ジョーダン・ウィックス
ジョーダン・ウィックス(Jordan Wicks, 1999年9月1日 - )は、アメリカ合衆国アーカンソー州フォークナー郡コンウェイ出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。MLBのシカゴ・カブス所属。 経歴プロ入り前コンウェイ高等学校では野球と並行してアメリカンフットボールもプレーしていた[1]。高校最終年の2018年に11勝1敗、防御率0.86の好成績を記録。高校通算防御率も同校の歴代最高記録となる1.39となった[2]。この年のMLBドラフトで指名がなかったため、カンザス州立大学に進学した。 大学1年目の2019年は15試合に先発登板して6勝3敗、防御率3.61の成績を記録し、ビッグ12カンファレンスの新人王を受賞[3][4]。イニング数 (84回2/3) と奪三振数 (86奪三振) で同カンファレンスの新人記録を更新した[5]。 2年目の2020年は4試合に先発登板して防御率0.35の好成績を記録していたが、新型コロナウイルスの影響でシーズンが打ち切られた。 3年目の2021年のシーズンが始まる前に、ビッグ12カンファレンスのプレシーズン最優秀投手賞に満票で選出された[6]。 プロ入りとカブス時代2021年のMLBドラフト1巡目(全体21位)でシカゴ・カブスから指名されプロ入り[7]。契約金は約313万ドル[8]。契約後はA+級サウスベンド・カブスプロデビューし、4試合に登板した。 2022年はA+級サウスベンドで開幕を迎え、7月中旬にAA級テネシー・スモーキーズに昇格。この年は2球団合計で24試合に先発登板し、4勝6敗、防御率3.80を記録した。 2023年はAA級テネシーで開幕を迎え、6月下旬にAAA級アイオワ・カブスに昇格。2球団合計で20試合に先発登板して7勝0敗、防御率3.55という成績を挙げ、8月26日に初のメジャー昇格[9]。同日のピッツバーグ・パイレーツ戦で先発してメジャーデビュー。5イニングを2安打1失点9奪三振に抑え、デビュー戦で初勝利を飾った[10]。以後は先発ローテーションに固定され、7試合に登板、4勝1敗、防御率4.41を記録した。 2024年は開幕から先発として5試合に登板したが、左腕前腕部に痛みが生じたため4月28日に(4月25日まで遡って)15日間の故障者リスト入り[11]。約1ヶ月で復帰し2試合に登板したが、6月15日に今度は腹斜筋の肉離れで再び15日間の故障者リスト入り[12]。7月19日には60日間の故障者リストに移行し、メジャー復帰は9月1日までずれ込んだ[13]。結局この年はメジャーで11試合の登板にとどまった。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
脚注
関連項目外部リンク
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