ノート:エゾモモンガ

「初の公式記録」について

本文中のコメントに書いた通りなのですが、「黒田長礼が1921年(大正10年)に記載したタイリクモモンガの亜種で、初の公式記録は同年のウトナイ湖(現:苫小牧市)におけるもの」という記述について確認したいです。

黒田による原記載論文(Kuroda, 1921)では、折居が1909年に釧路国で採集した個体が挙げられています。これに基づけば、1909年の記録がエゾモモンガとして初のものになるはずです。タイプ標本となっている個体は北海道胆振国苫小牧町植苗(Uyenai, 1920年3月13日)のものとあります。ここにはウトナイ湖という記述はなく、湖で見られるというのはいささか不自然であるものの、折居の居所である植苗はウトナイ湖周辺であり、折居はウトナイ湖で鳥類や哺乳類の調査を行ったことはよく知られています[1]。そのため、1921年のウトナイ湖による記録というのは、この原記載の誤解釈である可能性があります。ただし、記載後に初めて報告された生体の記録である可能性も捨てきれず、これについて検証したいです。

本文中で出典として挙げられている北海道ファンマガジンを参照すると「大正時代1921年に苫小牧市ウトナイ湖で発見されたのが公式記録第1号でした。しかしアイヌの人たちはアツ・カムイと呼んでいて、昔から知られていたことが分かっています。」とあります。この書き方はやはり Kuroda (1921) の誤解釈なのかなという印象を受けました。もう一方の朝日新聞については確認できていないのですが、該当箇所を示してもらってもよいでしょうか。--Kingfiser会話2025年4月26日 (土) 14:24 (UTC)返信

返信 早速の修正と加筆、どうもありがとうございました。北海道ファンマガジンの当該記述がまずかったのかもしれないということですね。経緯についてもよくわかりました。--Kingfiser会話2025年4月26日 (土) 20:06 (UTC)返信
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