『スタートレック:ヴォイジャー』(Star Trek: Voyager 、略称VGRまたはVOY)は、アメリカのSFメディア・フランチャイズ『スタートレック』の4作目のテレビドラマシリーズである。1995年から2001年にかけて放映された。7シーズン全172話。
概要
24世紀後半、惑星連邦宇宙艦隊のキャスリン・ジェインウェイ艦長が指揮する最新鋭宇宙艦U.S.S.ヴォイジャーが、銀河の反対側から故郷を目指して長い旅をするストーリーである。
地球への帰還という明確な目標の下、未知の領域で数々の異星人文明や宇宙現象と出遭っていくSF冒険ドラマである。帰還の過程での未知の種族・社会との遭遇や、危険な領域をあえて通らざるを得ない場面に様々なドラマが生まれた。
ストーリー
2371年、U.S.S.ヴォイジャーは、プラズマストームが荒れ狂う難所「バッドランド」にて消息を絶った、惑星連邦とカーデシア連合の和平に反発するレジスタンス組織「マキ」の一派の追跡任務を受ける。しかし、その途中で正体不明のテトリオンビームに捕獲され、一瞬にして地球からおよそ75,000光年彼方のデルタ宇宙域深部に飛ばされてしまう。
U.S.S.ヴォイジャーを捕えたのは「管理者」と呼ばれるエイリアンと彼の「アレイ型ステーション」であったが、その後管理者は寿命が尽き死亡。管理者不在のステーションの残存が、近隣のオカンパ人文明の安全を脅かすと判断したジェインウェイ艦長はステーションを破壊することを決意する。しかし同時にそれは帰還手段をも破壊することであり、結果としてヴォイジャーはデルタ宇宙域深部に取り残されてしまう。ジェインウェイ艦長は同じく捕えられていたマキのメンバーをクルーに迎え入れ、ヴォイジャーの最高ワープ速度をもってしても70年以上かかる地球までの道のりを旅することになった。
特徴
VOYはオリジナルシリーズ『宇宙大作戦(TOS)』の精神を色濃く受け継いでおり、初の女性艦長、『新スタートレック(TNG)』や『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン(DS9)』で取りざたされていたレジスタンス組織「マキ」、人気のある敵性種族「ボーグ集合体」、ジャン=リュック・ピカード艦長を悩ませていた「Q連続体」など、それまでのシリーズにも登場した要素も掘り下げられて描かれている。また『スタートレック』の登場人物が、放映当時のアメリカにタイムトラベルする劇場版第4作『スタートレックIV 故郷への長い道』の展開を元にした第50、51話「29世紀からの警告」など、過去に人気のあったエピソードをモデルにした話も見られる。さらにTNGや、DS9と舞台となる時代設定が同一であり、それらと関連した登場人物や事件が描かれている第47話「救世主フェレンギ」などのエピソードもある。またDS9のシーズン3~7とVOYのシーズン1~5は劇中の時間とドラマの放映期間が重なっている。
シーズン1ではエリート士官である宇宙艦隊のクルーと、マキに所属していたのクルーが対立するエピソードがしばしば見られるが、マキは艦隊のルールに徐々に適応し、艦隊のクルーも歩み寄る姿勢を見せる等、一致団結して困難に立ち向かう姿が描かれるようになる。
シーズン3中盤には、現地の情勢に通じたニーリックスの知識の及ばない領域に突入し、シーズン3終盤にはTNGや映画にも登場した危険な敵性種族「ボーグ」の本拠地ユニマトリックス・ワンに差し掛かる。同時期にはDS9にてドミニオン戦争が激化しており、同時放映されていた両シリーズは緊迫の展開となっていった。
シーズン4からは元ボーグの新キャラクター、セブン・オブ・ナインが登場。敵であるボーグが仲間に加わることでドラマは大きな転機を迎える。シーズン5では宿敵ボーグ・クイーンが登場し、ジェインウェイ艦長との対決も見どころのひとつとなる。以降シーズン7までボーグに遭遇する機会が増え、謎に包まれていたボーグの生態も描かれることになった。
登場人物
U.S.S.ヴォイジャーのクルーは生粋の宇宙艦隊士官だけではなく、レジスタンス組織であるマキ出身の暫定士官が1/4ほどを占める。マキ出身者には階級も暫定的に与えられており、正規のものとは違う形の階級章をつけている。シーズン1ではアウトローのマキのクルーと、エリート士官然とした宇宙艦隊クルーとの対立シーンが見られるが(第3話「ブラックホールからの脱出」、第11話「裏切り者」、第16話「バイオ神経回路」等)、不評であったために早々に見られなくなり、代わりに困難に対して一致団結する姿が描かれるようになった。
