ドリームス (フリートウッド・マックの曲)
「ドリームス」 (正しくはドリームズ;Dreams) は、フリートウッド・マックが1977年に発表した楽曲。作詞作曲とリード・ボーカルはスティーヴィー・ニックス。 概要1977年2月4日発売の『噂』に収録された。米国では同年3月24日に、イギリスでは6月17日にシングルカットされた。6月18日付のBillboard Hot 100で1位を獲得した。B面はクリスティン・マクヴィーが書いた「ソングバード」。 フリートウッド・マックのメンバーは『噂』の録音中、感情の大きなゆれを経験していた。ドラマーのミック・フリートウッドは離婚中であった。ベース奏者のジョン・マクヴィーは妻であるキーボード奏者のクリスティン・マクヴィーと別れている最中であった。ギタリストのリンジー・バッキンガムとニックスは8年に及ぶ関係を終わらせていた。この状況は「ドリームス」の制作を触発した。歌詞中において、恋愛が終わったことによる寂しさで狂いかけている男性に女性が警告している。 2023年9月8日、2枚組のライブ・アルバム『噂~ライヴ』が発売。1977年8月29日から31日にかけてロサンゼルスのフォーラムで行われた公演のうち18曲が収録され、「ドリームス」もその中に含まれた[3]。 「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」の2021年版では9位にランクされた[4]。 フリートウッド・マック版チャート上の成績「ドリームス」はアメリカにおいて、1977年6月18日付で1位に輝き、イギリスにおいては24位まで上昇した。 音楽ビデオステージ上での演奏はプロモーションビデオとして利用されている。フリートウッド・マックは1979年までコンセプトを持った音楽ビデオを作ろうとはしなかった。 演奏
カバーザ・コアーズ版
アイルランドのバンド、ザ・コアーズは、フリートウッド・マックの『噂』を再現したトリビュート・アルバム『Legacy: A Tribute To Fleetwood Mac's Rumours』(1998年)に「ドリームス」のカバーを提供した[11]。また、ザ・コアーズ自身のアルバム『トーク・オン・コーナーズ』(1997年)が1998年に再発されると「ドリームス」が追加収録され、同曲の「ティーズ・ラジオ」・バージョンがシングルとして発表された。 ザ・コアーズは、本作で初めて全英シングルチャートでトップ10入りを果たした[6]。 その他
ディープ・ディッシュのカバー(スティーヴィー・ニックスが参加)
脚注
関連項目
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