シルバニアファミリー
シルバニアファミリー(英語: Sylvanian Families)は、日本の玩具メーカーであるエポック社から発売されているドールハウスおよび人形。 概要![]() ![]() ![]() 1983年10月から1984年10月に掛けて、当時、株式会社エポック社の二代目社長だった松本光男と当時数名の社員によって商品の考案・開発が行われ、1985年(昭和60年)3月20日に正式発売を開始された。同社としては開発・販売とも初となる、女児向け玩具だった。1985年冬の「ヒット商品番付」で第10位にランクインされ、同社の主力商品となった。日本ではなじみの薄かったドールハウスを紹介するために、人形を子供に人気のある動物の一家に置き換えて発売した[1]。 動物をモチーフとした小型のフロッキー人形としては既に1983年9月にセキグチから発売された「テディベアストーリー」が人気を集めており、シルバニアファミリーは後発だった。テディベアストーリーがファッション雑貨店やファンシーショップで販売したのに対し、シルバニアファミリーはより店舗数の多い玩具店を中心に販売したことや、テディベアストーリーよりも価格設定を下げたことで、先発のテディベアストーリーを上回るほどの売れ行きを見せた[2]。 しかし同業他社による類似商品の販売が相次ぎ、商品の独自性が損なわれシルバニアファミリーは売上が落ち込む[3]。その後、ブームの一段落とともに他社は製造を終了[4]。一時期はシルバニアファミリーも衰亡の危機にあった[4]。低迷期の1990年には、ピーク時の1987年の1割程度にまで売上が落ち込んでいた[5]が、ファンクラブ(シルバニアファミリー友の会)や販促活動に力を入れた結果、その後は順調に売り上げを回復した[3][4]。 2006年末時点で、累計で約7800万体が販売されており[6]、2015年(最新)の累計では世界の40ヶ国に輸出され、販売された数は約1億2000万体である。 発売当初の正式名称は『森のゆかいな仲間たち エポック社 システム・コレクション・アニマルトーイ・シルバニアファミリー』だった。現在は、玩具の通称として「シルバニアファミリー」と呼ばれている。 アメリカでは1986年に発売されたが、当時の代理店の倒産により1989年には一旦撤退した[7]。1993年にはアメリカ・カナダに再進出を果たしたほか[7]、ヨーロッパでも発売されている。多くの国でSylvanian Familiesの名称で販売を行っているが、北米では商標の問題が発生したことから[7]1993年の再進出時にCalico Critters(キャリコ・クリッターズ)と名称を変更した[7]。 森に囲まれたシルバニア村に住む動物たちという設定を沿え、欧米の田舎のような世界観を築いている。 発売初期には、ヨーロッパのドールハウスに見られるような陶器製や木製の家具が売られていた。現在日本国内で販売されているものは、STマーク取得の関係上、ほとんどがプラスチック製に置き換わっている。 人形は基本的に4 - 7体の「家族」単位で発売されている。発売当初の家族構成はウサギ(グレー、ブラウン)、ネズミ、リス、クマ(グレー、ブラウン)、タヌキ、モグラ、キツネの9家族40体。その後、何度か人形の入れ替えがあり、2024年現在ではウサギ(5種類)、ネコ(7種類)、イヌ(4種類)、リス、クマ、ヒツジ、コアラ、シカ、の41家族100体以上が通常商品として、オコジョ、ハムスター、ブタなどが限定商品として売られている。 各人形には誕生日や趣味などの設定が存在するが、2019年までの日本版では名前は「その人形をかわいがってくれる人につけて欲しい」という考えから、あえて付けられていなかった。北米版、ヨーロッパ版では、当初から名前が付いている。日本版でも、2020年2月、35周年記念を節目として、キャラクターの名前と名字が付けられるようになった。 日本版、北米版、ヨーロッパ版では売られている人形の種類やサイズ、家具の色などが異なる。例えば、コアラの人形は2000年代頃には、日本版では『留学生』として子供の人形のみが売られていたが、2018年現在、子供の人形は見られなくなり、お母さんとお父さんと赤ちゃんの人形しか見られない[8]。