一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(コンピュータエンターテインメントきょうかい、英: Computer Entertainment Supplier's Association、略称:CESA)は、コンピュータエンターテインメント産業に関わる法人並びに個人を構成員とする日本の業界団体。
日本の大手コンピューターゲーム関連企業のほとんどが会員となっており、コンピュータエンターテインメント産業の発展、振興を目的としている。任天堂は独占が崩れた頃に当たる発会時の経緯から参加しておらず、特別賛助会員という立場であり[注 1]、CESAが主催する東京ゲームショウにも原則として、出展はしていない[注 2]。
沿革
倫理規定
1997年4月にはCESAによる倫理規定が公布・施行された[8]。ところが、この規定では合否判定しかなく、修正が不十分なまま発売されたり、委員会の裁定に苦情が寄せられるといったトラブルも相次いでいたほか、ゾンビのようにソフトメーカーとCESAの間で意見が分かれた例もあった[8]。さらに、倫理規定公布から3か月後の1997年7月には神戸連続児童殺傷事件が発生したことで、コンピュータゲームにおける暴力表現の規制強化がさらに求められるようになり[8]、日本版『クラッシュ・バンディクー2 コルテックスの逆襲!』のように事件を想起させる演出を削除する例もあった[9]。そして、「東京ゲームショウ’98秋」内の「インターナショナル・ミーティング」にて、米国のレイティング機関ESRBの支援団体・IDSAおよびELSPA(European Leisure Software Publishers Association)との共同声明を経て、1999年9月17日に倫理規定が改訂された[8]。具体的にはA区分(問題なし)からC区分(発売不可)の3段階に分け、その間のB区分では、パッケージに暴力的な表現がある旨を記載した「注意喚起マーク」を貼ることが求められた[8]。
役員
コンピュータエンターテインメント協会歴代会長
主な事業
- コンピューターゲームに関する諸調査、および調査報告書「CESAゲーム白書」の発行
- 東京ゲームショウの開催
- 日本ゲーム大賞の開催
- CEDEC(業界カンファレンス)の開催
- CESAスチューデントゲーム大賞の開催
CESA関連団体
関連項目
脚注
注釈
- ^ 一方で任天堂の持分法適用関連会社で歴史的にも関係の深いポケモン (企業)は正会員
- ^ 但し、任天堂は2003年と2005年に同社社長(当時)の岩田聡が東京ゲームショウにて基調講演を行ったり、2018年には前年(2017年)に発売したNintendo Switch向けソフトの展示をサポートするために業界関係者向けの商談スペースではあるが同展示会に出展したことがある[1][2][3]。
出典
外部リンク
|
---|
正会員 | | |
---|
特別賛助会員 | |
---|
一般賛助会員 (企業) | |
---|
一般賛助会員 (学校) | |
---|
関連団体 | |
---|