レギュラー
- キャスリン・ジェインウェイ
- 演 - ケイト・マルグルー(松岡洋子)
- 階級は大佐。U.S.S.ヴォイジャー艦長。地球人女性。『スタートレック』シリーズ初の女性艦長主人公。中佐時代はU.S.S.アルバターニに勤務する青い制服の科学士官であったが、当時の上官オーウェン・パリス艦長に指揮能力を見出され、赤い制服の指令部門へ転属したという艦長としては異色の経歴の持ち主。人が集まれば自然とリーダーシップを求められる女性。洞察力が鋭く、ヴォイジャーを陥れようとする数々の策略を看破する。科学技術への造詣があり深く科学を信奉するものの、第49話「聖霊の怒り」以降は宗教・芸術的な感性も磨くようになる。
- なお、キャスリン・ジェインウェイ艦長は当初ニコール・ジェインウェイ艦長という役名であり、ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドという女優がその役を射止めたが、数シーンの撮影のみで降板し、代わりに『ミセス・コロンボ』で有名なケイト・マルグルーが抜擢されたという経緯がある。
- ヴォイジャー帰還後、提督(中将)に昇進しており劇場版第10作『ネメシス/S.T.X』にカメオ出演する。『スタートレック:ピカード』シーズン2、3には名前だけ登場。
- トム・パリス、セブン・オブ・ナインらと同様、VOY終了から20年を経てCGアニメシリーズ『スタートレック:プロディジー』のU.S.S.プロトスターNX-76884の訓練アドバイザーホログラムとして登場する。本人も中将として登場し、U.S.S.ドーントレスに座乗し、プロトスターを追跡する任務に当たっている。『スタートレック:プロディジー』シーズン1フィナーレにおいて、自身のホログラムからダル達5人の後見人を引き継ぐ形となり、艦隊士官として鍛えていくことを決意した。
- 『スタートレック:ヴォイジャー』最終話、『スタートレック:プロディジー』第1話によると、宇宙艦隊史上最も多くの勲章を授けられた士官である。
- チャコティ
- 演 - ロバート・ベルトラン(石塚運昇)
- 階級は少佐。ヴォイジャーの副長。地球人男性。元宇宙艦隊士官だったが退役し、マキのメンバーとなっていた。カーデシア国境の非武装宙域出身で、ネイティブアメリカンの血を引く。これは、『新スタートレック』第172話「新たなる旅路」に登場した惑星連邦領とカーデシア領の領土交換の犠牲となったドーバン5号星との関連を匂わせるものだが、この星出身という明確な設定はない。頑固で無茶をしがちなジェインウェイ艦長を支え、時に止める女房役。
- ヴォイジャー帰還から約6年後『スタートレック:プロディジー』によると、正式に復隊し大佐に昇進している様子がプロトスター内の記録映像にて描かれている。
- ベラナ・トレス
- 演 - ロクサン・ドースン(五十嵐麗)
- 階級は中尉。ヴォイジャーの機関主任。元マキのメンバー。地球人の父とクリンゴン人の母を持つ。ジェインウェイ艦長と並びシリーズ初の女性機関主任。優秀な学生であったものの母譲りの激しい気性のため、宇宙艦隊アカデミーを中退する。熱しやすい性格であるものの、ジェインウェイ艦長に匹敵する科学知識を持ち機転が利く有能なエンジニア。しかし宇宙艦隊の最新鋭船での責任のあるポストを意外にもそつなく務めており、セブンとの会話でそのことに気づき自身で驚く場面もある。
- 屈強な戦闘民族であるクリンゴン人のベラナが機関主任、科学技術と論理的思考を最重視するバルカン人のトゥヴォックが戦術・保安主任という、従来の種族イメージとは正反対の役職となっている。
- トゥヴォック
- 演 - ティム・ラス(青山穣)
- 階級は大尉(第73話で少佐に昇進)。ヴォイジャーの戦術・保安主任、第2副長。バルカン人男性で年齢はシーズン1時点で地球年で107歳(地球年で112歳時の143話「帰ってきたケス」でジェインウェイ艦長に「(バルカン年で)3桁までもうすぐ」と言われる)。ジェインウェイ艦長とは一番付き合いが長く信頼されている士官で、宇宙艦隊アカデミーの教官を務めていたこともある。キャリアと比較して階級が低めなのは、一時宇宙艦隊を離れていたため。ヴォイジャーでは参謀役であり、また船内や寄港した星での犯罪捜査なども行う。
