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株式会社コナミアミューズメントは、愛知県一宮市に本社を置く、コナミグループのアーケードゲーム及び遊技機(パチンコ・パチスロ機器)メーカー。
概要
1956年7月に高砂電器産業株式会社として設立。1981年にパチスロ事業へ(この間にCIを見直す一環として社名を株式会社アビリットに変更)、2005年にパチンコ事業へそれぞれ進出。かつてはプリペイドカード関連事業(譲渡時点で業界3位)を手掛けていたが、2008年にグローリーに譲渡している。
5号機時代に入って以降はパチンコ・パチスロ機の販売不振が続き、事業の大幅な整理・縮小や希望退職を進めていたが[3]、2010年には『鬼浜爆走紅蓮隊 爆音烈士編』に対するゴト事案が発生し、それに伴う特別損失の発生[4]や新台の売上不振[5]など経営状況の悪化が止まらず、同年9月にコナミ(現・コナミグループ)傘下入りすることが決定し、2011年1月に株式交換によりコナミ傘下に入った。(この際に旧社名・高砂電器産業に戻す)
- アーケードゲーム事業に関する変遷
前述のとおり、創業時からコナミ入り後も遊技機事業を主としていたが、2016年に下記の変遷を経て、アーケードゲーム事業も行う事となった。[6][7][8][9]。
- 8月5日 - 株式会社コナミアミューズメントへ商号変更。
- 社名ロゴは、アビリットへのCI変更前に用いられていた「TAKASAGO」のデザインを「コナミレッド」カラーにした物を再使用していたが、コナミアミューズメントへの商号変更に伴い、コナミホールディングス(旧・コナミから商号変更。以下「コナミHD」)と同様に「KONAMI」となった。
- なお同日には親会社であるコナミHDからの借入金50億円の債務も免除された。
- 11月1日 - コナミHDの傘下企業・コナミデジタルエンタテインメント(以下「KDE」)が手掛けているアーケードゲームの企画・製造・販売部門並びに関連する資産・負債を吸収分割で譲受。コナミ企業群におけるアーケードゲーム事業の移管は、2006年3月の旧・コナミからKDEへの移管以来2度目。
営業活動を行う際のブランドは、アーケードゲームが従来通り、遊技機(パチンコ・パチスロ)がコナミアミューズメントへの社名変更時からそれぞれアルファベット表記の「KONAMI」を使用している。コナミが製造・発売を行う遊技機機種におけるコピーライト表記は、コナミアミューズメント単独で製造・発売を行う機種はコナミミューズメントのみ、KPEからコナミアミューズメントへ製造・発売の移管が行われた機種はKPEとコナミアミューズメントの2社を併記している。[独自研究?]
コナミグループ(コナミHDより商号変更)の事業再編に伴い、2025年10月1日付で新設子会社のコナミアーケードゲームス(同年6月2日設立、初代社長は西村宜隆[11])へ当社アーケードゲーム事業を吸収分割方式で承継[12]、以後の当社事業は製造・物流機能へ一元化される予定[13]。
沿革
主な事業所
事業領域
アーケードゲーム事業
- コナミやコナミデジタルエンタテインメント時代の製品も含む。
ビデオゲーム・トレーディングカードゲーム型アーケードゲーム
メダルゲーム
ゴルフ製品
- ROUND LEADER - ゴルフシミュレーター
- ゴルフコネクション - ゴルフシミュレーター
- スイングチェックアイ - ゴルフスイングチェック機
アーケードゲーム作品については筐体看板にプロデューサー名が記されていたが、2015年にバージョンアップを行った『REFLEC BEAT VOLZZA』以降の機種には一部例外を除き廃止されている。
コナミグループの最古のアーケードゲーム作品としてはメダルゲーム『ピカデリーサーカス』がデビュー作で、ビデオゲームとしては『ブロックくずし』のコピーゲーム『ブロックヤード』を振り出しに、『スペースインベーダー』のコピーゲーム『スペースキング』などを出していた。最古のオリジナルビデオゲームは『スペースウォー』である。
遊技機事業
パチスロ機種一覧
3号機以前(主要機種)
4号機(主要機種)
- 1993年 - ロイヤルタカシーRT(初の4号機、Bタイプ)
- 1994年 - エニィセブンA(業界初の黒7図柄)
- 1995年 - ターゲットセブン(競馬をモチーフ)
- 1997年 - セブンティセブンA(集中搭載のA-Cタイプ)
- 1998年 - ダブルオーセブンSP(初のタイアップ機)
- 1999年 - ウインドフォース(初の8ライン機)、タンゴブラザー
- 2000年 - 赤光の剣、ロッキー、ブルース・リーX
- 2001年 - ナイルパニック(初のAT機)、お散歩天国
- 2002年 - ドリームセブンマックス(初のストック機)、必勝金閣寺物語
- 2003年 - ドリセブジュニア、グルクン(業界初の9ライン機)、バクニン(社名変更後初の機種)
- 2004年 - デスバレー、サイボーグ009
- 2006年 - サイボーグ009SP
5号機・5.9号機
機種名 |
発売年月 |
備考
|
スロ原人 |
2006年10月 |
初の5号機、業界初のCS機仕様
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スロットチャンネルTV |
2007年4月 |
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マリンフラッシュ(-30) |
2007年4月 |
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機動警察パトレイバー(/X) |
2007年5月 |
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パタリロ! |
2007年8月 |
|
ハナマル学園奮闘記 |
2007年12月 |
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エイリアン2 |
2008年4月 |
|
新妻イルカ夫人 |
2008年9月 |
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漁師・網平 |
2008年9月 |
ダイナム専用機種
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鬼浜爆走紅蓮隊 爆音烈士編 |
2008年12月 |
2010年筐体の不都合のため自主回収
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GS美神 極楽大作戦!! |
2009年10月 |
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鴉 -KARAS- |
2010年2月 |
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コウヘイ最凶伝〜地獄の閻魔覚醒の刻〜 |
2010年6月 |
