エリック・ロサ

エリック・ロサ
基本情報
本名 エリック・ヨメール・ロサ・パチェコ
通称 Mini-Pacman(小さなパックマン)
階級 ライトフライ級
身長 160cm
リーチ 165cm
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
誕生日 (2000-03-18) 2000年3月18日(25歳)
出身地 サントドミンゴ
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 9
勝ち 8
KO勝ち 2
敗け 1
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エリック・ロサErick Rosa2000年3月18日 - )は、ドミニカ共和国プロボクサーサントドミンゴ出身。元WBA世界ミニマム級王者。元WBA世界ライトフライ級王者。世界2階級制覇王者

来歴

ミニマム級

2020年10月24日、サントドミンゴのホテル・カタロニア・マレコン・センターでオスカル・ベルムデス・サラスとプロデビュー戦ならびにWBAフェデラテン・WBCラテンアメリカミニマム級王座決定戦を行い、10回3-0(100-90×2、98-92)の判定勝ちを収め両王座を獲得した[1]

2020年12月16日、サントドミンゴのホテル・カタロニア・マレコン・センターでバイロン・カステレオンとWBAフェデラテン・WBCラテンアメリカミニマム級タイトルマッチを行い、10回3-0(97-93、98-92、99-91)の判定勝ちを収め両王座の初防衛に成功した[2]

2021年3月12日、サントドミンゴのホテル・カタロニア・マレコン・センターでケニー・カノとWBAフェデラテン・WBCラテンアメリカミニマム級タイトルマッチを行い、キャリア初のKO勝ちとなる3回1分41秒KO勝ちを収め両王座2度目の防衛に成功した[1]

2021年7月21日、サントドミンゴのパベロン・デ・ボレイボルでWBA世界ミニマム級5位のリカルド・アツピリカとWBA世界ミニマム級暫定王座決定戦を行い、12回3-0(117-110×2、114-113)の判定勝ちを収め、暫定ながらデビューから半年かつ2000年代生まれでは一番乗りとなりドミニカ共和国のボクサーでは最速となる4戦目で、センサク・ムアンスリンワシル・ロマチェンコデビッド・モレルに次ぐボクシング史上2番目の速さでの世界王者となった[3][4]

2021年8月25日、WBAは暫定王座を廃止すると共に指名挑戦権を付与する措置を行った[5]

2021年12月21日、サントドミンゴのホテル・カタロニア・マレコン・センターで指名挑戦者としてWBA世界ミニマム級レギュラー王者ビック・サルダールとWBA世界ミニマム級タイトルマッチを行い、12回2-1(113-112、112-113、116-109)の判定勝ちを収め正規という形で王座に返り咲いた[6]

2022年12月12日、WBA世界ミニマム級スーパー王者のノックアウト・CPフレッシュマートと同級レギュラー王者のロサとの間で行われる団体内王座統一戦の入札が行われ、ロサを擁しプレミア・ボクシング・チャンピオンズの支援を取り付けたシュアン・ボクシングが122,000ドル(約1千7百万円)を提示したのに対し、スーパー王者のノックアウトを擁するペッインディーが140,000ドル(約2千80万円)を提示した為興行権を落札した。ファイトマネーはスーパー王者のノックアウトが落札額の75%となる10万5000ドル(約1千5百万円)、レギュラー王者のロサが25%となる3万5000ドル(約5百万円)を受け取ることになった。尚、この試合は当初は2022年12月17日にネバダ州ラスベガスで行われるフランク・マーティンvsミシェル・リベラの前座で組まれる予定だったが、ノックアウトのアメリカへの渡航ビザ取得に問題が出たため試合が中止となっていた[7]

2023年3月1日、タイナコーンサワン県でWBA世界ミニマム級スーパー王者ノックアウト・CPフレッシュマートと団体内王座統一戦を行う予定だったが、ロサは有効なパスポートを所持していたものの、タイの法律ではパスポートの有効期限が最低6ヵ月ないと入国できないためタイ当局から入国を拒否されたことで試合中止となった[8]

2023年7月21日、再び団体内王座統一戦の入札が行われ、落札したプロモーションへのノックアウトの母国タイとロサの母国ドミニカ共和国以外の第3国での試合開催の条件が付いた中で、スーパー王者のノックアウトを擁するペッインディーは入札に参加せず、レギュラー王者のロサを擁するシュアン・ボクシングが80,000ドル(約1千100万円)を提示し単独で興行権を落札した[9]

2023年8月25日、1年8ヶ月ぶりの試合をサントドミンゴのパベロン・デ・エスグリマで団体内統一戦の前哨戦としてオルランド・ピノと対戦し、8回終了後にピノが棄権した為TKO勝ちを収めた[10]

2024年1月15日、団体内王座統一戦の興行権を単独で落札したシュアン・ボクシングはWBAにスーパー王者ノックアウトとの団体内王座統一戦は前年の10月に行うと試合予定日を提示していたが、プレミア・ボクシング・チャンピオンズの興行で組まれる予定がShowtimeでのボクシング中継撤退が決まった影響などで団体内王座統一戦の開催が未定となったことで、ロサはライトフライ級に転向する為WBA世界ミニマム級レギュラー王座を返上した[11][12]

ライトフライ級

2024年4月5日、サントドミンゴのパベロン・デ・エスグリマでライトフライ級転向初戦としてIBF世界ミニマム級10位のユデル・レイエスとWBAゴールドライトフライ級王座決定戦を行い、12回3-0(119-109、117-110×2)の判定勝ちを収め王座を獲得した。

