シャンハイボビー
シャンハイボビー(Shanghai Bobby、2010年2月27日 - )は、アメリカ合衆国の競走馬・種牡馬[1]。主な勝ち鞍は2012年のシャンペンステークス、ブリーダーズカップジュベナイル。 現役時代2011年のキーンランド・イヤリング・セールに上場され、後の筆頭馬主Starlight Racingのエージェントであるフランク・ブラザーズによって10万5000ドルで落札される[4]。 2012年4月にデビューし、無傷の3連勝でG2ホープフルステークス[注 1]を制覇して重賞制覇を果たすと、4戦目でシャンペンステークスに出走し、5馬身差の圧勝で初のGIタイトルを手にする[4]。同レース終了後、クールモアグループが所有権の半分を取得している[5]。西海岸のサンタアニタ競馬場で行われたブリーダーズカップ・ジュヴェナイルには、ハリケーン・サンディによる交通網の乱れの影響で輸送が予定よりも遅れたが、無事に出走にこぎつける。レースでは3~4コーナーの途中で先頭に立ち、直線で追いすがるヒーズハッドイナフ(He's Had Enough)の追撃をアタマ差退けて無敗で2歳王者の座についた[6]。GI2勝を含む5戦全勝の成績により、同年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬に選出された[7]。 しかし、3歳初戦のホーリーブルステークスで2着に終わり初の敗戦を喫すると、フロリダダービーでも5着と不振に陥る。陣営は立て直しのためにクラシック戦線をパスしての休養を選択した[8]。9月に戦線復帰し、復帰初戦のブラックタイプ競走を勝利するが、9月30日に繋靭帯の故障により現役を引退することが発表された[5]。 競走成績以下の内容は、EQUIBASEの情報[3]に基づく。
種牡馬時代2014年からアッシュフォードスタッドで種牡馬入りした。2014-2015年シーズンはシャトル種牡馬としてブラジルでも供用された。初年度産駒は2017年にデビューし、北米では同年に15頭が勝ち上がって新種牡馬リーディング4位に入った[9]。 日本では2017年11月27日大井競馬2Rでマイアミヒーローが産駒の初勝利を挙げている。JRAでは2018年12月15日中山6Rでハクモクレンが初勝利を挙げた。 2018年10月に日本への導入が決まり、2019年よりアロースタッドで供用が開始される[9]。 2022年7月10日福島6Rをモンサンスヴニールが勝利して、国内で産まれた産駒として初勝利を挙げた[10]。 主な産駒
地方重賞優勝馬
血統表
脚注注釈
出典
外部リンク
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