それに対してヨーロッパ版では『家族』単位で売られている。日本未発売の商品もある。ヨーロッパで販売されていたカエル家族のセットには赤ちゃんも含まれていたが、カエルの赤ちゃんといえどオタマジャクシではなく、小さなカエルの姿をしていた。 ドールハウスのほかにも、ゲーム化や後述するアニメ化などもしている。 また、1990年当時には、指定の番号に電話をかけると自動音声でシルバニアファミリーの物語が流れるサービスも行っていた。 1989年、エポック社企画・監修、アニメーションワールドの制作・実施により初のキャラクターショー『シルバニアファミリーショー』が公演された。公演時間は約30分。 1996年-2004年、エポック社企画・監修、劇団飛行船の制作・実施によって『シルバニアファミリーショー』外部PR公演が全国各地で行われた。 1999年7月、シルバニアファミリー誕生15周年記念事業として、初のテーマレストラン「シルバニア森のキッチン」第1号店を東京都武蔵野市吉祥寺に出店した。レストランの運営および経営はエポック社の関連会社のヤングエポック、ミントなどが担当した。同店は2011年2月に閉店している。 2001年1月、シルバニアファミリー初の大型外部イベントとして「シルバニア村へ遊びにおいでよ!」を1月3日 - 8日の6日間に渡って東京・品川プリンスホテルで開催。企画・制作はヤラカス館、監修はエポック社、共催が品川プリンスホテル(プリンスホテルグループ)、延べ集客数は6日間で約30000人。同年のゴールデンウィークにも「品川プリンスホテル ゴールデンウィークこどもランド シルバニア村のパーティー」を5月3日 - 6日の4日間に渡り開催。延べ集客数は約19000人。 2002年8月、2001年に続き、シルバニアファミリーの大型外部イベントとして「シルバニアファミリーの夏休み」を8月10日 - 18日の9日間に渡って品川プリンスホテルで開催。企画・制作はヤラカス館、劇団飛行船、監修はエポック社、共催が品川プリンスホテル(プリンスホテルグループ)、延べ集客数は9日間で約27000人。この開催以後、シルバニアファミリーの外部大型イベントは行われなくなった。 2004年7月、シルバニアファミリー誕生20周年記念事業として、ぐりんぱ内に「シルバニアビレッジ」を開設した。企画・監修はエポック社、アトラクション建設・運営は富士急行。 2005年、シルバニアファミリー誕生20周年を記念した初のキャラクター公演『シルバニアファミリーミュージカル〜パーティーイブは大さわぎ!』が劇団こぐま座により全国12都市の13会場で行われた。公演時間106分。翌2006年に生産数限定でVHSビデオソフトとDVDソフト化されたが生産数が大変少なく希少性が高いソフトである。 2006年、全労済(現・こくみん共済COOP)「こくみん共済」のイメージキャラクターに起用された。 2007年1月18日、シルバニアファミリーのCGアニメが製作されることが発表され、同年2007年6月20日にCGアニメ3話をそれぞれDVDで発売した。以後、新作を発売していく予定だったが、2011年2月現在、第3話以降の新作は製作されていない。 2009年3月、シルバニアファミリー誕生25周年記念事業として、かしいかえん内に西日本地区初のシルバニアパークとして「シルバニアガーデン」を開設した。企画・監修はエポック社、アトラクション設置・建設・運営は西鉄サービスなど数社が担当した。 2010年、シルバニアファミリー誕生25周年を記念したキャラクター公演『シルバニアファミリーわくわくミュージカル』(公演時間40分)と『シルバニアファミリーわくわくステージ』(公演時間25分)が劇団こぐま座により全国で行われた。同ステージは2015年現在も不定期で行われている。 2014年12月、シルバニアファミリー初の知育向けライセンス「オンライン英会話教室 ドリーム・パイ」が事業開始した。 2015年3月、シルバニアファミリー誕生30周年記念事業の一環として「シルバニアファミリー あそびのお部屋」が東京都目黒区と大阪府大阪市内にオープン。