ケイコ 目を澄ませて

ケイコ 目を澄ませて
Small, Slow But Steady
監督 三宅唱
脚本 三宅唱
酒井雅秋
原案 小笠原恵子『負けないで!』
製作 長谷川晴彦
福嶋更一郎
加藤優
神保友香
杉本雄介
城内政芳
製作総指揮 松岡雄浩
飯田雅裕
栗原忠慶
出演者 岸井ゆきの
三浦誠己
松浦慎一郎
佐藤緋美
中原ナナ
足立智充
清水優
丈太郎
安光隆太郎
渡辺真起子
中村優子
中島ひろ子
仙道敦子
三浦友和
撮影 月永雄太
編集 大川景子
制作会社 ザフール
製作会社 「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会
配給 ハピネットファントム・スタジオ
公開 日本の旗 2022年12月16日
上映時間 99分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

ケイコ 目を澄ませて』(ケイコ めをすませて)は2022年12月16日に公開された日本映画[1][2]。監督は三宅唱、主演は岸井ゆきの[1][2]

概要

2013年までに4戦を戦った、聴覚障害を抱える元プロボクサー・小笠原恵子自伝『負けないで!』を原案とする[1][2]。今回の題材に合致しているという理由と、回数制限があるフィルムを選ぶことでフレッシュな状態で撮影できるという考えから、16ミリフィルムで撮影された[1][3]

2022年12月6日にテアトル新宿で先行特別上映会が行われ、監督の三宅、主演の岸井とともに、出演者でボクシング指導・監修も行った松浦慎一郎、ボクシング経験者の南海キャンディーズ山崎静代、原案の小笠原が登壇した[4]

劇中使用グローブ
劇中使用リングシューズ

あらすじ

2020年、東京[5]。主人公の小河ケイコは、先天性の聴覚障害を持ちながらも、下町のボクシングジムに通うプロボクサーである[5]。デビュー戦から第2戦まで勝利を収めるものの、母の喜代実からは「いつまで続ける気?」と問われる[5]。ケイコ自身も、ボクシングを続けるかどうかの葛藤に悩まされている[6]。ジムの休会を願う手紙を書いたものの、ジムの会長に出すこともできずにいる[7]。そんなある日、ケイコはジムが閉鎖されると知り、次第に心が揺れ始める[5]

キャスト

小河ケイコ
演 - 岸井ゆきの
聴覚障害を持つプロボクサー。
笹木克己
演 - 三浦友和
荒川ボクシングジム会長。
林誠
演 - 三浦誠己[8][9]
荒川ボクシングジムトレーナー。
松本進太郎
演 - 松浦慎一郎[8][9]
同トレーナー。
小河聖司
演 - 佐藤緋美[8][9]
ケイコの弟。
小河喜代実
演 - 中島ひろ子[8][9]
ケイコの母
会長の妻
演 - 仙道敦子[8][9]
克己の妻。
演 - 中原ナナ[8][9][10]
聖司の恋人
記者
演 - 足立智充[8][9][11]
ケイコの記事を書くため会長に取材する。
警官
演 - 礒部泰宏[10]清水優[8][9]
ケイコに職務質問する。
後輩
演 - 丈太郎[8][9]
ホテルの客室清掃員としてケイコが働く職場の後輩。
練習生
演 - 安光隆太郎(役名:隆太郎)[8][9][10]、柴田貴哉(役名:貴哉)[10]橋野純平[10]、石橋侑大[10]、宮田佳典[10]
荒川ジムの練習生。
五島ゆみ江
演 - 渡辺真起子[8][9][10]
五島ジム会長。
医師
演 - 中村優子[8][9]
会長の主治医。
清掃員
演 - 南瑠霞[12]
手話の達者なホテルのケイコと同僚の客室清掃員。
葉月、瞳
演 - 長井恵里[10][12]、山口由紀[10][12]
ケイコの同級生の友人。すべて手話で会話する。
カメラマン
演 - 佐藤五郎[13]
試合後にケイコを撮影する。
コンビニ店員
演 - 岩井克之[10]
狩野ほのか
演 - 狩野ほのか
ケイコの対戦相手。
セコンド
演 - 草壁岳也、木村知貴[10]
狩野ほのかのセコンド。
大塚沙耶香
演 - 青木沙耶香[10]
ケイコの対戦相手。
セコンド
演 - カトウシンスケ[10]
大塚沙耶香のセコンド。
トレーナー
演 - 武田祐一[14]
五島ジムのトレーナー。
その他
演 - 椿弓里奈[15]森本のぶ[16]、門間航、菊池和澄酒井雅秋、渡部芳宏、益田健太郎[17]、松原暢宏、三溝浩二、内田十四貞、山口琢磨、山根嘉夏、三浦成道[18]、峰岸大、竹村一浩、守屋海[18]、シム・ジェウン、小林武尊、三浦田、中川チエ・蓮