- トゥヴォック役のティム・ラスは、『新スタートレック』や映画に何回か出演経験があるベテラン『スタートレック』俳優である。トゥヴォックは『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』第65話「鏡の裏のシスコ」にゲスト出演しており、日本語吹き替えを担当した声優の青山穣は、「実はトゥヴォックを最初に演じたのはヴォイジャーではなくDS9だった」と座談会で語っている。
- シリーズ終了から20年を経て、ヴォイジャー帰還から約3年後の『スタートレック:ローワー・デッキ』第21話「自宅待機」にゲスト出演(セリフ無し)、中佐に昇進している様子が描かれている。
- 『スタートレック:ピカード』第27話において2401年時点で大佐になっている様子が描かれている。
- トーマス・ユージン・パリス
- 演 - ロバート・ダンカン・マクニール(森川智之)
- 階級は中尉。ヴォイジャーの主任操舵士。地球人男性。ジェインウェイ艦長の中佐時代の上官であるオーウェン・パリス提督の息子。有能で面倒見のよい男であるが、不祥事を起こして服役していた元宇宙艦隊士官。ジェインウェイ艦長にスカウトされやり直すチャンスを与えられる。友情に厚い悪友タイプ。
- 彼は『新スタートレック』第119話「悲しみのアカデミー卒業式」に登場したニック・ロカルノ候補生の設定をほぼそのまま踏襲したキャラクターであり、演者も同じロバート・ダンカン・マクニールである。
- ジェインウェイ、セブン・オブ・ナイン同様シリーズ終了から20年を経て、ヴォイジャー帰還から約3年後の『スタートレック:ローワー・デッキ』第13話「永遠のトム・パリス」にゲスト出演、正式に復隊し大尉に昇進している様子が描かれている。
- ハリー・キム
- 演 - ギャレット・ウォン(真殿光昭)
- 階級は少尉。ヴォイジャーの主任オペレーター(シールド、センサー、艦内システムを管理する)。地球人男性。アカデミーを卒業したての新人クルー。将来は艦長になるであろう模範的な秀才キャラクターで、パリスとは対照的な存在だが親友同士。船のメンテナンス等のエンジニアのような仕事をしている場面も多く見られる他、夜勤の指揮官も担当し、経験が浅いながらマルチに仕事をこなす。
- ドクター
- 演 - ロバート・ピカード(中博史)
- 階級なし。医療主任。光子とフォースフィールドで構築された最新型のAIホログラフィックドクター「緊急用医療ホログラム 」。デルタ宇宙域に移動させられた際の船体ダメージで正規の医療主任が死亡したために緊急時用のホロドクターが医療主任を任されることになった。当初はAIということからコミュニケーション能力や一般常識に欠け、クルーの彼に対する態度も「道具扱い」であった。しかしトレス中尉やケスらの協力で徐々に人間性を深め、拡張プログラムで様々なスキルを身に着けていく。
- DS9第114話「ジュリアンの秘密」と劇場版第8作『スタートレック ファーストコンタクト』でカメオ出演。EMHというシステム自体は『スタートレック:ピカード』でも登場し、医療目的以外の操縦ホログラムやエンジニアホログラムも見られる。
- ニーリックス
- 演 - イーサン・フィリップス(長島雄一)
- 階級なし。アレイ型ステーション近くに居住していた流浪のタラクシア人男性。士気士官を自称しているヴォイジャーのムードメーカー。序盤は現地ガイドとしてデルタ宇宙域深部の種々の情報(資源のある星、遭遇した異星人の性質等)を提供できるとジェインウェイ艦長に自らを売り込んだ。主に第2デッキの食堂で調理人をしているが、人懐こい性格をもっての異星人との交渉なども担当。最終話直前の第169話「帰り行く処」で退艦。
- イーサン・フィリップスは劇場版第8作で、ホロデッキのキャラクター役でノーメイクで出演している。
- ケス
- 演 - ジェニファー・リーン(小林優子)
- 階級なし。医療助手。アレイ型ステーション近くのオカンパ星に居住していたオカンパ人女性。寿命が7年という短命の種族だが潜在的に超能力を持つ。当初はニーリックスの恋人であったが後に別れる。第70話「ケスとの別れ」でセブン・オブ・ナインと入れ替わりで退艦。
- ケスは第3シーズンまでのレギュラーであり、第4シーズンの第69・70話はケスが重要な役回りをするエピソードであるものの、クレジットでは演者のジェニファー・リーンはすでにゲスト扱いとなっている。ケスの離脱理由はジェニファー・リーンに原因があったのではなく、DVDの特典映像によれば「敵であるボーグをクルーに加えたら……」というアイデアを実現したかったというプロデューサーの意向である。