同年9月 シルバニアファミリー誕生30周年記念ミュージカルショー&ステージを1日限定で博品館劇場にて公演。 2016年3月、こもれび森のイバライド(旧・江戸崎農業公園ポティロンの森)の一角を改装し「シルバニアファーム」がオープンした。また、大阪ATC内「あそびのお部屋」の第二期リニューアル工事が完了し再オープンをした。 2020年2月、35周年記念を節目に日本版でもキャラクターの名前と名字が解禁される。 アニメ「シルバニアファミリーミニストーリー」12話放送[いつ?]。 2023年4月、同年秋に初の映画版を製作し、公開されることが発表された[9]。この映画は、同年11月23日から放映されていた。 登場人物ファミリーチョコレート家(ショコラウサギファミリー)
ウォールナット一家(くるみリスファミリー)
ペルシアン家(ペルシャネコファミリー)
コーブ家(ラッコファミリー)
ウィロー家(シカファミリー)
フローター家(アザラシファミリー)
フォンターナ家(ラテネコファミリー)
フローラ家(フローラウサギファミリー)
フェネック家(フェネックファミリー)
ワドル家(ペンギンファミリー)
スノードリフト家(トナカイファミリー)
マーガレット家(マーガレットウサギファミリー)
ハスキー家(ハスキーファミリー)
ハイブランチ家(キリンファミリー)
メインリー家(ポニーファミリー)
スノー家(しろウサギファミリー)
デール家(ヒツジファミリー)
ブライトフィールド家(ヤギファミリー)
パドルトン家(アヒルファミリー)
バターカップ家(ウシファミリー)
ペリーウィンクル家(みるくウサギファミリー)
ペティート家(クマファミリー)
ゴライトリー家(シルクネコファミリー)
メイプル家(メイプルネコファミリー)
マシュマロ家(マシュマロネズミファミリー)
ケーキブレッド家(トイプードルファミリー)
マーロウ家(チャコールネコファミリー)
キャラメル家(キャラメルイヌファミリー)
ロペス家(チワワファミリー)
サンディー家(シマネコファミリー)
スプラッシー家(カワウソファミリー)
アウトバック家(コアラファミリー)
ダーウィン家(サルファミリー)
バックリー家(シカファミリー)
ホッパー家(カンガルーファミリー)
フェントン家(ラブラドールファミリー)
ポラリス家(シロクマファミリー)
ミッドナイト家(ほしぞらネコファミリー)
バブルブルック家(ゾウファミリー)
プーキー家(パンダファミリー)
ウーリー家(アルパカファミリー)
マクバローズ家(モグラファミリー)
ブランブル家(ハリネズミファミリー)
アルパイン家(ゆきヒョウファミリー)
ビスケット家(ビスケットクマファミリー)
カーリー家(カールミミネコファミリー)
スノーボール家(シマエナガファミリー)
おともだち
街に住む仲間
英国版人形アニメ
1985年エポック社の企画により、シルバニアファミリー製品の外国輸出プロモーションと市場拡販を意図に製作された人形アニメーション作品。カラー16ミリフィルムによるスタジオ撮影のいわゆる「コマ撮りアニメ」形式の実写人形アニメーション作品。撮影はクローズアップレンズを使用した手の込んだ物で、美術造形にも予算が掛けられており美しく可愛い映像を見ることができる。声優は一人の「語り手」がナレーションと主な登場人物の声を担当している。なお、この作品に使用されている背景音楽(劇伴)はこの作品オリジナルである。企画・制作は1985年で、長らくソフト化がされなかったが2004年に最新のデジタル技術でフィルムをレストア後にフレアーレジャープロダクツ社から初のDVDが発売され、2006年アビーホームメディアからDVDが再発売された。 作品形態など
スタッフ
サブタイトル
※2015年現在、これら4話を一括収録したDVDビデオソフトが外国市場では入手可能であるが、日本国内に於いては著作権の関係上、発売・販売が一切行われていない。 欧米版アニメ1987年10月から約一年間の期間を経て、株式会社DIC(DICアニメーションシティ、現在は消滅)と東京ムービー(現・トムス・エンタテインメント)との日・米・欧合作作品として『シルバニアファミリー・ジ・アニメーション』が各話11分、合計26本のTV用アニメーションとして製作され、コカコーラ・テレコミュニケーションズが代理店窓口となり、北米のシンジーケーションルートでテレビ放映、合わせて劇場版の公開も行われた。 本作は、同時期にバンダイがTONKA社と米国で展開していた「メイプルタウン物語」(企画製作:東映動画)に対抗する意図と、シルバニアファミリーブランドの米国・欧州市場での拡販とプロモーションを意図して製作されたものだった。しかし、合作作品というハードルの高さから、必ずしもエポック社が意図した世界観を反映した作品にはならなかった。 1988年9月から1989年1月までの間、米国シンジケーション系テレビ局にて1回1話ずつ、計26回シリーズとして放映され、1989年3月から「ゴールデンブックビデオ」ブランドでVHSソフトが発売された。 また、同アニメ作品の著作権はエポック社が有しているもののアニメ製作自体の権利と販売権はDICアニメーションシティ社が有している。これらはエポック社の社史に正式記載はされておらず、日本国内でのテレビ放送や劇場公開、ソフト化は著作権の都合により一切行われていない。 テレビシリーズ
主なスタッフ
劇場版
主なスタッフ(劇場版)
ビデオソフトテレビ放映の半年後から一年後に、北米国内のみで1本あたり2話収録、全13巻の形式で「ゴールデンブックス」レーベルによってVHSソフト化が行われたが現在廃盤。テレビアニメーションと劇場版アニメーションは共に著作権がDICにあるため、DICの倒産後に債権、あるいは何らかの形で原盤が米国内と欧州圏のビデオソフト製作会社に渡り、2015年現在も「子供用、幼児向けのDVDソフト」として複数のビデオレーベルから発売され続けている状況である。それらのDVDソフトの中には前述の「ゴールデンブックス」レーベルと同一の映像原版を転用している物や、マスター原版からの再ダビングなどを繰り返した後にDVD化した「海賊盤」に近い形の低画質品質のソフトも含まれている。これらのDVDソフトはリージョンコードの違いや映像方式が日本国内のアナログ標準テレビ信号のNTSCではなくPAL(M-PAL)方式の為、日本国内での視聴には対応の再生環境が必要である。 ビデオ紙芝居1989年7月、エポック社の自社製作によるビデオソフト『シルバニアファミリービデオ』を玩具店のルートで発売した[10]。紙芝居形式のビデオ作品で、動きが少なく低年齢層向けにじっくりと見ることができるつくりである[10]。各巻4話ずつ話が収録されており、1話当り約3分ほどで、1巻当りのトータル尺は約15分。なお、この作品は(株)小学館 小学四年生連載の「シルバニアファミリースペシャル 大きな森の小さな仲間たち」を基に構成した物で、スタジオで実物の人形(フロッキー人形)をビデオで撮影を行った後にVTR編集をしてから、静止画やイラストも挿入し紙芝居形式で映像化している作品である。また、各巻末には映像特典として過去のシルバニアファミリーのテレビコマーシャルフィルムと、新商品告知、他の話数の予告編などが収録されている。 作品リスト※全4巻を発売。各巻4話ずつ収録、各巻トータル約15分、VHS方式、Hi-Fi MONO、希望小売価格は各1480円(税抜き)[10]。
スタッフ(ビデオ紙芝居)※スタッフは第1巻 - 第4巻共通。
声の出演小山茉美、龍田直樹、屋良有作、三田ゆう子、野田圭一(青二プロダクション) アニメ(2007年)2007年、大手総合商社・伊藤忠商事がエポック社、日本コロムビア、小学館とアニメ製作委員会を作り、3DCGアニメーションを製作。2011年8月現在、全3話で製作は中止。前述通りDVDソフトとして発売したほか、キッズステーションでも再放送を含めて何度か放送された。 キャストオリジナル版(日本語版)におけるキャラクター名と声の出演者を記載した。DVDソフトには英語吹き替え版も収録されている。
スタッフ(2007年)
主題歌
作品リスト物語は1話完結、2011年2月時点で、全3話。DVDには1巻1話収録。全3巻発売、各2500円。
アニメ(2017年 - 2020年)『シルバニアファミリー ミニストーリー』(Season1)が2017年10月7日から12月23日までテレビ東京にて毎週土曜朝6時54分からの5分枠で放送された。シルバニアファミリー公式YouTubeチャンネル、dアニメストアでネット配信中。全12回。ナレーションは恒松あゆみ[11]。 Season2が2018年10月から12月までTOKYO MX、テレビ神奈川にて放送された。TOKYO MXのみ2019年1月2日朝「シルバニアファミリーアニメ シーズン2一挙放送」のタイトルで全12話が約37分の連続枠で再放送され[12]、2019年7月から9月末までシーズン2の再々放送(二度目のリピート)が行われた。シルバニアファミリー公式YouTubeチャンネル、Amazon Prime Video、dアニメストアでネット配信中。2021年の再放送から『シルバニアファミリー ミニストーリー アイビー』の副題が付くようになる。 Season3に相当する『シルバニアファミリー ミニストーリー クローバー』が2019年10月3日からTOKYO MXで開始し、サンテレビでは10月6日から放送を開始した。放送地域外向けには「エムキャス」でTOKYO MXでの放送終了から一週間の間だけ配信が行われている。2020年7月9日から9月23日までTOKYO MXで再放送され、この放送より呼称が種族名から個人名に変更された。2021年4月25日よりTwellVで放送される。dアニメストアでネット配信中。全12回。 Season4『シルバニアファミリー ミニストーリー ピオニー』が2020年10月1日よりTOKYO MXで放送。全12回。Season3クローバーに引き続きエムキャスにて同時配信および一週間の見逃し配信を行っている。2021年1月3日よりTwellVで放送される。シルバニアファミリー公式YouTubeチャンネル、Amazon Prime Video、dアニメストアでネット配信中。2021年7月15日から9月30日までTOKYO MXにて再放送。全12回。 2021年10月からTOKYO MXとサンテレビにてこれまでの全シリーズを各4回話ずつ再放送した。TOKYO MXではSeason1は初放送、サンテレビではSeason3クローバー以来の放送となる。再放送に続いて12月30日にはWEBで配信されていた『空飛ぶみんなの大きな夢』を放送した[13]。全13回。 2022年8月から【夏休み特別企画】9月6日は【特別放送】9月13日以降は【新作放送記念】と銘打って、TOKYO MXにてこれまでの全シリーズを各8回話ずつ再放送。さらに9月13日に『空飛ぶみんなの大きな夢』『夢膨らむあこがれのまち』、9月20日には『シルバニア村のたからもの』が放送される。 キャスト(2017年 - 2020年)※表記はシーズン3本放送まで/シーズン3再放送より
スタッフ(2017年 - 2020年)
各話リスト(2017年 - 2020年)
放送局
Webアニメ『シルバニア村のたからもの』(第1話) - 2016年12月16日よりYouTubeにて配信。 『夢膨らむあこがれのまち』(第2話) - 2017年4月6日よりYouTubeにて配信。2022年9月13日に地上波にて放送。 『空飛ぶみんなの大きな夢』(第3話) - 2019年4月26日よりYouTubeにて配信。2021年12月30日、2022年9月13日に地上波にて放送[13]。 アニメ(2022年 - )フル3DCGで描かれる『シルバニアファミリー フレアのハッピーダイアリー』が2022年10月から12月まで放送[25]。 『シルバニアファミリー フレアのゴー・フォー・ドリーム!』が2023年7月から10月まで放送。 キャスト(2022年 - )
スタッフ(2022年 - )
各話リスト(2022年 - )
放送局(2022年 - )
インターネットでは、dアニメストア(for Prime Video・ニコニコ支店)にて配信[30]、『ゴー・フォー・ドリーム!』ではTOKYO MX放送と同時に配信を開始している。 映画(2023年)
『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』は、2023年11月23日に劇場公開された3DCGアニメ映画[33]。監督は小中和哉、脚本は小林弘利。 イオンシネマ限定で赤ちゃんペアセット(ホットドッグとドリンク)の人形付き前売り券が販売された[34]。 前売り券の購入者には、限定のクリアファイルもついてくる。 キャスト(2023年映画版)
スタッフ(2023年映画版)
音楽ソフトシルバニアファミリーの世界観を音楽で表現したソフトがCDでリリースされている。
ゲーム
関連施設シルバニア森のマーケットシルバニアファミリーの特約店。2001年10月に第1号店が千葉県市川市(ニッケコルトンプラザ内2F)にオープンし、最盛期は45店以上の規模とネットワークで各地に店舗を展開したが2020年現在はぐりんぱシルバニアビレッジ、こもれび森のイバライド、ハーベストの丘以外の「森のマーケット」を『森のお家』に名称変更して規模を縮小。2021年2月15日に藤久株式会社と株式会社エポック社および株式会社マスターピースと業務提携契約を締結したことにより、一部店舗は『森の手芸屋さん』へと移行している。限定商品やヨーロッパ、イギリス(欧州圏)からの逆輸入品などが購入できる。店舗によってはシルバニアキャラクターのグリーティングやミニイベントなども開催される。2022年9月現在で営業中の『森のお家』および『森の手芸屋さん』の店舗は以下の通り。
シルバニアファミリー 森のお家シルバニアファミリー 森のマーケットを補完する形式と、森のマーケットが出店していない地域向けの、ミニ店舗と体感型屋内施設の複合タイプの店。
シルバニアファミリーのお店 森の手芸屋さん手芸専門店トーカイグループ店内にある“シルバニアファミリーのお店”。 シルバニアファミリー館日本国内5箇所のおもちゃ王国内にある、シルバニアファミリーの玩具と遊べる体感型のミニ施設。各地のシルバニアファミリー館は遊園地の中にあるため、別途、各遊園地の入園料が必要。以前は各地の7箇所だったシルバニアファミリー館は2箇所(東京ドームシティおもちゃ王国、レオマおもちゃ王国)が撤退と共に廃止された。現在稼働中の5箇所のシルバニアファミリー館のうち、2箇所は2015年春に設備リニューアルが行われて展示内容の変更がされた。また、3箇所のシルバニアファミリー館には「森のマーケット」が併設されている。
シルバニア森のキッチン1999年7月に、東京都武蔵野市吉祥寺に第1号店が開店したシルバニアファミリーのテーマレストラン。シルバニアファミリー誕生15周年を翌年に控えていたため、記念事業(周年事業)としてレストラン事業に進出したものである。食事以外にも店舗によっては工作教室などが楽しめる。また、現在営業中の各店舗にはシルバニアキャラクターが出演し、1日2回 - 4回程度のグリーティングやミニミニショーなどが行われる。※店舗によりキャラクターの出演時間や回数は異なる。
独立店舗以外のシルバニア森のキッチン
過去イベント時のシルバニア森のキッチン
シルバニアビレッジ2004年7月24日にリニューアルオープンした、富士急行の運営する遊園地「ぐりんぱ」(静岡県裾野市)内に設置されたシルバニアファミリーの屋外型テーマパーク。同パーク内のオリジナルキャラクター「ののはなウサギ」のグリーティングが行われている。なお、シルバニアファミリーショーは2014年4月から休止の後、廃止された。 シルバニアガーデン2009年3月6日にリニューアルオープンした、西日本鉄道の運営する遊園地「かしいかえん」(福岡県福岡市東区)内に開園したシルバニアファミリーの屋外型テーマパーク。同パークのオリジナルキャラクターはなぞのウサギのショーやグリーティングなどが継続的に行われている。かしいかえんの閉園に伴い2021年12月30日に閉園。 シルバニアパーク2018年6月23日 茨城県稲敷市にある、こもれび森のイバライド(旧・江戸崎農業公園ポティロンの森)の一部をリニューアルする形でオープンした首都圏初のシルバニアファミリーをテーマにした屋外型施設。 オリジナルキャラクターは存在しないが、ショコラうさぎの女の子のオリジナル衣装が存在する。