ピート・クロウ=アームストロング
ピーター・ヘンリー・クロウ=アームストロング(Peter Henry Crow-Armstrong, 2002年3月25日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡シャーマン・オークス出身のプロ野球選手(外野手)。左投左打。MLBのシカゴ・カブス所属。愛称はPCA。 経歴プロ入り前高校3年時の2019年は34試合に出場して打率.395、3本塁打、22打点の成績を記録し、ロサンゼルス・タイムズの年間最優秀選手に選出された[2]。この年の三振はわずか7個だった。 アメリカ代表としては、2014年にU-12アメリカ代表、2016年にU-14アメリカ代表に選出される。2017年にはU-15アメリカ代表チームとしてU-15パンアメリカン野球選手権大会、2018年にはU-18アメリカ代表チームとしてU-18パンアメリカン野球選手権大会に出場し、それぞれで優勝した。2019 WBSC U-18ワールドカップのU-18アメリカ代表チームにも招集され、打率.364、12安打、二塁打4本、三塁打3本、盗塁3個を記録し、チームの準優勝に貢献し、大会のベストナインに相当するオールワールドチームに選出された[3][4]。 プロ入りとメッツ傘下時代2020年のMLBドラフト1巡目(全体19位)でニューヨーク・メッツから指名され[5]、予定していたヴァンダービルト大学への進学を取り止めプロ入り。契約金は335万9000ドル[6]。この年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグのシーズンが行われなかったため、プロデビューは持ち越しとなった。 2021年に傘下のA級セントルーシー・メッツでプロデビューした。5月18日に右肩の手術を受けた。 カブス時代2021年7月30日にハビアー・バエズ、トレバー・ウィリアムズとのトレードで、シカゴ・カブスへ移籍した[7]。 2022年、2023年に2年連続でオールスター・フューチャーズゲームに選出された[8]。 2023年9月11日、コロラド・ロッキーズ戦の7回表に代走で起用されMLBデビューを果たし、その裏から中堅を守り、9回表の初打席で犠打を決めた。同年は13試合に出場したが、14打数無安打に終わった。 2024年はAAA級アイオワ・カブスで開幕を迎え、 4月24日に肋骨を骨折したコディ・ベリンジャーに代わってメジャーに昇格し、4月25日のヒューストン・アストロズ戦で1-1で迎えた6回裏に初安打となる決勝2点本塁打を放った[9]。 選手としての特徴守備と走塁の評価は非常に高く、打力の成長が将来を決めると言われている[10]。 エピソード父親のマシュー・ジョン・アームストロングと母親のアシュリー・クロウはいずれも俳優である[11][12]。お気に入りの映画として、母が出演した野球映画『Little Big League』を挙げている[13]。 自身は南カリフォルニア生まれだがシカゴ出身でありシカゴ・カブスのファンだった父から子供の頃にケリー・ウッドの20奪三振の試合の映像を見せられカブスファンとなり、自宅の裏庭にカブスの本拠地リグレー・フィールド風のツタに覆われた壁を作っていた[13]。子供の頃にホワイトソックスとヤンキースの試合を観戦した時に、当時ヤンキースに在籍していたイチローの打撃練習の柵越えボールを捕球している。父親と遊ぶ時にはピートとイチローを併せて「ピチロー」と呼ばれていた[14]。 カブスの中心選手のハビアー・バエズのファンだったが、のちにそのバエズとのトレードでメッツからカブスに移籍することとなった。トレードを知った時について「ショックでした。何をどう考えたらいいのか全く分かりませんでした」と語っている[15]。 名前の「CROW-ARMSTRONG」が長いため、カブス傘下A+のサウスベンド・カブス在籍時にはユニフォームの背ネーム部分が「CROW-」と「ARMSTRONG」の上下2段に分けられていた[16]。 詳細情報年度別打撃成績
年度別守備成績
記録
背番号
脚注
外部リンク
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