「鬼浜」シリーズのスピンオフ機
|
サイボーグ009〜地上より永遠に〜 |
2010年11月 |
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鬼浜外伝 ハヤト疾風伝 |
2011年6月 |
「鬼浜」シリーズのスピンオフ機
|
必勝金閣寺物語〜古都絢爛〜 |
2011年11月 |
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女番長(スケバン) |
2012年3月 |
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セブンバー-30 |
2012年6月 |
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スカイガールズ〜よろしく!ゼロ〜 |
2013年2月 |
新筐体「メビウスター」導入
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戦律のストラタス |
2014年9月 |
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ガン×ソード |
2015年6月 |
「スラッシュAT」搭載
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乙女魂〜光と無月〜 |
2015年8月 |
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スカイガールズ〜ゼロ、ふたたび〜 |
2015年8月 |
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サイレントヒル |
2015年10月 |
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ルーレットクイーン -女神の羅針盤- |
2018年8月 |
5.9号機
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ミリオンルーレット |
2019年2月 |
5.9号機
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6号機 - 6.5号機
機種名 |
発売年月 |
備考
|
戦コレ![泰平女君]徳川家康 |
2018年11月 |
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GI優駿倶楽部2 |
2019年2月 |
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実況BINGO倶楽部 |
2019年6月 |
|
麻雀格闘倶楽部 参 |
2019年8月 |
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ドラゴンホイール |
2019年10月 |
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マジカルハロウィン7 |
2019年12月 |
|
スカイガールズ〜ゼロノツバサ〜 |
2020年1月 |
|
戦国コレクション4 |
2020年8月 |
業界初の6.1号機
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ガールズケイリン〜GIフェアリーグランプリ |
2020年11月 |
6.1号機
|
麻雀格闘倶楽部 真 |
2021年1月 |
6.1号機
|
GI優駿倶楽部3 |
2021年8月 |
6.1号機
|
マジカルハロウィン Trick or Treat |
2021年9月 |
6.2号機、ファイトクラブ製
|
ハイスクールD×D2 |
2022年1月 |
6.2号機、グレードワン製
|
ボンバーガール |
2022年9月 |
6.5号機、KPE製
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戦国コレクション5 |
2023年3月 |
6.5号機、9月導入のスマスロ仕様はグレードワン製
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スロドル[27] |
2023年3月 |
6.5号機、KPE製
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スマスロ
機種名 |
発売年月 |
備考
|
L防空少女ラブキューレ2〜極限の共鳴〜 |
2023年8月 |
KPE製
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L麻雀格闘倶楽部 覚醒 |
2023年9月 |
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Lマジカルハロウィン8 |
2023年12月 |
ファイトクラブ製
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GI優駿倶楽部黄金 |
2024年2月 |
|
今日から俺は!! パチスロ編 |
2024年10月 |
ファイトクラブ製
|
桃太郎電鉄〜パチスロも定番!〜 |
2024年12月 |
KPE製
|
七つの魔剣が支配する |
2025年1月 |
KPE製
|
わたしの幸せな結婚 |
2025年7月 |
KPE製
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出典:パチスロ機種情報(パチンコビレッジ)/機種インデックス(P-WORLD)
パチンコ機種一覧
機種名 |
発売年月 |
備考
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CR海童くん |
2005年12月 |
初参入機
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CRばんことみのモンスターナイト |
2006年10月 |
初の甘デジスペック発売
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CRパープルエクシード |
2006年12月 |
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CRやばいよ!哲ちゃん |
2007年3月 |
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CR鬼浜 |
2007年5月 |
バトルスペック
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CRバックドラフト |
2007年10月 |
JN2は高確率状態が通常の状態というスペック