- セブン・オブ・ナイン
- 演 - ジェリー・ライアン(沢海陽子)
- 階級なし。元ボーグの天体測定士で愛称はセブン。地球人女性で本名はアニカ・ハンセン。4歳の時にボーグ研究に没頭する科学者の両親・ハンセン夫妻に連れられ、小型科学調査船U.S.S.レイブンで連邦宇宙基地から深宇宙へ旅立つ。その後ハンセン夫妻が発見したボーグ船のトランスワープに便乗、デルタ宇宙域深部に到達する。しかしながら6歳の誕生日に両親とともにボーグに同化され以降18年間をボーグドローンとして過ごす。第68・69話「生命体8472」 から登場し、ボーグインプラントを取り外してヴォイジャーのクルーの一員となる。「セブンの失った人間性を取り戻す」というテーマはVOY後半のひとつの目的ともなっており、ボーグ由来の頭脳と有能さとは対照的なコミュニケーション能力と一般常識の欠落ぶりが面白く、彼女は屈指の人気キャラクターとなる。
- ジェインウェイ、パリス同様本作終了から20年を経て『スタートレック:ピカード』に登場する。シーズン1ではサブレギュラーとして宇宙艦隊には所属しないものの自警団「フェンリスレンジャー」に参加し、艦隊の目の届かない部分の治安維持に努める活動している。シーズン2はメインとなりピカード提督らとともに行動する。ヴォイジャーの地球帰還後、宇宙艦隊に入隊を申請するが、ボーグであることを理由に却下され、セブンを擁護したジェインウェイが艦隊から辞職を要求されたことから身を引いたことが明かされた。シーズン3にて正式に宇宙艦隊に入隊。階級は中佐。ネオコンスティテューション級宇宙艦のU.S.S.タイタンNCC-80102-Aの副長を務める。
- PIC最終話において、U.S.S.エンタープライズNCC-1701-Gの艦長に就任する。
サブレギュラークルー
- ジョセフ・ケアリー
- 演 - ジョシュ・クラーク(英語版)(坂東尚樹)
- 大尉。機関部員。地球人男性。死亡した本来の機関主任に代わる機関主任選抜で、トレスと共に候補に挙がった宇宙艦隊士官(第3話「ブラックホールからの脱出」)。その後は部下としてトレスと協働する。第167話「終焉の星」で死亡。
- ホーガン
- 演 - サイモン・ビリッグ(古田信幸)
- 元マキの機関部員。地球人男性。機関室に訪れるニーリックスにいろいろ教えてくれた親切なクルー(第36話「パリスの裏切り」)。上陸した惑星に生息する巨大な爬虫類に捕食されて死亡(第43話「ケイゾン総攻撃(後編)」)。後に遺体はヴォス人により発見される(第65話「遠隔起源説」)。
- ヴォーラック
- 演 - アレキサンダー・エンバーグ[1](森田順平)
- 少尉。機関部員。バルカン人男性。何度か顔を出すモブ機関員であるが、自身に初めて訪れたポンファー(発情期)で騒動を巻き起こす。(第59話「ボーグ・キューブ」)
- 以降は度々登場し、出演シーンこそ短いものの、彼本来の礼儀正しくも柔軟な思考を持つヴァルカン人としての言動を見ることが出来ていた。
- 『新スタートレック』第167話「若き勇者たち」に出演していたトーリクとは双子との設定がある。
- 第167話「終焉の星」にて、サマンサ・ワイルドマンと共に、死亡するキャラクター候補となっていた。
- マイケル・ジョナス
- 演 - ラファエル・スバージ(樫井笙人)
- 元マキの機関部員。地球人男性。序盤においてヴォイジャー内から密かにセスカと通じていたスパイ。第32話「パリスの裏切り」で裏切りが発覚し、ニーリックスとの格闘の末に死亡した。
- ロン・スーダー
- 演 - ブラッド・ドゥーリフ(山路和弘)
- 機関部員。元マキのメンバー。ベタゾイド男性。他のクルーを殺害したため、地球帰還まで自室に拘禁されることになる。トゥヴォックとの精神融合後は殺人衝動を制御出来るようになり、本来のベタゾイド人らしく穏やかな性格を取り戻していたが、後にヴォイジャーがケイゾンに乗っ取られた際、艦を取り戻すために戦い、命を落とした。(第43話「ケイゾン総攻撃 後編」)
- アヤラ
- 保安部員。地球人男性。元「マキ」のメンバー。登場回数は非常に多いが、セリフは非常に少ない。
- イチェブ
- 演 - マヌ・インティライミ(英語版)(小上裕通)