2024年12月19日、サントドミンゴのペドロン・デ・カラテ・セントロ・アリンピコでWBA世界ライトフライ級3位のネイダー・バルデスと寺地拳四朗が返上に伴うWBA世界ライトフライ級王座決定戦を行い、12回3-0(117-111×2、116-112)判定勝ちを収め王座を獲得、ドミニカ共和国のプロボクサーとしてはホアン・グズマンハビエル・フォルトゥナに次いで史上3人目かつ同国のプロボクサーとしてはWBA世界ミニマム級王座返上からわずか11ヶ月での史上最速となる2階級制覇を果たした[13]

2025年7月30日、横浜BUNTAIで日本のリングに初登場し、寺地拳四朗リカルド・ラファエル・サンドバルの前座で日本ライトフライ級王者およびWBA世界ライトフライ級1位の高見享介とWBA世界同級タイトルマッチを行いを行うも、プロ初黒星となる10回2分46秒TKO負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した。日本ではU-NEXT、アメリカ及びイギリスはDAZNにて配信するされた[14]

戦績

  • プロボクシング:9戦 8勝 (2KO)1敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2020年10月24日 10R 判定3-0 オスカル・ベルムデス・サラス メキシコの旗 メキシコ プロデビュー戦
WBAフェデラテン・WBCラテンアメリカミニマム級王座決定戦
2 2020年12月16日 10R 判定3-0 バイロン・カステレオン ニカラグアの旗 ニカラグア WBAフェデラテン・WBCラテンアメリカ防衛1
3 2021年3月12日 3R 1:41 KO ケニー・カノ ベネズエラの旗 ベネズエラ WBAフェデラテン・WBCラテンアメリカ防衛2
4 2021年7月21日 12R 判定3-0 リカルド・アツピリカ ペルーの旗 ペルー WBA世界ミニマム級暫定王座決定戦
5 2021年12月21日 12R 判定2-1 ビック・サルダール フィリピンの旗 フィリピン WBA世界ミニマム級タイトルマッチ
6 2023年8月25日 8R 終了 TKO オルランド・ピノ ベネズエラの旗 ベネズエラ
7 2024年4月5日 12R 判定3-0 ユデル・レイエス メキシコの旗 メキシコ WBA世界ライトフライ級ゴールド王座決定戦
8 2024年12月19日 12R 判定3-0 ネイダー・バルデス メキシコの旗 メキシコ WBA世界ライトフライ級王座決定戦
9 2025年7月30日 10R 2:48 TKO 高見享介帝拳 日本の旗 日本 WBA陥落
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獲得タイトル

  • WBAフェデラテンミニマム級王座
  • WBCラテンアメリカミニマム級王座
  • WBA世界ミニマム級暫定王座(防衛0=廃止)
  • WBA世界ミニマム級レギュラー王座(防衛0=返上)
  • WBA世界ライトフライ級ゴールド王座
  • WBA世界ライトフライ級王座(防衛0)

脚注

  1. ^ a b Erick Rosa Pacheco ボクシング 選手名鑑 -戦績一覧- 2021年8月9日参照
  2. ^ Erick 'Mini Pac-Man' Rosa Outpoints Byron Castellon Over 10 Rounds In Santo Domingo”. Boxingscene. 2020年12月16日閲覧。
  3. ^ Rosa, Puello win WBA interim title fights”. Fightnews. 2021年7月22日閲覧。
  4. ^ Alberto Puello Retains WBA Title, Erick Rosa Captures Gold in Fourth Bout”. Boxingscene. 2021年7月22日閲覧。
  5. ^ WBA Eliminates Interim Titles Effective Immediately”. Boxingscene. 2021年8月25日閲覧。
  6. ^ ロサがWBAミニマム級正規王者に サルダールとのダウン応酬戦2-1で制す”. ボクシングニュース (2021年12月22日). 2021年12月25日閲覧。
  7. ^ Petchyindee Boxing Promotions Wins Purse Bid For Thammanoon Niyomtrong-Erick Rosa WBA Title Fight”. Boxingscene. 2022年12月12日閲覧。
  8. ^ 3.1タイのWBAミニマム級戦は中止 タイ当局が正規王者ロサの入国を拒否 Boxing News(ボクシングニュース) 2023年2月22日
  9. ^ Niyomtrong-Rosa: Shuan Boxing Wins Purse Bid for WBA Strawweight Title Consolidation Bout”. Boxingscene. 2023年7月21日閲覧。
  10. ^ Erick Rosa Stops Orlando Pino After Eight; Eyes WBA Title Consolidation Bout In Fall”. Boxingscene. 2023年8月26日閲覧。
  11. ^ Erick Rosa vacates WBA minimumweight title FacebookTwitterReddit”. Fightnews.com (2024年1月15日). 2024年1月16日閲覧。
  12. ^ Erick Rosa Vacates WBA 'Regular' Strawweight Title, Will Now Campaign At Junior Flyweight”. Boxingscene (2024年1月15日). 2024年1月16日閲覧。
  13. ^ 【ボクシング】WBA世界Lフライ級新王座はロサが獲得 同階級の世界王者に岩田翔吉、矢吹正道 日刊スポーツ 2024年12月20日
  14. ^ DAZN picks up July 30th Teraji vs Sandoval tripleheader from Yokohama”. Bad Left Hook (2025年7月25日). 2025年7月30日閲覧。

関連項目

外部リンク

暫定王座決定戦 対戦者
リカルド・アツピリカ
WBA世界ミニマム級暫定王者
2021年7月21日 - 2021年8月25日(廃止)
次暫定王者
暫定王座廃止により消滅
前王者
ビック・サルダール
WBA世界ミニマム級レギュラー王者

2021年12月21日 - 2024年1月15日(返上)

空位
次タイトル獲得者
N/A
空位
前タイトル保持者
寺地拳四朗
WBA世界ライトフライ級王者

2024年12月19日 - 2025年7月30日

次王者
高見享介
Prefix: a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

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