スタッフ

受賞

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d 岸井ゆきのがプロボクサーに、三宅唱監督作「ケイコ 目を澄ませて」公開”. 映画ナタリー. ナターシャ (2022年1月7日). 2025年5月31日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 三宅唱×岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』公開日が12月16日に決定 予告&ポスターも”. リアルサウンド映画部. blueprint (2022年9月15日). 2025年5月31日閲覧。
  3. ^ 一瞬一瞬の緊張感をフィルムで撮影「映画館でかけることを強く意識してつくりました。目を澄ませて観て欲しい」”. クリエイターズステーション. フェローズ (2022年12月6日). 2023年12月18日閲覧。
  4. ^ 岸井ゆきの「夢と魂のこもった作品」 『ケイコ 目を澄ませて』への思いを語る”. リアルサウンド映画部 publisher=blueprint (2022年12月7日). 2022年12月8日閲覧。
  5. ^ a b c d 遠山清一 (2022年12月13日). “映画「ケイコ 目を澄ませて」――人生のさまざまなハンディとの対峙に克己する心の軌跡”. クリスチャン新聞オンライン. いのちのことば社. 2023年6月10日閲覧。
  6. ^ 映画『ケイコ 目を澄ませて』、ケイコと会長の心通うシャドー・シーンのメイキング映像公開”. CD Journal. 音楽出版社 (2022年12月28日). 2023年6月10日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w ケイコ 目を澄ませて:作品情報・キャスト・あらすじ・動画”. 映画.com. エイガ・ドット・コム. 2023年6月10日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i j k l 映画『ケイコ 目を澄ませて』キャスト・登場人物・出演者一覧”. ORICON NEWS. oricon ME. 2025年5月31日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ケイコ 目を澄ませて - 作品情報・映画レビュー”. キネマ旬報WEB. キネマ旬報社. 2025年5月31日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n 特別鼎談 三宅唱×濱口竜介×三浦哲哉「時間」はどのようにして映画に定着するのか?──『ケイコ 目を澄ませて』の演出をめぐって”. かみのたね. フィルムアート社 (2023年1月23日). 2023年10月1日閲覧。
  11. ^ 足立智充 - 株式会社 空
  12. ^ a b c 2022.12.16(金)公開!!映画「ケイコ目を澄ませて」”. 南 瑠霞(るるか)の手話日記:手話パフォーマー・コーディネーター&手話通訳士. Seesaaブログ (2022年12月16日). 2023年10月1日閲覧。
  13. ^ 佐藤五郎 - Twitter 2022年1月7日
  14. ^ 武田祐一 - 合同会社ミッシングピース
  15. ^ 椿弓里奈 - JFCT
  16. ^ 森本のぶ - オフィスMORIMOTO
  17. ^ 益田 健太郎 - Instagram 2023年1月29日
  18. ^ a b 東拳ボクシングジム - facebook 2022年11月14日
  19. ^ 「第77回毎日映画コンクール」『ケイコ 目を澄ませて』最多5冠 沢田研二、岸井ゆきのら受賞”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年1月19日). 2023年1月19日閲覧。
  20. ^ 『ケイコ 目を澄ませて』日本映画作品賞はじめ4冠「第96回キネマ旬報ベスト・テン」”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年2月1日). 2023年2月1日閲覧。
  21. ^ 第45回ヨコハマ映画祭2023年 日本映画個人賞”. ヨコハマ映画祭 (2023年12月2日). 2023年12月2日閲覧。
  22. ^ 2023年日本映画ベストテン”. ヨコハマ映画祭 (2023年12月2日). 2023年12月2日閲覧。

外部リンク

Prefix: a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

Portal di Ensiklopedia Dunia

Kembali kehalaman sebelumnya