- 元ボーグのブルナリ人の優秀な少年。第136話「遺棄されたボーグ」で、遺棄されたボーグ・キューブからヴォイジャーのクルーたちによって救出された。同じく救助されたメゾッティらボーグチルドレンが里親に引き取られた後もヴォイジャーに残り、宇宙艦隊への入隊を目指す。『スタートレック:ピカード』にも登場し、USSコールマンの科学士官(階級:大尉)であったが非合法組織に拉致され、セブンによる救助が間に合わずその際に死亡。
その他の登場人物
- セスカ
- 演 - マーサ・ハケット(藤木聖子)
- カーデシア人。ベイジョー人に変装してマキに潜入した、カーデシアのスパイ(第11話「裏切り者」)。ジェインウェイの姿勢に反発し、ケイゾン・ニストリムのカラと結託。幾度となくヴォイジャーを苦しめ、最終的には艦を乗っ取るが返り討ちに遭い死亡(第43話「ケイゾン総攻撃(後編)」)。死亡後もホログラムとして登場したり(第67話「反乱」)、ヴォイジャーが時空断裂に遭遇した際の総集編的なエピソード(第157話「対決する時空」)に登場する変わったキャラクター。
- ボーグ・クイーン
- 演 - スザンナ・トンプソン、アリス・クリーグ(榊原良子)
- 第109話「ボーグ暗黒フロンティア計画」で初登場。広大なボーグ領域と数兆体ものボーグドローンを従えるボーグ集合体の支配者で、ジェインウェイ艦長の宿敵キャラクター。普通のドローンと異なり自我を持ち、詩人のようなひねりの利いた言い回しをする。第109話と146話「聖域ユニマトリックス・ゼロ」に登場するクイーンはスザンナ・トンプソンだが、最終話に登場するのは劇場版第8作でクイーンを演じたアリス・クリーグである。
エピソード
アメリカでは1995年1月16日から 2001年5月23日にかけて7シーズン放送された。
シーズン1
- ^ Netflixでは前エピソードとまとめられ、以降のエピソード番号はずれる
シーズン2
シーズン3
シーズン4
シーズン5
- ^ Netflixでは前エピソードとまとめられ、以降のエピソード番号はずれる
シーズン6
シーズン7
- ^ Netflixでは前エピソードとまとめられ、以下のエピソード番号はずれる
- ^ Netflixでは前エピソードとまとめられている
小説
テレビシリーズのノベライズ作品の他、独自ストーリーの作品も書かれている。邦訳版は角川スニーカー文庫より5冊発行、翻訳は全て山口智子。
- Endgame 著:Diane Carey
- 第1巻 惑星管理者 (ケアテイカー) Caretaker 著:L・A・グラフ
- 第5巻 フラッシュバック Flashback 著:D・ケアリー
- Day of Honor 著:Michael Jan Friedman, Jeri Taylor
- Equinox 著:Diane Carey
- 第2巻 脱出 The Escape 著:D・W・スミス、K・K・ラッシュ
- 第3巻 最終戦争領域 Ragnarok 著:N・アーチャー
- 第4巻 複合違反 Violations 著:S・ライト
- Mosaic 著:Jeri Taylor
- Pathways 著:Jeri Taylor
- Fire Ship 著:Diane L. Carey
- Captain Proton 著:Dean Wesley Smith
- The Badlands #2 著:Susan Wright
脚注
外部リンク
公式
非公式
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テレビ番組 |
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劇場版 |
プライム・タイムライン |
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ケルヴィン・タイムライン | |
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未成作品 | |
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ゲーム | |
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主役艦・基地 | |
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関連項目 |
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