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CRパタリロ |
2007年12月 |
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CR荒野のスーパーガンニャン |
2008年3月 |
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CR必勝銀閣寺物語 |
2008年5月 |
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CRジャックラッシュ |
2008年10月 |
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CRくらげっち |
2008年12月 |
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CRデンジャラッシュ |
2009年7月 |
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CR鬼浜 走死走命編 |
2009年8月 |
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CR妖怪人間ベム |
2009年11月 |
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CRイーゾーン |
2010年4月 |
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CRぱちんこマジカルハロウィン |
2014年6月 |
新枠「プラチナティアラ」採用
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CRぱちんこ悪魔城ドラキュラ |
2015年10月 |
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CRぱちんこ麻雀格闘倶楽部 |
2018年6月 |
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Pゴールドマックス 限界突破!!!!! |
2019年9月 |
二種タイプ
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Pミリオンヴィーナス |
2019年12月 |
3段階設定
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PぱちんこGI優駿倶楽部[28] |
2020年3月 |
ライトミドルは2段階設定、遊パチは遊タイム搭載
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Pぱちんこ戦国コレクション |
2021年3月 |
遊タイム搭載
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Pぱちんこ戦国コレクションBLACK[29] |
2022年3月 |
|
PぱちんこGI優駿倶楽部2 超限界突破[30] |
2022年11月 |
|
PぱちんこGI優駿倶楽部2 ラッキートリガーVer. |
2024年3月 |
二種タイプ、ラッキートリガー搭載
|
出典:パチンコ機種情報(パチンコビレッジ)/機種インデックス(P-WORLD)
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コナミグループ入り前は、プロバスケットボールチーム大阪エヴェッサのユニフォーム(背中)スポンサーも務めていた事もある。
その他
2016年6月30日現在の純資産は36億円の債務超過に陥っており、同年11月1日に実施されたコナミデジタルエンタテインメントからのアーケードゲーム事業の移管に際しては、電子マネーサービスであるPASELIのみ資金決済に関する法律により要件を満たしていなかった。PASELIを移管する要件を満たすため、前述の債務免除を実施した[6]。
セガ・インタラクティブと2社共同で行うアミューズメント向け電子マネーインフラ整備に関しては、交通系電子マネー、流通系電子マネー、「PASELI」による決済を1つの機器で対応する。このシステムは、端末にトッパン・フォームズの端末を使用し、回線自体もe-AMUSEMENTやALL.Netを活用することで、専用回線を不要としている他、PFUが開発するマルチ電子マネーチャージ機で交通系電子マネー・流通系電子マネー・PASELIを1つの機器でチャージすることを可能としている。2016年秋から一部のアミューズメント施設への試験導入を経て、2017年4月17日より全国展開を開始した[31][32][33]。端末の取扱並びに加盟店開拓業務代行はコナミアミューズメントがそれぞれ行う[34]。
脚注
外部リンク
コナミグループ |
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持株会社 | | |
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グループ会社 |
デジタルエンタテインメント事業 | |
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健康サービス事業 | |
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アミューズメント事業 | |
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その他 | |
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かつて存在した グループ会社 | |
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関連項目 |
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カテゴリ |
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AMマシン事業部 正会員 | | |
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施設営業事業部 正会員 | |
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遊園施設事業部 正会員 | |
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賛助会員 | |
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関連団体 | |
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