エクトル・ファウベル
エクトル・ファウベル(Héctor Faubel Rojí、1983年8月10日 - )は、スペイン・バレンシア県リリア出身のオートバイレーサー。 経歴2002年、ロードレース世界選手権250ccクラスにフル参戦デビューを果たした。同年には並行して参戦していたスペイン国内選手権250ccクラスでチャンピオンを獲得した[1] が、世界選手権の方では成績は伸び悩み、2005年からは125ccクラスで出直しを図ることになった。 2006年にはシーズン2勝を挙げシリーズランキング3位に入る活躍を見せ[2]、翌2007年にはチャンピオン候補の筆頭に挙げられたが、ガボール・タルマクシに僅か5ポイント差で敗れ、シリーズ2位に終わった。 2008年、250ccクラスに復帰を果たし、チーム・アスパーでアルバロ・バウティスタのチームメイトを務めることになったが、バウティスタがシリーズ2位に入る活躍を見せた一方、ファウベルはシリーズ14位に沈んでしまった。 2009年はスペインの Stop and Go Racing が運営し、リーガ・エスパニョーラのバレンシアCFがスポンサーに就く "バレンシアCF・ホンダ・SAG" チームに移籍し、デビュー以来乗り続けたアプリリアから、ホンダ・RS250RWにマシンを変更することになった。スポンサーは異なるが、同じく Stop and Go Racing が運営する "タイ・ホンダ PTT SAG" チームのラタパー・ウィライローとは実質的にはチームメイト同士であった。ファウベルはウェットレースとなった第4戦フランスGPでクラス初表彰台となる2位を獲得し、シリーズランキングでもクラス自己ベストとなる9位を記録した。 2010年シーズン、ファウベルはウィライローと共にSAGチームに残留する予定だったが[3]、資金難に苦しむチームはスポンサー資金を集められなかったファウベルに代わりベルナト・マルティネスとの契約を発表した。一時的にシートを失ったファウベルだったが、開幕直前になってマークVDSレーシングチームのシートを確保、スコット・レディングをチームメイトにスッターのシャシーを駆って、250ccクラス後継のMoto2クラスに参戦することとなった[4]。事前テストが一切できなかった[5] ファウベルは開幕から苦戦が続き、ポイント圏内での完走はわずか4回でシリーズ26位に沈んだ。 2011年は125ccクラスに再び戻り、古巣アスパー・チームで同クラスのラストシーズンを戦うことになった[6]。 ロードレース世界選手権 戦績
脚注
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia