した。これにより2018年6月24日から続いていた連続試合出場が553で止まった^[10]。

2022年8月2日にマックス・カスティーヨ、サマド・テイラーとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した^[11]。このシーズンは2チームで打率.250、11本塁打、58打点、16盗塁を記録した^[4]。

2023年7月2日に選手間投票で通算3度目となるオールスターゲームに選出された^[12]。オフの11月6日に契約延長オプションを破棄して、FAとなった^[13]。

2024年2月19日にフィラデルフィア・フィリーズと1年総額800万ドル（2年目はオプション）の契約を結んだ^[14]。フィリーズ在籍中は53試合に出場し、打率.199、3本塁打、11打点、11盗塁を記録した。同年7月12日にリリースされFAとなった^[15]。

2024年7月24日にアトランタ・ブレーブスとメジャー契約を結び、移籍した^[16]。このシーズンは2チーム合計で95試合に出場して打率.222、4本塁打、15打点、17盗塁を記録した^[4]。オフの10月31日にFAとなった^[4]。

2025年もそのまま無所属で過ごし、6月24日に自身のインスタグラムで現役を引退することを発表した^[17]。理由については、家族との時間を大切にしたいのが一番の理由とした^[18]。

• 各年度の太字はリーグ最高

• -は10位未満（打率は規定打席未到達の場合も-と表記）

投手守備

内野守備

外野守備

• 2024年度シーズン終了時

• 盗塁王：3回（2017年、2018年、2021年）

• フィールディング・バイブル・アワード：1回（2021年）

• MLBオールスターゲーム選出：3回（2019年、2021年、2023年）
• 連続試合出場：553試合（2018年6月24日 - 2022年5月10日）※カンザスシティ・ロイヤルズの球団記録

• 15（2016年 - 2022年途中、2023年、2024年途中 - 同年終了）
• 1（2022年途中 - 同年終了）
• 9（2024年 - 同年途中）

• メジャーリーグベースボールの選手一覧 M

ウィキメディア・コモンズには、ウィット・メリフィールドに関連するカテゴリがあります。

• 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
• Whit Merrifield stats MiLB.com （英語）
• Whit Merrifield (@WhitMerrifield) - X（旧Twitter）
• Whit Merrifield (@whitmerrifield) - Instagram

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