クレイトン・リチャード
クレイトン・コルビー・リチャード(Clayton Colby Richard, 1983年9月12日 - )は、アメリカ合衆国インディアナ州ティピカヌー郡ラファイエット出身の元プロ野球選手(投手)。左投左打。 経歴プロ入りとホワイトソックス時代![]() (2008年7月23日) 2005年のMLBドラフト8巡目(全体245位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名され、プロ入り。 2008年、オールスター・フューチャーズゲームのアメリカ合衆国選抜に選出され、7月23日のオークランド・アスレチックス戦で先発としてメジャーデビュー。最初の3試合で0勝2敗、防御率10.38と苦しんだが、1試合のリリーフ登板をはさみ、5試合目は先発登板で、メジャー初勝利を挙げた。 2009年はスプリングトレーニング中のプレシーズン・ゲームでは先発を務め、ロングリリーフとして開幕メジャー入りを果たした[2]。ホセ・コントレラスがマイナーへ降格したため、5月12日から先発を務めた[3]。 パドレス時代(2012年3月14日) 2009年7月31日にジェイク・ピービーとのトレードで、アーロン・ポレダ、アダム・ラッセル、デクスター・カーターと共にサンディエゴ・パドレスヘ移籍した[4]。移籍後も先発を務め、この年は2球団合計で38試合(先発26試合)に登板して9勝5敗、防御率4.41、114奪三振を記録した。 2010年は、33試合に登板し、初めて規定投球回をクリアした。 2011年は、7月に故障者リスト入りし、そのままシーズンを終えた。 2012年は、1年を通じて先発ローテーションを守り、投球イニングはリーグ4位。オフには球団の最優秀投手に選ばれた。 2013年2月16日に1年524万ドルで契約を結んだ[5]。10月28日にFAとなった。 ダイヤモンドバックス傘下時代2014年7月30日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ[6]。この年はデビュー以来初めて、メジャーでの登板がなかった。 パイレーツ傘下時代2014年12月3日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することとなった。 2015年の開幕は傘下のAAA級インディアナポリス・インディアンスで迎え、9試合に登板して4勝2敗、防御率2.09、114奪三振を記録した。 カブス時代2015年7月3日に金銭トレードで、シカゴ・カブスへ移籍すると、翌4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。昇格当日のマイアミ・マーリンズ戦に先発し、6.1回を2失点で抑え2年ぶりの勝利を挙げた[7]。7月22日にDFAとなった[8]。翌23日に40人ロースター内のマイナーオプションに変更となり、AAA級アイオワ・カブスに配属された[9]。8月3日に再びDFAとなった[10]が、5日にラファエル・ソリアーノが故障者リスト入りしたことに伴って再びメジャー契約を結んで昇格した[11]。 2016年7月26日にアロルディス・チャップマンのトレード加入に伴ってDFAとなり、8月3日に自由契約となった[12]。 パドレス復帰2016年8月6日にパドレスと契約した[13]。11月3日にFAとなったが、12月20日にパドレスと年俸175万ドルの1年契約で再契約した[14]。 ブルージェイズ時代2018年12月30日にコナー・パナスとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[16]。 2019年9月12日に自由契約となった[17]。また、11月に開催の第2回WBSCプレミア12アメリカ合衆国代表に選出された[18]。 ホワイトソックス傘下時代2020年8月3日にプロ入り時の古巣であるホワイトソックスとマイナー契約を結んだ[19]。11月2日にFAとなった。 選手としての特徴サイド気味のスリークォーターから、平均91mph(約146 km/h)の2種類の速球(主にシンカー・フォーシーム)を中心に、平均84 mph(約135 km/h)のチェンジアップ、平均81 mph(約130 km/h)のカーブ、平均85 mph(約137 km/h)のスライダーなどを使用する。メジャー通算の奪三振率は5.5と低く、シンカーでゴロを打たせてとるグラウンドボールピッチャー。2014年の手術前の最速球速は98.2 mph(約158 km/h)[20]だが、2015年以降の最速は95.4 mph(約154 km/h)となっている[21]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
代表歴
背番号
脚注
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia