ジェイアール東日本企画
株式会社ジェイアール東日本企画(ジェイアールひがしにほんきかく、英: JR East Marketing & Communications,Inc.、略称:jeki)は、日本の東京都渋谷区恵比寿南に本社を置く総合広告代理店。東日本旅客鉄道(JR東日本)の完全子会社である。 概要東日本旅客鉄道(JR東日本)の戦略子会社第一号として発足。JR東日本グループの中核企業の一社である。 一般的には、JR東日本グループのハウスエージェンシーおよびJR東日本の交通媒体を管理する媒体社として認知されているが、近年は、一般企業を中心とした広告会社としての部門が成長しており、コンテンツビジネスや、地方創生を手掛けるソーシャルビジネスが売上を牽引している。また、移動者マーケティングや一万人調査、Suicaビッグデータを活用したマーケティングビジネスにも取り組んでおり、日本の総合広告業界において、電通、博報堂、ADK、東急エージェンシーに続く第5位の規模となっている。(2022年3月時点) 近年、新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言や、在宅勤務などの生活スタイルやコミュニケーションの変化によるダメージで、売上高や利益は大幅に減少している模様。今後のビジネスモデルの変化や社会変化への対応が急務であり、その動向が注目されている。 【売上高(純利益)】
クリエイティブは、JR SKISKI、大人の休日倶楽部などの作品を手がけ、TCC賞を受賞するなどしている。 交通媒体は、「トレインチャンネル」「J・ADビジョン」を代表とするデジタルサイネージの普及、新型山手線など、様々なメディアを開発し、新しいコミュニケーションを創出している。 このような多様なビジネス展開と、業界での成長を受けて、新卒採用での人気企業ランキングにおいても毎年上位に名を連ねている。 このほかにも、ゆりかもめ・りんかい線・つくばエクスプレスなど、他私鉄事業者の媒体管理も請け負っている。駅ビル、構内・店舗などの開発も行う。 テレビ東京の火曜日18:30~19:00の放送枠を代理店として扱っていたため、放送開始時よりアニメ『ポケットモンスター』製作に参加、任天堂など5社と共にアニメの原作権を持った。JR東日本とのタイアップ企画であるポケモンスタンプラリーや第一屋製パンが販売しているポケモンパン、日本マクドナルドが販売しているハッピーセットのポケモン玩具などの企画運営も行なっている。 近年では、『神さまの言うとおり』や『ストロボ・エッジ』、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』、『君の名は。』などの話題作をはじめ、多数の映画製作にも関わっているほか、『新幹線変形ロボ シンカリオン』、『とれたんず』など、鉄道プロパティを活用したキャラクターを送り出している。 略称としては、広告業界内での略称である「J企(ジェイキ)」をもじり、「駅(えき)」にも通じる「jeki(ジェーキ)」を使用している。かつては「JR KIKAKU」の表記であり、2016年現在でもポケットモンスターのコピーライト表記には「JR Kikaku」を用いている[2]。 沿革
事業メディアライセンス管理の作品を含む。 テレビ主にテレビ東京やTBS系列(静岡放送・毎日放送含む)のアニメに関わることが多い。
映画製作
jeki企画コンペティション大学生を対象とした「jeki企画コンペティション」を開催している。毎年、モバイルSuicaやトレインチャンネルなどJR東日本所有のメディアをテーマとして掲げている。通常の学生向けの企画コンペとは違い、実施を前提としている。人材開発部が中心となっており、インターンシップのような役割も果たしている。就職活動の一環として取り組む学生も多い。
その他関連人物
脚注
外部リンク
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