スブリエル・マティアス
スブリエル・マティアス(Subriel Matías、1992年3月31日-)は、プエルトリコのプロボクサー。ファハルド出身。元IBF世界スーパーライト級王者。 来歴貧しい漁村に生まれる。少年時代は犯罪に手を染め、2012年8月には銃撃事件を起こし刑務所に19か月間服役した。その後ボクシングを始めた。 2015年12月19日、プロデビュー戦を行い1回1分1秒TKO勝ち。 2019年7月19日、メリーランド州オクソン・ヒルのMGM ナショナル・ハーバーにてテオフィモ・ロペス対中谷正義の前座でマキシム・ダダシェフと対戦し、11回終了時に棄権によるTKO勝ちを収めジョシュ・テイラーへの挑戦権を獲得したが、試合後、ダダシェフは重度の脳損傷を負い、開頭手術を施されたが試合の4日後に死亡した[1][2]。 2021年5月19日、カリフォルニア州の ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク・テニスコートでIBF世界スーパーライト級8位のベティルジャン・ジュケムバエフとIBF世界スーパーライト級挑戦者決定戦を行い、8回終了時にジュケムバエフが棄権した為TKO勝ちを収めテイラーへの挑戦権を再度獲得した[3]。 2022年1月23日、アトランティックシティのボルガタ・ホテル・カジノ・アンド・スパ内ボルガタ・イベント・センターで以前初黒星を付けられているWBA世界スーパーライト級13位のペトロス・アナンヤンと約2年ぶりに再戦を行い、9回終了時にアナンヤンが棄権した為TKO勝ちを収め初黒星の借りを返した[4]。 2023年2月25日、ミネアポリスのミネアポリス・アーモリーでテイラーが返上したIBF世界スーパーライト級王座決定戦をIBF世界スーパーライト級2位のヘレミアス・ポンセと行い[5]、5回終了時に棄権によるTKO勝ちを収め王座獲得に成功した[6]。 2023年8月15日、IBF本部で行われたIBF世界スーパーライト級王者マティアスとショージャホン・エルガシェフの陣営による入札が行われ、マティアスを擁するTGBプロモーションズが破格の510,000ドルを提示し、エルガシェフを擁するサリタ・プロモーションズの225,000ドルを抑えて落札、報酬はマティアスが70%に当たる357,000ドル、エルガシェフが30%に当たる153,000ドルとなった[7]。 2023年11月25日、ネバダ州ラスベガスのミケロブ・ウルトラ・アリーナにてデビッド・ベナビデス対デメトリアス・アンドラーデの前座のIBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチでIBF世界同級3位のショージャホン・エルガシェフと対戦し、5回終了時に棄権によるTKO勝ちを収め初防衛に成功した[8]。 2024年2月13日、TGBプロモーションズから離脱しエディー・ハーン率いるマッチルーム・スポーツ・USAと契約を結んだ[9][10]。 2024年6月15日、母国プエルトリコ・マナティのコリセオ・フアン・オービン・クルス・アブレウにてIBF世界スーパーライト級5位のリアム・パロと対戦し、12回0-3(112-115×2、111-116)の判定負けを喫し王座から陥落した[11]。 2025年3月1日、地元ファハルドのコリセオ・トーマス・ドネスにてIBF世界スーパーライト級挑戦者決定戦でIBF世界同級4位のガブリエル・バレンズエラと対戦し、8回2分55秒KO勝ちを収め王者のリチャードソン・ヒッチンズへの挑戦権を獲得した[12]。 戦績
獲得タイトル脚注
関連項目外部リンク
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