ソー・ファー、ソー・グッド…ソー・ホワット!
『ソー・ファー、ソー・グッド…ソー・ホワット![2]』(So Far, So Good... So What!)は、メガデスが1988年に発表した3作目のアルバム。 解説クリス・ポーランドとガル・サミュエルソンが解雇された後、メガデスはジェイ・レイノルズとチャック・ビーラーを新メンバーとして迎え入れるが、リーダーのデイヴ・ムステインはレイノルズの演奏に満足できず、まずはムステイン、ビーラー、デイヴィッド・エレフソンの3人でレコーディングが開始された。そして、レコーディング中にジェフ・ヤングが加入する。プロデュースはムステインとポール・レイニの共同で行われたが、ミキシングの段階でムステインはレイニと対立したため、最終的なミキシングはマイケル・ワグナーが担当した[3]。 「セット・ザ・ワールド・アファイア」は、ムステインがメタリカを脱退してから間もない頃に書かれた曲で、当初は「メガデス」という仮タイトルが付いていた[3]。「アナーキー・イン・ザ・U.K.」はセックス・ピストルズのカヴァーで、セックス・ピストルズの元メンバーであるスティーヴ・ジョーンズがゲスト参加した。「イン・マイ・ダーケスト・アワー」は、ムステインの旧友クリフ・バートンの死を悼んで書かれた曲[3]。 本作は本国アメリカのBillboard 200では28位に達し、バンドにとって初の全米トップ40入りを果たした[4]。イギリスでも初のチャート・インを果たして18位に達した。イギリスでは更に、「アナーキー・イン・ザ・U.K.」(全英45位)、「メリー・ジェーン」(同46位)といったヒット・シングルも生まれた[1]。 2004年リマスター盤デイヴ・ムステイン自身のプロデュースによる2004年のリマスター盤は、ポール・レイニによってミキシングされた初期ヴァージョン4曲をボーナス・トラックとして追加収録した内容。オリジナル盤収録の8曲に関しては、ムステインのリミックスにより音質が向上しており、ジェイソン・バーチマイアーはallmusic.comにおいて「メガデスが2004年に発売した再発盤は、オリジナルよりも大幅に改善されているが、特に本作は徹底的な改善がなされている」と評した[5]。 収録曲1.はインストゥルメンタル。
2004年リマスター盤ボーナス・トラック
参加ミュージシャンゲスト・ミュージシャン
脚注
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