イバライド園内には、「森のマーケット」、「あそびのお部屋」のほか一部レストランなどでシルバニアファミリーのフードメニューを提供している。2020年3月20日にはシルバニアファミリー35周年を記念して同じくファーム_(愛媛県)(現ワールドインテックパークマネジメント事業部)が運営している大阪府堺市にある、堺・緑のミュージアム ハーベストの丘内に関西では初のシルバニアファミリーをテーマにした屋外型施設としてオープンした。イバライド園内と同じくハーベストの丘内に、「森のマーケット」やソフトクリームキッチンカーが併設している。 シルバニアファミリー あそびのお部屋大阪 ATC会場2015年3月20日オープン。大阪・南港ATC(大阪市住之江区)内に開設した屋内型体験施設。シルバニアファミリーショップをはじめ、特大ジオラマやコンテンツを満載したカフェスタイルの店舗。週末にはステージショーも実施する。有料、入場料金は税込み500円。2016年3月に第二期リニューアル工事を完了した。2020年8月31日閉店。 東京 自由ヶ丘会場通称「シルバニアフォレスト」。2015年3月27日に自由ヶ丘 スイーツフォレスト隣接ビルの2Fフロアを全面改装する形でオープン。2016年2月21日閉店。一年間限定オープンの「有料、屋内型プレイスペース」であったが実際は11か月弱で閉店した。ジオラマ形式のディスプレイとミニショップで構成され、週末にはキャラクターグリーティングや季節毎のミニイベントも開催し、産学協同プロジェクトによる店舗運営形態を取り入れていた。有料、入場料金は税込み500円だった。 シルバニアファーム内2016年5月下旬より上記「東京 自由ヶ丘会場」で設置されていたシルバニア村の大型ジオラマ(※元々は過去の東京おもちゃショーで使用された展示物を流用した物)を移動設置し、「シルバニアファーム あそびのお部屋」として開設した。同会場はシルバニアファーム内の区画に設置されているため、入場にはシルバニアファームの入場料金が必要。滞在時間の制限は無し。2022年9月現在プレイルームの利用は休止となっている。 シルバニアファミリー20周年記念ミュージカルシルバニアファミリー誕生20周年の記念事業として企画された初の大型ミュージカル公演が以下の概要で行われた。
公演地・日程
企画・制作
ソフト化公演の模様は2004年当初の発表では「シルバニアファミリークラブ会員向け限定商品」としてソフト化(1,000本限定)されたが、2005年4月からDVD版が一般向けソフトとして再発売され、同時にVHS版の追加発売も行われた。
なお、この2004年公演の演目以降に行われた「シルバニアミュージカル」は未ソフト化である。 類似商品1985年 - 1986年頃には、他の玩具メーカーからの類似したコンセプトの商品の販売が相次いだ。 1985年8月、タカラが「3年2組のなかまたち」を発売[2]。擬人化した動物のドールハウスという点は共通しているが、設定を都会の街とし、シルバニアファミリーとは対照的な世界観を築くことで差別化を図った。さらに同年9月、バンダイが「ワンニャンランド」を発売[2]。1986年2月には東映動画が制作したアニメ作品『メイプルタウン物語』のキャラクターを使用したドールハウスを同じくバンダイが「メイプルフレンド」のシリーズ名で発売開始した[39]。これらの類似商品は、ドールハウスのブームが一段落するとともに、数年後には製造を終了している。 また、シルバニアファミリーが商品化されてから丁度10年後の1995年にタカラから「ファーリーファミリー ミミコ&ピョンタ」のシリーズ名称でウサギファミリーや動物キャラクターたちが暮らす国をコンセプトとした玩具シリーズが発売されたが1999年頃に販売を終了している。 一方、バンダイは2002年9月からサンリオのライセンスを得てハローキティのドールハウス(リトルベリーコレクション)を発売したが、こちらも2004年には販売を終了している。 類似商品の各社ラインナップ
その他関連事項
脚注
関連項目外部リンク
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